1月19日に、生活デザイン科課題研究発表会を行いました。
3年生が各自、興味・関心・進路に応じて研究グループを一つ選び、1年間かけて調査・研究をしてきました。
グループとテーマは以下の通りです。
①保育分野「幼児の成長や発達について学んできたことを生かして、こども園実習をとおして保育に関する知識・技術を深める。
➁資格取得「被服製作和服・洋服1級の資格取得を目指す。」
➂食分野「地域の食材を使い、その食材の良さをPRできるよう、高校生のアイデアで工夫を重ねながら商品や料理を開発することで、地域の活性化を目指す。」
④被服分野「被服製作で身に付けた技術をもとに、ビジネス科が実施する「くらそうや」に出品する商品の企画・製作を行う。






講評者として、鳥取県教育委員会高等学校課 指導主事 米山純子先生に来ていただきました。
米山先生からは「本当に3年間の集大成だと思える発表だった」「研究を通して身に付けた“段取り力”を、これからの生活に活かしてほしい」「“食育かるた”はフードデザインの学習が活かされている」など、生徒の学習の成果を評価していただきました。

この会には2年生が参加し、来年度のグループに入りたいかを考えながら、しっかりと発表を聞いていました。
10月31日、11月14日と2日間にわたり、3年生活福祉コースの生徒が介護講習会を行いました。講師は、社会福祉法人 中部福祉会 あずま園から4名の方に来ていただきました。
1日目は「食事介助と口腔ケア」をテーマに、食事の意義や噛むことの大切さなどをお話ししていただき、嚥下しやすくするためのとろみをつけたお茶の試飲も行いました。
食事介助の実習では、スプーンを口に運ぶ角度やペースを考えながら生徒同士でゼリーを食べました。
2日目は「移乗介助」や「手浴」「笑いヨガ」など多様なテーマで実施していただきました。
手浴ではアロマオイルを使用し、温かさだけでなく香りによるリラックス効果も実感しました。

家庭で取り入れられる介護の知識・技術を学び、介護の現場のお話も聞くことができ、有意義な学習となりました。
12月8日(金)の放課後に、今年度の家庭クラブ講習会を開催しました。近年は、コロナウイルス感染症の影響で料理講習会が開けませんでしたが、久しぶりに開催できました。1年生から3年生まで計21名が参加しました。開会では、家庭クラブ生徒会長の清水さんから「学年間の交流も深めながら、楽しんで作りましょう。」と挨拶し、閉会では3年生の竹内さんが「楽しく、美味しくできてよかったです。」と話してくれました。



10月31日、生活デザイン科1年の生徒が「生活産業基礎」の授業の一環として「株式会社 トンボ倉吉工房」に見学に行きました。
本科の卒業生が就職しており、生徒が着ている体操服もこちらで製造されています。
企業の説明を受けた後、制服とスポーツウェア、それぞれの製造現場を見学させていただきました。
生徒は、授業で行っている被服製作の方法とは違うところや、工業用ミシンなどの機器を、興味深く見ていました。
現場を見ることで、来月学習する「衣生活関連分野の産業と職業」の単元の理解が深まることも期待しています。

11月1日、倉吉市長寿社会課・うつぶき地域包括支援センターから計6人の講師を招いて、認知症サポーター養成講座を行いました。
初めに、認知症の症状やコミュニケーション方法のポイントについて講義を受けました。
その後グループに分かれ、事例をもとにロールプレイで言葉かけや接し方を実際に行いました。
生徒は講師の方々の迫真の演技に戸惑いつつも、一生懸命に仲間と相談しながら対応していました。
過去には、この講習会後に、路上にいた高齢者の様子がおかしいと気づいた生徒が警察に連絡し、保護に至ったこともあります。今回学んだことを、今後の生活に役立ててほしいと思います。

10月3日・24日、ル・サンテリオン北条(北栄町)のデイサービスにおいて、レクリエーション交流を行いました。
とても広い部屋に約40人の利用者がおられ、初めての大人数に生徒はとても緊張していました。
その広さに合わせて大きな声・はっきりゆっくり話すことを心掛けて、歌や体操、ゲームやクイズを行いました。
途中からは緊張もほぐれ、笑顔で会話する様子が見られました。
生活福祉コース3年生の交流活動はこれで最後です。
コロナ禍で2年間は交流活動ができませんでしたが、最後の1年間でたくさんの人と出会え、直接言葉を交わすことの大切さを生徒は実感したようでした。

家庭科技術検定、前期試験が終わりました。
生活デザイン科3年、課題研究(資格取得)の生徒は和服1級実技試験に挑戦し、見事全員が合格しました。
和服1級は浴衣の半身を4時間で仕上げます。
作業工程を覚える苦労もありますが、長時間集中して作業を行うことが何よりも大変です。
乗り越えて身に付けた力をもとに、現在は後期試験「洋服1級(ジャケット)」に向けて頑張っています。



9月26日「生活産業基礎~ヒューマンサービス関連分野~」の授業の一環として、福祉レクリエーションの基礎について講習会を行いました。
講師は、福祉レク・ネットワーク鳥取、代表の玉木純一先生です。
人と人とのかかわりの中で提供されるサービスに欠かせないコミュニケーションについて、レクリエーションを通して学びました。
漢字を用いたクイズでは、「やった、当たった!」「わかったの?すごい!」など、たくさんの声が聞こえました。また、パズルゲームでは相談したり、みんなで完成を喜ぶ声も上がりました。
自然に声掛けが生まれるレクリエーションの効果を、生徒も体験することができました。


7月18日、生活デザイン科3年生活福祉コースの生徒が「高齢者の福祉レクリエーション講習会 ~レク交流の心得と運営~」を行いました。
講師は、福祉レク・ネットワーク鳥取 代表・玉木純一さんです。
講義では、高齢期の心身の状態や、レクリエーションの効果、企画・運営のポイントを学びました。
実習では、会話をしながら楽しくできるゲームや体操、脳トレにもなるクイズなどを行いました。
今回学んだことを、9・10月に計画している高齢者との交流会に生かしていきたいです。
《生徒感想》
・一番大切なのは「一緒に楽しむこと」。相手を気遣いながら、自分も楽しみたいです。
・高齢期は手足の体操だけでなく、口や目、頭の体操も必要だと知りました。

