この大会は，短歌の新たな才能や優れた読み手を発掘する目的で開催。「学生短歌賞」は，小学生～専門学校生・大学生が詠んだ中で最も優れた作品に贈られるものです。

　第52回大会における「学生短歌賞」の受賞者ならびに受賞作品は次のとおりです。

　　▶受賞者　　　鳥取東高校１年生　荻原　咲さん

　　▶受賞作品　　「日が暮れてネットをおろす　さっきまで先輩がいた第４コート」

　荻原さんは硬式テニス部に所属。今年５月の３年生引退試合の後，テニスコートで片づけをしていた時に感じた思いを詠んだ作品だそうです。

　11月９日（木），校長先生から表彰状と副賞が荻原さんに授与されました。はにかみながらも喜び満面の荻原さんの笑顔が印象的でした。

　鳥取県からの「学生短歌賞」の受賞は荻原さんが初めてとのことだそうです。おめでとう，荻原さん！　

　新型コロナウイルス感染症の第５類移行を受けた学校教育活動の様子や成果並びに課題等について原田校長から委員の皆様に紹介があった後，主に次の３点について検討し，活発な意見交換を行いました。

　▶令和５年度学校評価（中間評価）について

　▶令和６年度学校独自業について

　▶令和６年度公表予定の「スクール・ポリシー」（案）について

委員の皆様から寄せられたご意見やご指摘の主旨を抜粋にて紹介します。

　▶今，日本型の探究学習活動に世界から熱い視線が注がれている。課題研究や探究学習活動に東高は

　　早くから取り組んできた。さらなる充実を期待したい！

　▶東高生と協同して取り組む地域活動を地域住民は本当に楽しみにしている。

　　東高生徒がどんどん地域と連携することで，地域住民に元気と活力がわいてきている。

　▶東高建学の精神を今に引き継ぐとともに，その意味や意義を生徒と先生が一緒に考え，そして実践する

　　東高らしい教育の継続を。

　この他，昨今の大学進学に係る全国状況等を踏まえた本校の進路指導のあり方や「スクール・ポリシー」に込めるべき本校としての思い，教職員のワークライフバランスの向上等，すべての検討事項について極めて有意なご意見をちょうだいすることができました。あっという間の２時間でした。

　思わず心が熱くなるようなエール。面と向かってはなかなか言いにくいことを言葉を選んでお伝えくださるお心遣いとご指導。皆様のこうしたご厚意に触れ，本校の果たすべき使命について思いを新たにした１日でもありました。

　鳥取東高をこうして応援してくださっていることに心からの感謝を申し上げます。本日ちょうだいした貴重なご意見を体系的に整理し，本校教職員と共有した上で，今後の学校運営に創造的に取り組んでまいります。

　委員の皆様，本当にありがとうございました。

　藤縄さんは，本校での部活動に加え，自主的な課外運動活動として空手道に取り組んでいます。

　藤縄さんが取り組んでいるのは「形」。仮設された外敵から自分を守るために想定された攻防を，一定の演武線上で行う自己防衛の姿が「形」とされ，競技ではその適切な解釈とそれに見合う体系的な演武の質の高さを競います。

　本大会はなんと，藤縄さんが出場した「女子形」で開幕。秋の朝独特の凛とした空気の漂う競技会場の雰囲気の中，高校初となる大会に藤縄さんは挑みました。

　結果は次のとおりです。

　　▶女子形　藤縄さん　　第２位　　

　この結果，来年１月19日（金）から山口県岩国市で開催される中国選抜大会に出場することが決まりました。藤縄さん，おめでとう！

　「学習」「部活動」「学校行事」の「三兎」を追う鳥取東高。規律ある自由を重んじる校風であるとはいえ，忙しい日々における効率的な時間の使い方をはじめ，１年生にとっての東高生活は適応しなければいけないことがたくさんあるはずです。そんな中，藤縄さんは果敢に挑戦することを選びました。そして，より高次の大会に挑戦する権利を得ました。素晴らしいことだと思います。

　「なりたい自分」を創ろうと克己錬磨し続ける藤縄さんを，鳥取東高は応援し続けます！