5月の最終週に行われた、鳥取県高校総体で見事な結果を収めた部活動の報告と、岩美高生がデザインした岩美町の観光ポスターのお披露目に、岩美町 長戸町長を表敬訪問しました。

部活動では、3年連続4度目の優勝を果たした、女子バレー部を代表して、永田さんが挨拶。
陸上競技部の男子円盤投げで優勝した徳本君が、決勝戦第5位の男子4×400mリレーを代表して片山くんが挨拶。
ウエイトリフティング部では、男子81キロ級2位入賞の山本君。
数々の強豪を下して、ベスト4入りした男子バレー部の梁﨑君が代表して挨拶をしました。


生徒たちの挨拶をうけて、長戸町長から、「みなさんの活躍が、今後岩美高を目指す生徒の道しるべとなることでしょう。みなさんが中国大会などの大会に進むことは、町民の誇りでもあります。引き続き、学業もスポーツも学校生活も楽しんで、自分を高めていってください。活躍を期待しています。」と次の試合に向けて励ましの言葉をいただきました。

続いて、岩美町議会 足立議長から、「毎回、表敬訪問に来てくれる生徒の数が増えているのに驚きと喜びを感じます。岩美町議会も皆さんの活躍を応援しています。今日の報告を議会で報告できることが嬉しいです。」と挨拶いただきました。



続いて、岩美町観光ポスターのお披露目会もありました。
昨年に引き続き3つの作品がお披露目され、作品を目にした岩美町 長戸町長と岩美町観光協会川口会長は、「3人が作ってくれたこれらの素晴らしいポスターを全国の人に見てもらい、1人でも多く岩美町に訪れてもらえるようにPRしていきます。」と述べられました。

「何度も来たくなる岩美町」をデザインした福間さんは、岩美町をよく知らない方に来てもらいたいという気持ちで描いた。いわみブルーを意識して描きました。思ったより大きなポスターに仕上がって嬉しい。」とコメントしました。

「ようこそ岩美へ」をデザインした、房安さんは、「県内外のまだ岩美をしらない方に町に来てほしい。特産のババちゃんと白いかをポイントに描き、興味をもってもらえたら嬉しいです。背景の浦富の写真とイラストがきれいに仕上がっていて嬉しい。」と笑顔で答えていました。
岩美町教育委員会は、英語コミュニケーション能力の向上を目指し、無料の公営塾「ハローイワッツ」を岩美高校の学生を対象に毎年おこなっています。
その開講式と第一回目のレッスンが、6月9日(金)岩美町中央公民館 研修室2で行われました。
開講式では、岩美町教育委員会 大西教育長から挨拶があり、「今年はより一層英語を楽しみながらコミュニケーション能力を高めるためのレッスン内容を提供する予定です。一年間を通じて楽しみましょう。また、岩美町は岩美高生を支援し、多岐にわたるサポートを提供しています。学生たちが楽しく学習やスポーツ、文化芸術活動に取り組む姿勢は、町民にも元気を与えています。」と述べられました。

続いて、講師の自己紹介がありました。昨年に引き続き、アメリカのオレゴン州出身のマデリン先生が講師を担当します。

待ちに待ったレッスンでは、まず、アイスブレーキングとして楽しい英語クイズが行われ、これによって生徒たちはリラックスし和やかな雰囲気の中スタートし、その後、会話練習が行われました。今回が初めてのレッスンであるため、自己紹介の練習が取り入れられました。まず、会話に必要な語彙の確認が行われ、ネイティブの発音を聞いた後に生徒たちはリピート練習を行いました。さらに、役立つフレーズの練習も行われた後、生徒たちは自分自身について考え、皆の前で一人ずつ発表しました。
緊張感の中、参加した1、2年生たちは積極的に英語を話し、堂々と自己紹介行っていました。


最後に辻中校長から英語で挨拶があり、「みんなの自信に満ちた発表はとても素晴らしかった。今日学習した自己紹介は、外国の方にあった時必ず役立ちます。7月には、海外の学生たちとオンラインで交流会も予定しているので、ここでしっかり練習をして英会話力を磨いていってください。」と生徒たち励ましました。

この公営塾のレッスンは、今後も金曜日に開講されます。生徒たちは毎年、この公営塾で英語のスキル向上に意欲的に取り組んでいます。自らの成長と共に国際的なコミュニケーション能力を高めていくことでしょう。
3年3組の福祉類型の生徒の「入浴介護実習」授業の紹介です。
今回は講師に、岩井あすなろの森本介護士、引地介護士をむかえ、入浴介護を体験しました。
先生方の的確なアドバイスもあり、楽しく和やかな雰囲気の実習となりました。

2人ペアになってお互いの足を洗う実習は、思ったより大変のようでした。
片足でも想像以上に重かったり、洗ってもらうと、くすぐったかったりと、スムーズに進まない様子。


足を洗う際、使う素材(紙タオルやナイロン手袋)によって、利用者が不快に感じることもあることがわかり、相手の立場になり、対話を大切にしながら慎重に行わなければならないと実感しているようでした。
質疑応答では、
「入浴時の入浴剤はどう決めるのか?」
「肌が弱い利用者には、どう対応すればよいか?」など、積極的に質問が出ていました。
3年生を対象に、進路希望別に講師を迎えて、実践的な面接対策セミナーを行いました。
「大学・短大」「看護」「理容・美容」「医療・スポーツ・自動車・整備」「調理・製菓」「就職」といった進路希望別に会場を設け、専門講師の方から、面接試験で失敗しないための対策を学び、模擬面接を取り入れた実践練習もしました。
3限目の面接実技練習では、どの生徒も真剣モードに突入!
緊張した様子でしたが、講師の先生方からアドバイスをもらい、とてもよい面接練習ができました。

「進学」会場では、講師の先生が面接官となって、実際の面接の雰囲気を体験。緊張感が漂っていました。

「看護」会場では、面接時の入室と退室の練習。リラックスしたムードで、のびのびと実践していました。

「理容・美容」会場では、愉快な先生の実体験や、業界のお話を生徒たちは楽しんで聞いていました。

「医療・スポーツ・自動車・整備」会場でも面接時の入室と退室の練習。先生の優しくなめらかな説明のものと、緊張しながらも笑顔で練習を行いました。

「就職」を希望した会場では、いろんな年代の人と働く社会人として大切なものは、コミュニケーション能力や前向きな姿勢、素直さといったポイントを説明されました。

講師の先生と一対一のセミナーとなった「調理・製菓」では、視線を外さず話しを聞いている生徒を先生が大絶賛。
日々の授業や生活でも、面接試験を少し意識して、前向きな姿勢や礼儀作法を心がけましょう!
岩美町の魅力を高校生の目線で発信しようと、生徒の自主的な地域貢献活動として「岩美町観光PRポスター」を岩美町観光協会と岩美高校が協力して制作しました。
この活動は、今年で2度目。昨年10月から十数人の生徒が取り組み、15点の提案がありました。その中から3点のデザインがポスター化され、道の駅などに貼り出されます。
本日は、今回選ばれた3つのポスターを制作した生徒2人と、辻中校長、濱橋主幹教諭が、鳥取県教育委員会 足羽英樹教育長を表敬訪問しました。

こちらのポスターを作成した3年生の福間さん。
タイトルは「何度も来たくなる岩美町」です。


福間さんは、デザインのポスター化は今回2回目。
昨年に引き続き水彩画でデザイン。岩美の空と海の青が美しい作品です。
こちらのポスターを作成した 2年生の房安さん。
タイトルは「ようこそ岩美へ」です。

房安さんは、浦富海岸の風景を背景にして、岩美の深海魚ばばちゃんと、絶品白いか、そして岩美の夏にぴったりな水着姿の女の子を描きました。岩美町観光協会ホームページにつながるQRコードを目立つ位置に配置して、観光客のアクセスを促すようにデザインしました。
房安さんのイラストは、スマホのアプリで描いたそうです。
こちらは、卒業生の小山叶人さんの作品です。
タイトルは「ウミに会いに来て!」です。
小山さんのポスターは、第1回目に引き続き、今回も選ばれました。小山さんは、このスキルを活かし、将来アニメ制作に携わる仕事するため、卒業後、美術系の専門学校に進みました。
彼の作品は、岩美で楽しめるアクティビティーやカキツバタ、岩美の特産品である海産物や農産物(いわみ八宝)を盛り込んだ作品。
これら3種類のポスターを見て、足羽教育委員長は、
このような文化芸術活動が、将来のキャリア形成にもつながり、生徒の大きな礎や財産となり、卒業をしても、鳥取県や岩美町をふるさととして誇りに思ってもらいたい。
鳥取県や岩美町には、まだまだたくさんの魅力がある。高校生や若者の新しい感覚や視点で、どんどん発信してほしい。
普段は、県庁で仕事をしているので、みなさん生徒とお話する機会はほとんどないが、今日のように訪問をしてくれて、夢のある作品を見ることができて本当にうれしい。学生が頑張る姿を思い描き、より良い環境が作れるように私たちもがんばります。とコメントされました。

6月6日(火)5限・6限に行われた、3年3組の福祉類型「手話授業」を紹介します。

5限目は、童謡ふるさとを手話で歌うことから始まりました。歌詞と手の表現がマッチしていて、とても楽しく美しい歌です。見学にきていた教諭たちの手も思わず動き出すくらい、穏やかで優しい雰囲気が漂う授業。
つぎに川村教諭より、数字表現の説明があり、生徒たちはたちまちに覚えていました。

これは、6限で行う内容につながってきます。
6限では、実践的な会話として、傘を買う会話を手話で行いました。
こちらも川村教諭から、会話で使う「傘」「買う」「色違い」「いくらですか。」といった言葉の丁寧な説明がありました。

そして、実際にペアになって買い物の会話。


どの生徒も、今すぐ買い物に行けそう。また、店員として店頭に立っても大丈夫な程、とても上手に会話を楽しんでいました。( *´艸`)

本日は、1年生が6限を、2,3年生が7限を利用して「情報モラル講演会」を実施しました。
インターネットが、日々の生活と切り離せなくなった今、正しい知識をもって利用することが大切!
講師は、今度 珠美さんです。

「プライバシー」という言葉をよく耳にしまが、改めて意味はなんですか?と聞かれると、はっきりと答えられないものです。
「プライバシー」=「個人情報」と思われがちですが、そうではなく、
「プライバシー」の正しい理解は、自分や家族のこと、自分お生活のこと。
他人に知られたくない自分だけの秘密。
また、そのようなことに他人から立ち入られたり侵害されない権利のこと。でした。
そして「個人情報とは何か?」という事に切り込んで話しは進みました。
「個人情報」にあたるもの、あたらないもの。双方の違いについて、となり同士ではなしあい発表を行い、活発に意見が交わされていました。


デジタル足跡の説明では、ネット上での自分の行動が記憶されていることも説明いただき、とても身近な問題なので、生徒たちの興味はとても高く真剣に聞いていました。
アクティビティとして、6枚の写真が表示され、もし、これらの写真がSNSで投稿されたら、その写真からどんな情報が読み取れるか?といったクループワークも行われました。
学校や住まい、趣味や生活習慣など、うっかり投稿してしまった写真から様々な情報が漏れてしまう恐ろしさを、今回の講演を通して実感できているようでした。
なぜ、危険とわかりながらも、人々は過度に情報を共有(オーバーシェアリング)してしまうのかという問いに、生徒からは、「承認欲求を満たしたいから」「面白い情報をみんなに教えてあげたいから」「自慢したいから」などという声があがりました。

まとめとして、「ネットの配信と責任のリング」のお話がありました。
自分が発信する情報は、自分だけでなく、周りの人々、さらに見知らぬ人々にも責任をおよぼす危険性を含んでいる。軽はずみな投稿が大きな責任となって降りかかることがないよう、SNSを利用する際は、正しい理解と知識をもって、一度立ち止まって慎重に行ってください。と話されました。
5月27日(土)鳥取聾学校春季大運動会に、手話部9名が参加しました。鳥取聾学校の中学部、高等部の生徒さんと一緒に準備をしたり、競技をしたりして、楽しい一日を過ごしました。

昼休みには、一緒にお弁当を食べながら、手話を使って会話をしました。練習の成果もあり、なんとか伝えたいことを伝えることができました!

生徒達が実際に手話を使う機会はあまりありませんでしたが、今回の交流を通して手話学習に対する意欲は増したようです。生徒達はみんな、「機会があればまた交流したい」と話していました。

鳥取聾学校の教職員、生徒、保護者の皆さま、よい交流の機会をありがとうございました。
6月1日(木)5限、4月に実施した進路適性検査の個別診断結果の見方について専門家の指導を受けるため、福岡心理テストセンターの丸山龍二先生を講師に迎え、Zoomを用いた第1学年進路適性研修を実施しました。

まず丸山先生からは、希望を実現させるための、「本人と家族の希望を一致させる大切さ」について説明がありました。
そして、個別の診断結果を先生の指導の下読み解くことで、自分自身を「見える化」した生徒は、そこから「自分らしいと思える個性」を見つける作業に入っていきました。

今回の研修で見つけた「自分らしさ」を進路に活かせるよう、7月の類型選択に向けて生徒たちは、準備を進めることになります。
5月26日(金)、県高校総体に出場する選手の壮行会を実施しました。
はじめに吹奏楽部の演奏に迎えられ、各部の2.3年生、あるいは代表が登壇しまし、福間生徒会長と辻中校長がそれぞれ激励の言葉を述べました。

その後、各部の代表が積み重ねてきた時間やさまざまな方からの支援を振り返り、決意表明をしました。

最後に吹奏楽部の演奏により校歌を斉唱し、久しぶりに壮行会らしい風景が戻ってきました。
どんなドラマが展開されるでしょうか。岩美高生の健闘を祈ります。