今日の出来事
令和7年8月5日(火)、8名の生徒がアメリカ・サンディエゴ研修を終え、出雲空港に帰着しました。

この研修は7月25日(金)~8月5日(火)の日程で、小川・早原奨学基金による勝田ヶ丘同窓会海外留学支援事業とSSHの海外研修を合同で実施したものです。
生徒たちはカリフォルニア大学サンディエゴ校の大学寮に滞在し、大学の語学プログラムに参加したほか、大学教授による講義を受けたり、メキシコからの短期留学生と交流したりと、さまざまな活動を行いました。

〈SD Natural History Museumにて〉

〈Design & Innovation Building で研修〉

〈林先生の研究室訪問・Labo見学〉

〈メキシコの高校生との交流〉
今回の研修に際して、UCサンディエゴ校のスタッフの皆さまをはじめ、本校卒業生でUCサンディエゴ校で勤務されている 和賀 三和子氏に、計画段階よりさまざまな面でご助力いただきました。ありがとうございました。
生徒たちからは「初めは簡単な英語でもなかなか答えることができなかったけれど、少しずつ聞き取れるようになり、話すことができるようになった」「既習の英文法について、今までとは異なった視点で説明を受けたことで体系的に整理された」「脳についての研究のお話を聞くことができ、自分の将来の目標にも関係するためとても興味深かった」「博物館や海岸などを訪れて、アメリカの歴史や文化、自然を感じることができた」などの感想があり、今回の研修を通してそれぞれ成長することができたようです。

〈LA Jolla Gliderport にて〉
この研修の成果は、10月にTicket to The World Library で発表する予定です。
今日の出来事
令和7年7月25日(金)、8名の生徒が出雲空港よりアメリカ・サンディエゴに向けて旅立ちました。

この研修は、7月25日(金)~8月5日(火)の日程で行い、今年度は、小川・早原奨学基金による勝田ヶ丘同窓会海外留学支援事業とSSHの海外研修を合同で開催しています。
現地では、カリフォルニア大学サンディエゴ校の大学寮に滞在し、大学の語学プログラムに参加するほか、大学教授による研究についての講義、メキシコからの短期留学生との交流などを予定しています。
さまざまな体験を通して知見を広め、充実した研修になることを期待しています。
令和7年7月22日(火)、3年次生が課題探究活動の集大成を発表する「イノベーション成果発表会」を開催しました。これは、2年次からさらに深めた研究内容を披露する場として、計103件のポスター発表・英語発表が行われました。

1・2年次生は発表を聞くだけでなく、積極的に質疑応答に参加し、発表者との間で活発な意見交換を行いました。この交流は、1・2年次生にとっても大きな学びの機会となりました。
発表を終えた生徒たちからは、多くの学びや感想が寄せられました。 3年次生からは、「様々な視点から問題を見つめ、考察していく過程の面白さと大変さを実感できた」「発表中にミスはあったものの、研究内容がしっかり伝わったことが嬉しかった」といった声が聞かれました。 また、1・2年次生からは、「声を大きくする、ポスターの文字を小さくしすぎないなど、発表のコツを具体的に学べた」「日常生活の中でも課題を見つける力を高めていきたい」といった前向きな学びが共有されました。
また、今年度は新たな取り組みとして、1・2年次生が課題探究活動の一環として「はりがねコマチャレンジ」に挑戦しました。これは、限られた材料と時間の中で手回しコマを制作し、その回転時間を競うユニークな活動です。

想像力と創造力、協同する力が求められるこのチャレンジを通して、生徒たちは「どうすれば長く回るか」を考え、班で意見を出し合いながら、形状や重心、バランスなどに工夫を凝らしました。最長記録を出した班からは、「持ち手を長くしたことが安定につながった」「できるだけ大きく、重心を低く設計した」など、目的に向かって試行錯誤した具体的な工夫が語られました。
生徒たちは、自分たちのアイデアが結果に結びつく達成感を味わい、創造的に課題に向き合う姿勢や、仲間と協力して取り組む力を高めることができました。活動後には「もっとこうすればよかった」といった振り返りの声も多く聞かれ、探究のプロセスそのものを楽しむ生徒たちの姿が印象的でした。
このイノベーション成果発表会は、3年次生の皆さんの課題探究活動における大きな節目です。ここで得た知識や、自ら課題を見つけ、深く考え、表現する力は、これからの人生において、新たな学びへと繋がる大切な礎となるでしょう。この経験が未来を拓く大きな糧となり、生涯にわたる探究心の原動力となることを心から期待しています。

1 目的
小中学生を対象に、テーマの考え方等、科学に関する研究の進め方について、本校自然科学部員が指導することで、探究に対する楽しさ・面白さを体感するとともに、興味・関心を高め、学習への意欲を喚起する。
2 日時 令和7年8月16日(土) 8:40~15:10
3 会場 鳥取県立米子東高等学校
4 募集対象 米子市・日吉津村の小学校5・6年生、中学校1・2年生のうち希望する児童・生徒(小学生は、保護者同伴)
5 募集方法
・ポスター、チラシにあるQRコードまたは下記リンクより応募。
・募集期間 令和7年7月11日(金)~7月31日(木)
・募集人数 各分野5名程度〔小・中学生合計20人程度(申し込み多数の場合は抽選)
・参加可否及び連絡事項など案内通知は本校から保護者へメールにて行う。
参加申込フォーム:https://forms.gle/oTXrTe3GbemuXVET8
R7【要項】(楽しく学ぶ科学教室).pdf
楽しく学ぶ科学教室ポスター.pdf
*ポスター・チラシは米子東高校SSH委員作成
標記の発表会を次のとおり開催します。
1 目的
3年間の探究活動の集大成として行う発表を介して、質疑応答する力を養うとともに、地域や社会へ向けた社会貢献力の育成を図る。
2 内容
(1)課題探究発展ポスター発表
(2)英語による口頭発表
(3)課題探究に関する情報交換会(SSH運営指導委員及び外部参加者)
3 日程
令和7年7月22日(火)
9:15~9:45 受付
9:50~10:50 ポスター発表及び英語発表参観
10:50~11:00 移動・休憩
11:00~12:00 ポスター発表及び英語発表参観
12:10~13:10 情報交換会


6月14日(土)に本校多目的ホールで、土曜活用事業として米東版MOGI模擬国連を実施しました。企画・運営を行った言語技術研究部の部員を含め、計25名の生徒が参加しました。前日に説明会が開催され、生徒は模擬国連の流れと担当する国の情報を把握した上で翌日の本番に向かいました。参加生徒は事前に自分の担当国について調べ、スピーチの内容を考えるなど、しっかりと準備を行ったので、本番はスムーズに進めることができました。参加者がそれぞれ各国の担当になることで、他国を知り、知識を得るだけでなく、他者の立場に立って考える、という経験は模擬国連初体験の参加生徒にとって新鮮で有意義だったと感想からも感じられました。以下は参加生徒の感想です。

「全員が納得できる答えを考えるのが難しかったけど、話し合い、みんなで良い答えを出そうとするのが楽しかった」「ジェンダー平等についていろんな視点で考えることができた。個人や国にはそれぞれの立場があり、一つの案をまとめることの大変さがわかった」「実際の国連がどんなものか興味を持った。こういう話し合う活動をこれからもしたいと思った」「今回の活動で社会問題に対する興味がわいたので今後も学んでいきたい」
今後も模擬国連を通して、国際問題について多角的視野を持ち、論理的思考力や問題分析力、合意形成力等が高まっていくことを期待します。


「ダヴィンチ橋作成中」
令和7年6月12日(木)、課題探究応用の授業風景です。このグループは、ダヴィンチ橋の構造的課題とその克服について追究していました。このグループは、「将来、ダヴィンチ橋の強度を高めて、災害発生時の避難や支援に役立てたい。」と探究の意気込みを語ってくれました。社会貢献力を備えたチャレンジャーが育ってきた様子をうかがえて、担当者として嬉しいコメントです。
また、この日は、「SSH課題探究ノート」を上手に活用して研究ノートを作成している生徒の様子もみかけました。参考にして欲しいので、紹介します。
「SSH課題探究ノート」研究ノート活用例.pdf
万能の天才と呼ばれたレオナルド・ダ・ヴィンチも芸術家でありながら科学にも精通していましたし、「富嶽三十六景」で有名な葛飾北斎も『北斎漫画』で多くのスケッチを残しています。未来のダヴィンチや北斎が育ってくれることを願っています。
【参考】すみだ北斎博物館(https://hokusai-museum.jp/modules/Collection/collections/category/4)
今日の出来事
1年次生では課題探究基礎の授業が始まりました。初回の授業では、国旗の形を言葉だけで正確に伝える伝言ゲームをペアで行いました。一人が言葉で説明し、もう一人がその説明をもとに国旗を描くという活動です。生徒は、聞き手の立場に立ち、視覚情報を的確に言葉で表現することの難しさを実感しました。うまく伝えられないもどかしさや、思わぬ伝わり方に驚く場面もあり、言語によるコミュニケーションの奥深さを学ぶことができました。こうした経験から、探究活動を進める上で、相手に正確に意図を伝える言語技術の重要性を改めて感じるとともに、今後の探究活動への意欲も高めることができました。
2年次生では課題探究応用の授業が始まりました。初回の授業では、自分の関心や興味に基づいて研究テーマを決定し、その後、図書資料や論文を用いて先行研究の調査を行い、今後の探究活動の土台を築きました。

3年次生では課題探究発展の授業が始まりました。2年次に行った中間発表を通じて明らかになった課題をもとに、研究内容をさらに発展させていくことが求められます。初回の授業では、課題解決に向けた具体的な方法についてグループで話し合い、今後の方向性を確認しました。7月末に開催されるイノベーション成果発表会に向けてこれから本格的に取り組んでいきます。
