校歌・応援歌

 

米子東高等学校校歌

作詞 針本 武義  作曲 藤本 秀夫・渡部 恵一郎

錦の海の ひんがしに
松翠なる わが校舎
世の灯の 使命享け
群咲き匂ふ この団欒
自由をかざす 若人の
清らの生命 讃ふなり
ああ 青史に映ゆる
わが母校

狭霧にけむる 山濤を
率ゐて崇く 大山の
精気はみてり われら友
天と人とを なつかしみ
真理もとめて ひとすぢに
未来を創る 勝田丘
ああ 理想に輝く
わが母校

人去り春秋は うつらふも
ロゴス・パトスの 柏
生ひて茂りて 幾千人
故きを温ね 新しく
文化を築く わが友よ
世紀の偉業 いざ樹てん
ああ 久遠の光 
わが母校

米子中学校校歌  

                  作詞 土井 晩翆
                  作曲 東京音楽学校

五千幾尺 大山高く
弓濱半島 白波叫ぶ
日野川流れて 日夜にやまず
錦海あしたに 夕にいみじ
善いかなわが校 勝地は囲む

南朝むかしは 名和氏の忠義
かしこし玉葉 金枝の鑑
今はた昭代 光の御世に
希望に豊けく 理想を追ひて
向上無窮の 道追ひ行かむ

親愛協同 教の庭に
健兒は一千 師の命守る
明治の大帝 賜へる勅語
心に銘じて 正しく清く
日に日に進みて 怠るなけむ

鳥取懸立 中學「米子」
勝田が丘のへ 高らにたちて
亭々繁れる 翠はよもに
誠実勤勉 われらの標語
業卒へ母校の 誉を揚げむ

凱歌「松の緑」

           作詞 毎高 勇
           作曲 秋山 升

松の緑に 風かをる
勝田ヶ丘の 夏深み
紫雲たなびく 大空に
響く勝利の 鬨の聲

げに爛漫の 春の花
秋錦繍の もみぢ葉や
歓楽の夢 よそにして
鍛へに鍛へし 鐵石の

腕の力 今日ぞ今日
寄手の敵を 退けて
戦勝ちぬ いざや友
歌へ勝歌 聲高く

見よ丘の上に ひるがへる
旗の色さへ 麗しく
正義の光 照り添へて
今日の誉を 祝ふらむ

応援歌「黒鉄の力」

               作者 不 詳

黒鉄の をのこの腕
振ふべき 時は来たりぬ
虹に似る 吾らの意気を
示すべき 時は来たりぬ

いざ来れ 長き歴史に
光りある 吾等が砦
あにやすく 彼等が足に
汚すまじ 汚さしめんや

いでやいで 打ちてつくして
戴かん 勝利の冠
いでやいで 追ひ退けて
握らんか 覇権の剣

応援歌「北風荒き」

              作 者  不 詳

北風荒き 五里ヶ浜
怒濤の音も ものとせず
勝田ヶ丘に鍛へたる
清き心の 若人が
誓ひかためし 熱血の
誓ひかためし 熱血の
霊腕振ふ 時は来ぬ

錦ヶ浦に 燦然と
ひとたび高く かざしたる
我が山陰の 覇者なるぞ
敵に孫呉の 計あるも
敵に魔力の あらばとて
敵に魔力の あらばとて
いかで渡さん 渡されん