12月13日(火)3年生福祉類型の生徒12名が岩美西小学校を訪問し、1年生の児童22名と手話交流学習を実施しました。
はじめに本校生徒が見本を示しながら「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」の手話のあいさつの練習をしました。

次に手話のクイズをしました。『さんぽ』の歌詞に登場する動物「きつね」「バッタ」「ヘビ」などを本校生徒が手話で表現し、児童のみなさんは元気に手を挙げて答えていました。

それからグループにわかれて自分の名前を指文字で表現して自己紹介をし合った後、『さんぽ』を「手話歌」で表現し、教え合いました。短い時間で1番から3番までの歌詞を覚えるという盛りだくさんの内容でしたが、覚えた成果を発表しあいました。

最後に児童のみなさんの『ツバメ』の曲に合わせたダンスの披露があり、途中には手話での表現も取り入れられていました。

生徒たちはかわいらしい児童のみなさんの姿に終始目を細めながら、いきいきと手話を教えていました。

終わりに本校生徒を代表して岩美西小の卒業生の川口さんが挨拶をしました。

解散した後も児童のみなさんは廊下でも、そしてテラスでも本校生徒を乗せたバスが見えなくなるまで見送ってくれました。

「また来てよ」「もう卒業するよ」とちょっと現実的なやりとりも見られました。3年生の生徒たちにとってはこれまでの手話の学習の集大成となる時間でした。
岩美西小学校の児童のみなさんありがとうございました。みなさんの一生懸命な姿に応えようと本校生徒が夢中で手話を教える姿が印象的でした。今後の手話のさらなる上達を期待しています。
3年生選択科目「発展日本史B」では,思考の整理やテーマに関する意見の記述と共有,そして意見発表のツールとして,ICTを積極的に活用しています。
今回紹介するのは12月上旬の授業の1コマ。太平洋戦争下での国民生活をテーマに,太平洋戦争下での暮らしを理解した上で,「民衆はなぜ戦争を止めることができなかったのか」について考察し,自分なりの考えを深める学習に生徒は取り組んでいます。

(自分の考えをPPTにまとめる生徒)(作成したPPTを共有しながら意見交換)
この授業で特筆すべきは,ジグソー法を効果的にICT活用に落とし込んで生徒の主体的な学びを促進していることと鳥取県が編纂した資料を教材として活用していることです。
この日の授業では,戦禍の鳥取に生きた人々のリアルが生々しく綴られた資料をもとに,意見発表とディスカッションをとおしてテーマに関する考察を深めました。
軍需拡大に端を発する経済統制やメディア統制に翻弄された当時の民衆に自分を投影させ,二度と戦争を起こさないために自分に何ができるのかについて真剣に考える生徒の姿が印象的でした。
11月24日(木)先日開催された春高バレー県予選で優勝した女子バレーボール部の3年生部員5名と、久しぶりに県高校駅伝と中国高校駅伝に出場した駅伝チーム代表1名、先月の中国大会に出場した陸上部員2名が、日頃から熱く応援してくださっている岩美町 長戸町長を表敬訪問し、大会結果について報告しました。

この報告を受け、岩美町 長戸町長様、岩美町議会 足立議長様から激励のお言葉やお祝いをいただきました。

その後、「岩美町チャンネル」のカメラに向かってバレー部主将が力強く全国大会への意気込みを述べました。

今回は3年間お世話になった岩美町のみなさんへの感謝を込めて女子バレー部の3年生が5名訪問させていただきました。主将の言葉からも全国大会の結果でこれまでのご支援への恩返しがしたいという気持ちが伝わってきました。

お忙しい中お時間を取っていただき温かい激励のことばをくださった長戸町長様、澤副議長様、大西教育長様、生徒そして引率者を温かい拍手で迎えてくださった岩美町役場のみなさま、ありがとうございました。生徒たちは岩美町のみなさまからの応援を実感し、全国大会や来シーズンに向けて決意を新たにしていました。
11月22日(火)鳥取大学教員養成センターの石本雄真先生をお招きして自己理解・他者理解のための講演会を実施しました。

石本先生には「ストレスと上手に付き合おう」というテーマで、まずストレスは人にとって「避けて通れないもの」であり、悪いことばかりではなく「人を成長させる」面もあること、それでも続くとつらいものであると話されました。
その後、先生が準備されたチェックシートで生徒達は各自の「ストレス反応」や「ストレス対処(コーピング)」のタイプについてチェックして、気づきを友人と共有しました。

最後に、ストレスで心や体に変化が起こることは自然なことで、たくさん「技」があるほうがストレス対処は上手にできる、「技」を増やしていくことが人としての成長にもつながると語られお話を締めくくられました。
最後に生徒代表が「ストレスはよくないものだと思っていたけど、成長のために必要だとわかりました」とお礼の言葉を述べ講演会を閉じました。

放課後には、教職員対象の研修会を開催し「青年期の特徴と環境の影響」というテーマでお話をうかがいました。「令和の日本型学校教育」で求められる「個別最適な学び」について理解を深める時間となりました。
石本先生、お忙しい中ご講演いただきありがとうございました。
11月17日(木)ジオパーク学習の一環として但馬地域のジオパークスポットに親しむことを目的に、JR利用促進を兼ねて秋の全校遠足に出かけました。
行きは1.2年生が貸し切りバス、3年生がJR、帰りは1.2年生がJR、3年生が貸し切りバスを利用しました。
天候にも恵まれ、魚の餌やり、アジ釣りを体験したり、海の眺めを楽しんだりしながら友人と親交を深めました。

鳥取県内に在住されてらっしゃる外国人のうち,どの国ご出身の方が最多か,皆さんはご存じでしょうか?最新のデータによると,ベトナム出身の方だそうです。
本校3年生選択科目「発展地理B」では,地理や地誌だけでなく現代社会の諸課題について地理的な観点から考察するという授業にも取り組んでいます。共生社会を創る主体としてどうあるべきか,もそのひとつ。そこでこのたび,外部から専門家を講師としてお招きし,鳥取県の状況を踏まえた多文化共生学習に取り組みました。
講師は,鳥取県国際交流財団多文化共生コーディネーターのグエンさん。
授業でグエンさんが指摘された「3つの壁」は次のとおり。
1 ことばの壁
2 日本語や日本の制度がわからないために誤解が生じる制度の壁
3 文化や習慣の違いが発端となり日本人とうまくコミュニケーションが取れない心の壁
その上で,国籍にとらわれず,外国から転入したばかりの人であっても地域の一員として受け入れ,優しく日本語で話しかけること,そして家族から離れ,新しい土地で暮らしている外国人を思いやって接することの大切さについて説かれました。
生徒からは次のようなレポートが提出されています。
「(前略)外国の方が住みやすい,生きやすい環境を整えていかなければいけないと思いま
した。日本に来られる外国の方に,日本のことがもっと伝えられることをしていきたいと思
います。(後略)」
多くの生徒から「では,自分(達)は何をすべきか」に係るレポートが提出されました。グエンさんの「生のことば」の説得力と教育力を痛感しています。
グエンさん,本当にありがとうございました。

11月2日(水)1年生の芸術(美術)で県立博物館の学芸員の方をお招きして県立博物館との連携による授業を実施しました。
内容はデジタル鑑賞コンテンツ「Walk View」を活用して、絵の中に入り込んだような感覚を疑似体験しながら鑑賞するもので、沖探容の『四季富士図』を鑑賞しました。

生徒からは「同じ絵を50分も眺められることに驚いた」「一枚の絵に春夏秋冬が描かれていることに気づいてびっくりした」「作品との一体感を感じるスクリーンで、自分で作品のコマを移動させたり、拡大、縮小ができたりすることがとても楽しかった」などの感想が寄せられました。
11月1日(火)ウィメンズセンター大阪代表の原田薫先生をお招きして「よりよい関係づくりのために」というテーマで「生命(いのち)の安全教育講演会」を実施しました。
本校は今年度「生命(いのち)の安全教育」の国費事業を実施しています。今回の講演会はその一環として開催されました。

原田先生ははじめに「DV」と「デートDV」について説明され、性暴力をめぐって法律が改正されてきたことに触れて、法律によってすべての性暴力の被害者が守られるわけではないと話されました。さらに日本の高校生の「5人に1人」がなんらかの性暴力の被害に遭っているという衝撃的な事実をクイズを交えて語られました。

また、デートDVには恐怖と安堵が交互にくる「ラブラブ期→イライラ期→バクハツ期」のサイクルがあり、これがマインドコントロールのがあること、また相談された側の対応が適切でない場合益々相談しにくくなって当事者が我慢してしまう「二次被害」につながりかねないことなどを話されました。

そして、「性」の字は「心」と「生」からできており、「心を持って生きること」「人間らしく生きること」であり、「性的な同意」とは、お互いの間に「力の差」がないこと、常識の中で良いか悪いかをお互いが知っていること、起こりうる悪い結果も、お互いが知っていること、「やらない」という選択もあることを最初からお互いが知っていること、お互いに相手を大切に思う気持ちがあること、お互いの意思決定が自発的になされていること、つまりall rightsな状態であると語られました。
終わりに生徒代表が謝辞を述べ、講演会を閉じました。
放課後には教職員研修会を開催し、「子どもの性暴力被害の早期発見と対応」というテーマでお話しいただきました。大人の責任を痛感する時間となりました。
今回の学びを生かして今後の「生命(いのち)の安全教育」を進めていきます。
原田先生、そして講演会開催に当たりご尽力いただいた県教育委員会人権教育課のみなさま、ありがとうございました。
10月31日(月)令和4年度後期生徒会長立候補者の立会演説会を実施しました。

今回は2名の立候補者があり、それぞれの応援演説と候補者がありました。中には一人の候補者に二人が応援演説に登場し、寸劇を交えながら紹介する場面もありましたが、それぞれ候補者のいいところの伝わる演説でした。

候補者自身もそれぞれの決意の伝わる力強い演説をしました。

結果は稀に見る僅差で伊澤希実さんが選出されました。
これからは、後期生徒会執行部が編成されます。早速続々と参加を表明する生徒が出てきています。
後期生徒会執行部に期待しましょう。