3年生活デザイン科「課題研究(食分野)」社会人講師
2021年11月9日 18時22分11月5日(金)生活デザイン科の課題研究(食分野)の時間に、市内の飲食店「扇雀」の中川さんに講師に来ていただき、中華料理の商品開発についてアドバイスをいただきました。地元産のミニトマトを使った小籠包の開発に挑戦している生徒たちは、中川さんのお話を聞いたり、実際に小籠包の包み方を見させていただいたり、大変有意義な時間になりました。来週は中川さんからのアドバイスを生かして再挑戦する予定です。
人間の発達や生活を総合的に捉える能力と、生活するために必要な知識・技術を習得し、 将来、関連の分野で活躍する職業人の育成を目指しています。
1年次で衣食住、保育、福祉、家庭看護・介護に関する基礎を学びます。
2・3年次で「生活科学」「生活福祉」の2つのコースに分かれ、それぞれの学習を深めます。
育てたい生徒像
・人間の発達や生活を総合的にとらえる能力の習得
・生活するために必要な知識・技術の習得
・体験的実習を通したコミュニケーション能力の習得
・高校生としての基本的生活習慣・礼法・マナーの体得
を掲げています。
教科名 | 教 科 内 容 |
発達と保育 | 乳幼児の発達や生活に関する知識と保育の技術を学びます。 |
フードデザイン | 栄養・食品・献立・調理・テーブルマナーなどの知識と技術を学びます。 |
生活と福祉 | 家庭における介護や、地域での福祉のための知識・技術を学びます。 |
ファッション造形基礎 | 基礎縫いからはじまり、被服製作の知識・技術を学びます。 |
課題研究 | 家庭の各分野に関する課題を見つけ、解決を図るために研究していきます。 |
学習項目 | 学 習 内 容 |
被 服 | ハーフパンツ・シャツ・ブラウス・スカートなどの日常着、甚平・浴衣などの和服、ジャケット・ドレスなどの洋服などを製作します。和服は着付け実習もします。 |
調 理 | 夕食などの日常食、誕生日・米寿などのおもてなし料理、おせち・クリスマスケーキなどの行事食、中華料理・フランス料理・イタリア料理などのいろいろな国の食文化などの実習を行います。 |
福 祉 | 車椅子介助・食事介助・ベッドメイキング・清拭などの家庭における基礎的な介護実習や福祉リクレーションなどの実習を行います。 |
保 育 | おもちゃ・絵本・紙芝居・ペープサートなどの製作、読み聞かせなどの実習を行います。 |
■ 被服製作技術検定 1級:(和服) ひとえ長着、(洋服) 総裏付ジャケット | |
2級:(和服) じんべい、(洋服) シャツ・ブラウス | |
3級:ハーフパンツ | |
4級:被服の基礎縫い | |
■ 鳥取県福祉ヘルプメイト | |
■ 食物調理技術検定 | |
■ ビジネス文書実務検定 | |
11月5日(金)生活デザイン科の課題研究(食分野)の時間に、市内の飲食店「扇雀」の中川さんに講師に来ていただき、中華料理の商品開発についてアドバイスをいただきました。地元産のミニトマトを使った小籠包の開発に挑戦している生徒たちは、中川さんのお話を聞いたり、実際に小籠包の包み方を見させていただいたり、大変有意義な時間になりました。来週は中川さんからのアドバイスを生かして再挑戦する予定です。
11月8日(月)5・6限、生活デザイン科2年生 生活福祉コース「生活と福祉」の授業で、4名の手話普及支援員にお越しいただき、手話学習を行いました。
前半は「聞こえない」ってどういうこと?という質問から始まり、どんな困りごとにつながるか、どんなコミュニケーションの手段があるかを具体的に解説していただきました。また、鳥取県が全国で最初に「手話言語条例」を制定(2013年10月8日)したこと、手話を使って学ぶことが禁止された時代があったことなども教えていただきました。
聴覚障がいは「見えない障がい」 朝昼夜のあいさつ表現
後半は3つのグループに分かれて手話を使った自己紹介や日常会話の表現を教わりながら実践にチャレンジしました。
自分の名前、好きな色・動物などの手話 「少々お待ちください」などの会話表現
和気あいあいとした雰囲気であっという間に時間が経過してしまいましたが、今回の学習を日常生活の中でも少しずつ役立てていって欲しいと思います。
1年生の「生活産業基礎」の授業に、YMCA米子医療福祉専門学校 作業療法士科の菊本先生にお越しいただき、「商品開発について~ユニバーサルデザインの視点から~」という内容で講義をしていただきました。
バリアフリーとユニバサールデザインの違いや身の回りにあるユニバーサルデザインの例などを丁寧に教えていただきました。また、授業の後半では、身近なもので作ることができる自助具を教えていただき、実際に作ってみました。
写真などを用いて、丁寧に説明してくださいました
割り箸、洗濯ばさみ、輪ゴムを用いたバネ付き箸の作成
クリップを使ったボタンエイドの作成
作ったボタンエイドで制服のボタンをかけています
講義の中で、「障がいのある方や病気の方など当事者の思いを聞くことは仕事をするうえでとても大切なことだ」と話してくださいました。このことは、学校生活にもつながる言葉ではないかと思いました。また菊本先生は、本校の前身、倉吉産業高校の卒業生でもあります。高校時代の思い出やご自身の進路選択の話などもしていくださり、色々な点で、とても勉強になりました。
1年生は、高校に入って初めての社会人講師の方による授業でしたが、しっかりとメモを取って、授業を聞くことができました。生活デザイン科は、多くの方に社会人講師として来校していただき、講義を行っています。たくさんのことを吸収し成長して欲しいと願っています。
10月26・27日、生活デザイン科3年生活福祉コース「生活と福祉」の授業で、「家庭看護の基本技術」の講習会を行いました。
講師は医療法人十字会訪問看護リハビリステーションのじまから、所長の小村裕美子さんに来ていただきました。
1日目は食事介助と口腔ケアをテーマに講義を受け、実習を行いました。
食事介助では、誤嚥防止のためにお茶にとろみをつけたものを使用し、飲み込みやすい頭の角度、介助者のスプーンの位置やタイミングなど色々と試しながら行っていました。口腔ケアでは歯を磨く際に目からの感染を防ぐため、コロナ禍ではゴーグルを使用するとよいこともお聞きしました。
2日目は応急手当と歩行介助をテーマに、傷や骨折の処置、階段での介助を実習を通して教えていただきました。
使い捨てエプロン・手袋・アイシールドの紹介 とんかつソース状のとろみ
正面より横からの方が食べやすかったようです 保護フィルムは親指で抑えゆっくりはがす
2年次の復習として三角巾もつけました 上がる時は 杖→健側→患側
生徒は食べるタイミングやスプーンの角度がおいしさに影響すること、介助によって歩行の安心感が変わることなど感じ、援助技術を身に付けることの大切さを身をもって学んでいました。
10月25日(月)5・6限に生活デザイン科生活福祉コース2年生「生活と福祉」の授業で、日本赤十字社鳥取県支部の中原指導員にお越しいただき、「高齢者に起こりやすい事故と手当」というテーマでご指導いただきました。
高齢者に起こりやすい家庭内での不慮の事故の種類を確認した後、「骨折」の手当として新聞紙を副子として三角巾で固定する手当やストッキングやハンカチを使って保護ガーゼ等を固定する止血法を教えていただきました。
日常生活の中でも覚えておきたい知識や技術が満載で、生徒も一生懸命に取り組んでいました。次回は、赤十字講習会②として「救急法」に取り組む予定です。
日本赤十字の活動紹介 新聞紙を副子とした骨折手当
ストッキングとハンカチを使った止血 生徒代表謝辞
10月13日(水)の食文化で調理実習を行い、古代ギリシャが発祥とされるチーズケーキに挑戦しました。チーズケーキにも「レア」や「スフレ」などありますが、今回はベイクドチーズケーキを作りました。卵やレモン汁の調理特性なども学びながら上手に作ることができました。
課題研究(保育)グループがこども園実習を行いました。今年度、2回目の実習となりました。前回は6月に実施しましたので久しぶりの訪問となりました。しかし、覚えてくれていた園児が多く、生徒たちが教室に入ると、「また来た~」、「久しぶりだね」など声をかけてくれて、生徒たちの緊張も解け、嬉しい気持ちで実習をスタートすることができました。
お仕事の時間。園児たちの様子を見守っています。
何が付いてるの? 何をして遊ぼうかな~?
いす取りゲーム。お姉さん先生も負けないぞ!!
逃げろ~!!待って~♪ 砂遊び
何がいるのかな?
日曜日に行われる、運動会の練習にも参加させていただきました。
天気にも恵まれ、楽しい実習となりました。帰る時には、姿が見えなくなるまで、「また来てね~」と大きな声で見送ってもらい、生徒たちは、とても喜んでいました。コロナ禍のなか、実習を受け入れてくださり、感謝しています。次回の予定は、10月29日です。感染症対策を万全にし、次回の実習に臨みたいと思います。
10月8日(金)午後の課題研究の時間に、これまで研究を続けてきた開発商品の試作品の発表会を行いました。らっきょう研究班はらっきょうを使った「おかず味噌」を、梨研究班は二十世紀梨と甘太の2品種の梨を使った「スイーツ」を発表しました。講師として地元食品加工会社の宝福一さんから2名、菓子工房シェル・ブールさんから1名をお招きし、スライドを使ったプレゼンテーション、試食会を開きました。たくさんのアドバイスや励ましの言葉もいただき、さらに開発の意欲がわきました。なんとか開発商品の完成まで頑張りたいと思います。
9月29日、生活福祉コースの3年生が、生活デザイン科1年生と交流活動を行いました。
密を避けるため会場を3つに分けて実施し、生活福祉コースの授業内容を体験を通して紹介し、レクリエーションをして楽しいひとときを過ごしました。
また、1年生はこの時期2年次のコース選択をします。
なぜこのコースを選んだのか、進路はどのように考えたのか3年生の先輩が体験談を話しました。
質問コーナーで、3年生は1年生に将来の夢を聞かれ、少し照れながらも1年生のためにしっかりと答えていました。
7月14日、生活デザイン科3年生活福祉コースの生徒が、向山保育園の年中児クラスと交流を行いました。
〈 歌・ダンス 〉 〈 ペープサート 〉
〈 工作 〉 〈 ゲーム 〉
工作では発想の豊かさに驚き、ゲームでは「もう一回!」「次は勝つぞ」と盛り上がりながらも、お互いを応援する園児たちの心優しさにも触れることができました。