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日誌

海洋科2年 瀬戸内航海6日目

2019年6月14日 17時48分

 令和元年6月13日(木) 航海6日目

 正午位置 N36°ー26.1′  E130°ー54.4′
  速力:12.5 針路:049° 風向:NNE 風力:1 天気:b 気圧:1011.1
  気温:21.9 水温:21.3 風浪:2

 航海6日目、6時にいつものように起床し、プロムナードデッキに集合したころには豊後水道を抜け、大分県姫島沖を航行しておりました。いつものメニューを消化し、朝食を終えてから当直者以外を連れてフライングデッキに上がり、航路学習を行いました。関門海峡は2日目の明朝に航行したため、甲板部の当直者(一部)しか見ていませんでしたので、よい機会となりました。若鳥丸の周辺には大小合わせて20隻の船舶が航行していたため、船舶の種類や浮標及び導灯など見ることが出来、生徒たちにとってはとても参考になったことと思います。中でも海上保安部や海上自衛隊の艦艇の方々から手を振ってくれたことに生徒たちは感激していました。
 今日は、賄(まかない)について説明したいと思います。船内生活で重要なことは色々ありますが、特に重要なことは、食についてではないでしょうか。若鳥丸では、専属の司厨員がおられ、1日3食の食事を作っていただけます。では、生徒たちの仕事は何かというと、できた料理をお皿によそったり、洗い物をしたりといった内容を毎日3~4名の生徒がローテーションで行っています。帰宅したときにどうだった?と聞いていただけたら幸いです。


  
       関門海峡航行中                昨年行った関門ワーフ

  
    船員から指導を受けて盛り付け            皿洗いも重要な仕事

海洋科2年 瀬戸内航海実習5日目

2019年6月13日 11時43分

令和元年6月12日(水) 航海5日目

正午位置 高知港
 速力:    針路:     風向:NNE 風力:1 天気:晴れ 
 気圧:1007.0 気温:26.4 水温:23.8

 昨日夕方高松を出港、夜には紀伊水道を通過し、21時ごろ太平洋へ出ました。その段階で太平洋の周期の長いうねりによる揺れのため、生徒の8割はベッドに入り就寝。静かな夜となりました。今朝は、昨晩よりも穏やかな海況で船酔いしている生徒はいませんが、「昨夜は吐くまでではなかったけれど辛かった」という声が聞こえてきました。朝食後、8:00高知入港。入港スタンバイで左舷デッキに集合していた時にある生徒が周りの景色を見て「高知って鳥取よりも田舎なんですね~」と言っていたので、「鳥取よりも10万人以上人口が多いよ」と教えてあげました。実は高知港は川港なので桂浜から上流に向かって30分くらい航行したところに岸壁があります。港の入り口周辺に工場や民家がある境港とは違いますので、勘違いをしたようです。岸壁に到着し、市街地が賑やかなのを見て、納得していました。初めて高知県へ来た生徒がほとんどでしたので、県の特色や水産業について説明し、ガイドマップで係留場所や駅への移動方法について確認しました。班別研修では高知城に行ったり坂本龍馬の銅像を見に行ったりと、さまざまでしたが、どの生徒もお土産をいっぱい買って帰船しました。帰船後も、カツオのたたきがとても美味しかったとか釣具店でこんなルアーがあったとか話は尽きませんでした。16時に高知港を出港し次の目的地、隠岐諸島を目指します。
  
入港前のデッキウォッシュ        操舵実習               16:00 高知港出港
  
出港時のフェンダー作業           出航後の機関当直   機関日誌記入

海洋科2年 瀬戸内航海4日目

2019年6月12日 17時17分
2年生

令和元年6月11日(火) 航海4日目

 正午位置 高松港
 速力:    針路:     風向:NE 風力:2 天気:晴れ 
 気圧:1005.8 気温:22.4 水温:20.9

航海4日目、朝から天候もよく清々しい1日のスタートとなりました。
通常入港中の朝は岸壁でのランニングでスタートするのですが、今朝は岸壁と船の高低差が大きく、船への上り下りに危険が伴うため、プロムナードデッキでの筋トレとしました。午前の班別研修ののち、早めの昼食を終え、13時に高松港を出港、一路高知へ向かいます。出港後は18時まで当直業務を行いました。写真は機関当直です。海洋技術コースの生徒は、機関制御室で船の心臓部である機関の運航について学習しています。主機関の状況を把握することはとても重要な役割で、制御室のモニターを見ながら、各所の温度や状態を観察します。まだまだ、機関についての知識が浅いので大変な部分も多いですが、頑張っています。10月のオーストラリア航海までに、もっと学校で学び、次の航海実習で進化することと思います。夕食にはステーキが出たため、生徒たちのテンションは上がり、美味しそうに食べていました。夕食後には、コンパスデッキに上がり、明石海峡航路と航路浮標について学習を深めました。
   
機関制御室のモニターで監視      当直交代します
 
今日の夕食はすてきなステーキです!!   

明石海峡航路を航行中。明石海峡大橋通過!

海洋科2年 瀬戸内航海3日目

2019年6月12日 15時07分
2年生

令和元年6月10日(月) 航海3日目

 正午位置 高松港
 速力:    針路:     風向:NE 風力:3 天気:c 
 気圧:1002.9 気温:22.6 水温20.6

航海3日目、昨日夕方に高松港付近に錨泊しました。穏やかで静かな夜になるはずでしたが、揺れない環境と目の前にある高松の街の明かりに、ソワソワとしていました。今朝はうっすらと霞がたなびくような空模様でしたが、昼ごろには晴れてきて初夏を感じる清々しい空となりました。
 入港時は船長コースの生徒7名が初めてのフェンダーを行い、指示を守りながら上手に作業を行いました。11時過ぎに下船、金比羅宮に参拝に出かけました。電車に1時間ほど揺られ、参道に入るとそこからは、石の階段が始まります。皆、息をきらしながら本殿で航海の安全祈願を行いました。
 ミーティング後、暗くなってから係留している防波堤の先端にある灯台を見学に行きました。世界初のガラスブロックで建てられており、その灯台には「せとしるべ」という愛称がついています。生徒たちは、その幻想的な明るさに見入っていました。
明日は午後に高松を出港!高知に向かいます。初の太平洋の洗礼を受けてきます。
  
        朝の体操 


           金毘羅宮参拝


      玉藻防波堤灯台「せとしるべ」

 

海洋科2年 瀬戸内航海2日目

2019年6月10日 12時36分


 令和元年6月9日(日) 航海2日目

 正午位置 N33°ー59.3′ E132°ー44.3′
 速力:12.5 針路:055° 風向:NE 風力:5 天気:bc 
 気圧:1004.5 気温:19.7 水温18.0

 航海2日目、明朝に関門海峡を通過し、生徒の起床時には瀬戸内海に入ったため穏やかな海況で生徒たちは、目覚めを迎えました。朝の点呼時には船酔いしている生徒も減り、6名が軽い船酔い状態でした。昨日の船酔いで硬くなった体を柔軟体操でほぐし、筋トレ(腕立てや腹筋)を行いました。その後、デッキウォッシュ(甲板をブラシで擦る作業)を行い、朝食をとりました。ご飯のおかわりをする者も出てき始め、船酔いをしている生徒たちも半分は食べることが出来ました。今日は日曜日のため瀬戸内海では小型の釣り船も多く見られましたが、タンカー等の大型船は例年よりも少ない状況でした。昼食は味噌ラーメンであったため皆喜んで食事をし、船酔い者も3名となりました。午後から来島海峡での航路学習を行い、夕方には備讃瀬戸南航路についても学習しました。生徒たちは初めての経験で緊張していましたが、船長の話や航海士の指示を実行しながら教室ではできない体験学習をすることとなりました。明日は、高松港に入港です。久しぶりの陸地に生徒たちは楽しみにしています。


   
         デッキウォッシュ中です          船員の指示で操舵  


   瀬戸大橋をバックに記念撮影

海洋科2年 瀬戸内航海1日目

2019年6月10日 12時24分


 令和元年6月8日(土) 航海1日目
 
 正午位置 N35°ー30.8′  E133°ー19.4′
 風向:NNE 風力:5 天気:O 気圧:1007.9 気温:19.3 水温:21.1

 海洋科2年生の瀬戸内乗船実習が始まりました。本日はお忙しい中多くの方に見送りをしていただき誠にありがとうございました。生徒達は朝から元気よく、そわそわしていましたが注意事項などに耳を傾け指示を守ることが出来ました。普段から明るいクラスですが、昨年よりも各自が目的を持ちながら行動することが出来、流石2年生と思えるスタートとなりました。海況は不安定で、時より大きいうねりで、ほぼ全員船酔いになりましたが頑張ることが出来、船長からもお褒めの言葉をいただきました。しかし、その後の昼食と夕食は箸が重く、残す生徒が大半でしたので水分補給はしっかり摂るように言い聞かせました。明日はいよいよ瀬戸内海に入ります。海上交通の要所を通過し専門教科の学習を深めて行きますので、報告を楽しみにしていて下さい。



    出港の様子「お見送り、ありがとうございました」


          操練 退船時の説明


         読書の時間ですが船酔いです

海洋科1年 下関航海 無事に帰港しました!!

2019年5月11日 12時39分


 5月11日(土) 海洋科1年 下関航海4日目

 海洋科1年生22名は昨日、隠岐で釣り実習を終え、本日11:00に無事に境港に帰港しました。
 この航海実習で学んだ「船と海の魅力」、「船酔いの対処法」などを、今後の専門教科の学習や2年生からの航海実習に生かしてください。本当にお疲れさまでした。

海洋科1年 下関航海3日目

2019年5月11日 12時16分


 5月10日(金) 海洋科1年 下関航海3日目

緯度 N36°ー03.3′ 経度 E133°ー06.9′ (隠岐 那須ノ瀬)
風向:SE 風力:1 天気:bc 気圧:1012.5 気温:23.5 水温:16.7

 実習3日目になりました。起床後、体操とデッキ洗いを行いました。1日目とは大違いの穏やかな海で、船酔いの生徒もいません。朝食後の8時から当直を開始し、船橋当直では広大な海が目の前に広がる中、操舵をさせてもらえました。錨を下す作業を見学するために船首側のデッキに出ると、天気が良く、海の青と空の青、そして、白い雲のコントラストがとても綺麗に見え、しかも、心地良い風が当たるおかげで最高の気分です。船に乗らないと味わえない感覚だと思います。
 隠岐島前の那須の瀬に到着し、錨を下す作業を見学した後、サビキ仕掛けによる釣り実習を行いました。マイタックルを持参したメンバーはジギングを行っていましたが、腕の筋トレになっただけで、本命は釣れませんでした。サビキ仕掛けの方も特に時合いもなく、主にカサゴが単発で釣れる程度で、サイズは20cm前後が主体でした。釣れない状況にもエサを付けて投入を繰り返し、時間一杯頑張る姿がありました。午後も同じ状況でしたが、釣り経験の少ない生徒が40cmの真鯛を釣りあげ、周囲から歓声が起こりました。釣れない状況の中、釣れないから止めようやという雰囲気を変えてくれました。約5時間の釣り実習の釣果は40匹、魚種は真鯛、カサゴ、カワハギ、ウマヅラハギ、ホシササノハベラ、クロソイでした。一匹も釣れなかった生徒が数名いたので、次の釣り実習で最後まで諦めることなくたくさん釣れるよう期待したいです。
 生徒の体調は良く、朝昼晩の3食ともよく食べています。特にお昼のカレーはとっても美味しいと言って何度もおかわりしていました。夜のミーティングの後は、駒居教頭から頂いたアイスクリームを出しました。とても喜んで食べていました。5月の日差しで顔や腕を真っ赤に焼き、疲れも溜まっている頃なので、明日の下船後はゆっくりと家で休んでほしいと思います。



       船橋当直 操舵実習


          食事当番


       今回の大物賞のマダイ


       昼食のカレーライス


      差入れのアイスクリーム

海洋科1年 下関航海2日目

2019年5月10日 10時25分

 5月9日(木) 海洋科1年 下関航海2日目

緯度 N33°ー56.5′ 経度 E130°ー55.4′(関門港)
風向:ENE 風力:2 天気:bc 気圧:1010.7 気温:20.1 水温:17.9

 実習2日目になりました。起床して間もなく関門海峡の手前に差し掛かり、船の揺れは収まっていました。本調子ではない生徒が数名いますが、ほぼ船酔いはおさまりました。しかし、生徒の大半は昨日の船酔いがとても辛く感じたようで、生徒からは頻りに「揺れますか」「酔いますか」と質問を受けるので、「大丈夫、もう少しの辛抱です」などと励まし続けることになりました。下関で上陸した後は船酔いからも解放され、全員元気を取り戻し、充実した寄港地研修になりました。
 西日本ニチモウではスケソウダラをとるトロール網やアジ、イワシをとる巻網の模型実験を見学させていただき、その後に、編網工場において網が出来る工程を教えていただきました。また、境港の漁業や養殖業に使用する網をここで作っていることを知ることができました。
 午後は海響館付近で各自昼食を摂り、近くにあるカモンワーフや唐戸市場まで足を延ばしました。海響館ではふぐ(下関では「ふく」と呼ぶ)の展示が充実していて、他にも見応えのある工夫の凝らした展示がたくさんありました。その中で生徒が一番楽しんだのはアクアシアター(イルカとアシカショー)だったようです。小学生の修学旅行と重なったため椅子席は満席で、どこかのテレビ局?の撮影隊も来ていました。ショーの後半、「イルカに合図を出してみたい人いませんか」と観客席からの参加を求めるアナウンスに真っ先に手を挙げた本校の生徒が、小学生も手を挙げていましたが見事に選ばれ、トレーナ体験をさせてもらっていました。大勢の中で恥ずかしくて手を挙げられないだろうと思っていましたが、感心しています。
 予定より早く帰船し、午後6時に岸壁を離れ、隠岐の島へ向けて出港しました。関門海峡を航行しながら、海上の航路標識や旗りゅう信号を確認したり、宮本武蔵と佐々木小次郎の決戦で有名な巌流島はここにあるとか、心地よい風に当たりながら船から見える景色を楽しみました。また、船速が7ノットしか出ておらず、海峡の特徴である潮流の強さ(向かってくる流れ)を感じることができました。生徒には船に乗って見るものすべてが新鮮で、勉強になっています。
生徒は船酔いもなく、皆元気です。



       下関上陸 記念撮影



       西日本ニチモウ見学


    海響館 イルカトレーナー体験


          夕食の様子


      上陸の後は会話が弾みます


   健康チェック(血圧・体温測定など)


海洋科1年 下関航海1日目

2019年5月9日 13時54分


 5月8日(水) 海洋科1年 下関航海1日目

 風向:West 風力:4 天気:bc 気圧:1011.9 気温:22.0 水温:17.6 

 本日から海洋科1年生の初めての航海である下関航海が始まりました。本校海洋練習船「若鳥丸」に乗船するのも初めてなので、大きな不安もあっただろうと思いますが、旅行カバンを手に提げ、清々しい顔つきで学校の玄関前に集まっていました。幸先のよいスタートが切れると考えていましたが、忘れ物を教室に取りに行ったり、親に届けてもらったり、携帯電話を列車に置き忘れてしまった生徒もいて、慌ただしいスタートとなりました。乗船してからは丁寧に船内生活の過ごし方を教えながら、順調に実習が出来ています。
 出港式では大勢の前で実習生代表が抱負と集まっていただいたみなさんへの感謝の気持ちを述べてくれました。実習生は自分なりの言葉で、堂々と挨拶をしてくれました。出港前の昼食はけっこうなボリュームのきつねうどんと明太子ごはんを全員が完食しました。船内には食事を作る専門の方がいますが、たくさん食べてくれたら作り甲斐があります。しかし、夕食では全く手をつけられなかった生徒も数名いました。出港してしばらく美保湾を航行している時は船酔いがなかったみたいですが、島根半島の先端を回り込み、日本海に抜けると向かい風による縦揺れ(pitching:ピッチング)が大きくなり、ダウンする生徒が出てきました。時折船首が波を叩きつけ「ドーン」という衝撃が船内に広がります。船酔いの程度に差はありますが、生徒の大半が船酔いになっていました。そのような状態でも、当直や食事当番、船内清掃などの船内業務に対して、投げ出すのではなく頑張ろうとする姿が見られました。夜になると揺れもだいぶ収まり、船酔いの生徒も少なくなりましたが、日本海の洗礼を受けることになりました。
明日は陸に上がれるので、船酔いがひどい生徒も回復すると思います。


       乗船式 船長挨拶


      出港式 実習生代表挨拶


        操練 退船訓練


     昼食のうどんと明太子ごはん


       食事当番 皿洗い