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日誌

オーストラリア国際航海25

2018年11月15日 09時39分

11月14日のようす

N 02°-46´.4 E 149°-52´.3
風向 WNW 風力 3 天気 bc 気圧 1007.6 気温 29.3 水温 30.3

 今日は作業の時間に、大型船のロープの取り扱いについて学習しました。これまでは、若鳥丸をきれいにするための作業が中心でしたが、この航海で初めて甲板長と甲板員の方からロープの結び方やまとめ方、補修の仕方などを学びました。私自身は普段学校で小型船舶操縦士免許の取得に必要なロープワークを教えているのですが、大型船で使うロープワークは詳しくなかったのでとても勉強になりました。また、境港以外の寄港地で着岸する際は若鳥丸からフェンダーを出す作業を行いますが、フェンダーの高さの調整の仕方や船への固定の仕方などを学びました。やはり、船で働いている船員の方はロープを扱うプロだと感じました。那覇港に入港する時は、今日学んだ技を活かして、生徒たちに安全な着岸をサポートしてもらいたいと思います。
 夕食を食べていると他の先生が「鶏肉が食べられなくなりました」と言って、すき焼きに入っていた鶏肉を残されていました。航海が長くなると、不思議と身体が受け付けなくなる食べ物が出てきます。普段は普通に食べられる料理がどうしても受け付けないのです。この航海は船酔いになっても食べやすいようにメニューがとても工夫されていると感じています。麺類が多かったり、ポン酢で食べる鍋などのさっぱりしたものを多く出してもらっています。司厨長の「料理を少しでも多く食べて健康を維持してほしい」という優しさが伝わってきます。航海の経験が豊富な先生でさえ、食べられない物が出てくるぐらいなので、長期航海が初めての生徒たちにとっては食事の面でも苦労が多いと思いますが、健康を第一に考えてバランスの良い食事をきちんと食べて欲しいです。


          係留索の取り扱い


        行き会い船の灯火の確認

オーストラリア国際航海24

2018年11月14日 10時35分

11月13日のようす

S 01°-24´.2 E 152°-16´.7
風向 WNW 風力 2 天気 bc 気圧 1007.0 気温 30.0 水温 30.6

 今日は赤道を越えて南半球から北半球に戻る日です。南半球にいた2週間を思い返してみると、船で赤道を通過したりグレートバリアリーフでのダイビングなど、日本の高校生が普通では体験できないことを経験しました。現地で聞いた話によると、ケアンズに修学旅行に来る高校は九州の大規模な私学が多いそうです。福岡空港から飛行機をチャーターしてケアンズまで来るそうです。研修先は海ではなく農場などに泊まりながらファームステイをするそうです。飛行機なら8時間ほどですが、2週間もかけて船で来ていることに、ケアンズの人たちは本当に驚いていました。この南半球で過ごした時間と、世界自然遺産という本物に触れることができた経験は、生徒たちの人生によい影響を与えてくれるものだと信じています。
 今日は赤道付近を航行しているだけあって、鏡のような海面とはいかないまでも、風も弱く穏やかです。船内は生徒たちの大きな笑い声が絶えません。しかし、他人に対するからかいの度が過ぎることがあります。下船後の学校生活のことも見越して、より一層自分の発言や行動に注意をしてもらいたいと思います。海が穏やかなこともあって航海中の課題もずいぶん進んでいます。全員が沖縄に上陸できるように万全な準備をしてもらいたいです。
 生徒の健康面ですが、胃腸炎の症状が1名出ています。食事当番や当直を外して休養させました。疲れが溜まって体調を崩しやすい時期なので、十分に気を付けさせたいと思います。


       デッキウオッシュのようす


       船員のみなさんの笑顔に癒されます

オーストラリア国際航海23

2018年11月13日 08時41分

11月12日のようす

S 06°-12´.0 E 152°-53´.4
風向 SSE 風力 5 天気 bc 気圧 1008.8 気温 30.2 水温 30.2

 今日は午前中の学習時間にこれまでの日誌の点検を行いました。日誌の内容は航海・機関の正午データの記録、実習日程、感想文です。毎日欠かさず丁寧に書いている生徒もいますが、記入漏れがあったり忘れていたりする生徒がいます。日誌が書けていないのが目立っている生徒も数名います。沖縄への上陸は、課題がすべて終わっており、日誌も欠かさず記入されていることが最低条件です。この航海においても普段の提出物の提出状況が良くない生徒がため込んでいます。体調不良や船酔いを言い訳にせず、一生懸命取り組んでもらいたいものです。
 船橋に行くと、航海士から今後の海象の見通しを聞くことが出来ました。低気圧が発生し、3日後のグアム近辺で時化が予想されるようです。波高は3m近くになる可能性があるそうです。そうなると、船酔いはしなくても、激しく揺れて字を書いたりすることがとても困難になります。赤道付近にいる今こそ課題を終わらせる絶好の機会だと思うので、がんばってもらいたいです。
 ミーティングで私からは、「体調不良者が増えているので十分に気を付けるように」という話をしました。船長からは「船内は外に出かけたりできないぶん勉強に集中しやすい環境だ。全員が課題を終わらせて、沖縄や境港で気持ちよく船を降りてもらいたい」と言っていただきました。いつもはミーティング後にすぐに遊び始める生徒が、「あと2日で課題を終わらせる!」と言って、黙々と課題をやっていました。船長、ありがとうございます。


       課題のラストスパート


         船橋でも・・・・

オーストラリア国際航海22

2018年11月12日 12時04分

11月11日のようす

S 10°-57´.3 E 152°-05´.5
風向 SE 風力 3 天気 c 気圧 1009.3 気温 29.0 水温 28.1

 今日は昨日に比べて海が穏やかです。9:30頃にジョマード水道に入ったため、船はほとんど揺れなくなりました。ケアンズを出港して3日目になりますが、疲れが溜まっているのか夜中の当直に遅刻してしまう生徒が2日連続で出てしまいました。ケアンズまでの航海では、当直がきちんとできていただけにとても残念です。遅刻をしてしまった生徒たちにはトイレに20個ほど溜まっていた嘔吐袋の処理をしてもらいました。日誌にも「遅刻は気の緩みからだと思うので、気を引き締め直したい」と書いていました。ケアンズでの大きな行事を終えて、「後は帰るだけ」という油断のようなものがあるのかもしれません。生徒たちには帰りの航海を、「成長を実感できる航海」にしてもらいたいと思います。
 今日の夕食にはオーストラリア産のステーキが出ました。昨日のワニ肉に続いて2日連続です。日本では滅多に食べることのできない大きさと分厚さに、みんな格闘しながら頬張っていました。ステーキを食べた生徒の感想は「やっぱり日本のお肉が美味しい」でした。オーストラリアの肉は、普段食べている肉に比べて筋が多く、噛み切るのが難しかったからでしょうか。
 生徒の健康面ですが、蕁麻疹は薬が効いているのか落ち着いてきました。中耳炎の生徒も「痛みがましになった」と言っています。体調が万全でない生徒もいますが、日本に着くまでの約10日間を無事に乗り越えてもらいたいと思います。


            休憩時間


          夕食のステーキ

オーストラリア国際航海21

2018年11月12日 11時53分

11月10のようす

S 14°-18´.3 E 148°-51´.0
風向 ESE 風力 4 天気 bc 気圧 1009.6 気温 27.6 水温 27.9

 今日は朝から激しい揺れです。波が船首を大きく持ち上げて海に叩きつけるような衝撃がありました。朝食のときは、いつもにぎやかな生徒が会話もなくシーンとしていました。現在航行しているサンゴ海は例年風が強く吹きよく揺れる海域なので覚悟をしていましたが、ケアンズで5日間上陸しているため、船の揺れへの耐性がなくなっているようです。「頭が痛い」「気分が悪い」と言っている軽い船酔いの生徒が出てきました。明日の昼にはジョマード水道に入るので、穏やかな海になるようです。食事当番や当直などで吐いてしまう生徒がいますが、吐きながらでも仕事をこなしてくれています。その辺りが航海の経験を積んできている証でしょうか。
 今日の夕食にはワニ肉のから揚げがでました。初めは恐る恐るたべていましたが、みんな「美味しい!」と言っていました。鶏肉のようですが歯ごたえと味があり、美味しく感じました。ケアンズに行くまでは「オーストラリアの食事は期待しない方がいいよ」と言っていたのですが、今回のオーストラリアの食事は美味しい食事が多かったように感じました。もしかすると、日本人がケアンズに増えてきて、現地の人の料理に対する意識が向上してきたのでしょうか。
 船酔い気味の生徒が5名、しんどそうにしています。また、耳が痛くなった生徒もおり、中耳炎が疑われます。早く穏やかな海域に着くことを皆が祈っています。


             船橋当直


            機関当直

オーストラリア国際航海20

2018年11月12日 11時42分

11月9日のようす

CAIRNS

今日はケアンズを出港する日です。飛行機の便の関係で、出港時に見送りできないということで、下船前に校長先生から生徒へ激励の言葉をいただきました。中でも校長先生は「海洋科の生徒がケアンズで同じ船舶について学んでいる地元の生徒と素晴らしい交流をしていることがわかった。」と言っておられました。生徒からも「もっと交流がしたかった」という声が聞こえてきます。この国際交流で得たものが大きかったからに違いありません。これからもこの交流が続いていくことを願ってやみません。
ケアンズの出港時間が11:00から15:00に変更となりました。パイロットの都合が理由です。豪ドルから日本円への両替ができていない生徒がいたため、午前中の3時間を上陸許可としました。多くの生徒は上陸していましたが、ダイビングなどで疲れが溜まっている生徒は自分の部屋で体を休めていました。
 ケアンズ出港の時は、通訳でお世話になったユミ・スミスさんや船舶代理店「インチケイプ」のサムさんが見送りに来て下さいました。出港して約1時間後にはパイロットが若鳥丸からパイロットボートに降りられました。生徒たちは「サンキュー」と大きく手を振り、パイロットも手をふり返してくれました。グレートバリアリーフを抜けたあたりから波が大きくなり、船がよく揺れるようになりました。船酔いになった生徒もいますが、残りの航海を成長が実感できる航海にしてもらいたいです。
 昨日から蕁麻疹を繰り返していた生徒をケアンズの病院に連れて行きました。アレルギーの原因は特定できませんでしたが、処方された薬を服用しながら実習を続けていくことになり一安心です。


           ケアンズを出港


           パイロット下船

オーストラリア国際航海19

2018年11月9日 08時48分

11月8日のようす
CAIRNS

 昨日は沖から吹いてくる風が強かったため、今日は波やうねりが心配されましたが、予想に反して穏やかな晴天となりました。港を出港したダイビングボートは揺れも小さく、快適にダイビングポイントまで移動することができました。
 まず午前中のダイビングポイントでは、大型のアジ科の魚(カスミアジのような魚)がカマスの群れに突進して捕食するようすを見ることが出来ました。インストラクターの方の説明では、ボンベを背負って潜るスクーバダイビングだと見られることもありますが、水面に浮いている状態のスノーケリングでそのようなシーンが見られることはとても珍しいそうです。私もルアー釣りが好きなので、フィッシュイーターの捕食シーンを目の前で見ることが出来て、とても興味深かったです。「今日は何だかついてるぞ」という予感がしましたが、ラッキーなことは午後のダイビングでも続きました。
 午後のダイビングでエントリーをした直後に、ダイビングボートで見張りをしていたスタッフの方が「タートル、タートル」と叫んでいました。生徒たちが指をさされた方向へ泳いで行くと、7~8mくらいの深さのところをウミガメがゆったりと泳いでいました。しばらく追いかけていくと、少しずつ浮き上がってきました。それは息継ぎをするためでした。手の届くような距離でウミガメを観察ができ、とても幸先の良いスタートになりました。その後しばらくすると、インストラクターの方が「みなさん、サメがいますよ」と教えてくれました。グレートバリアリーフではよく見られる「ホワイト・ティップ・リーフ・シャーク」(日本名はネムリブカ)でした。サメを見たがっていた生徒が多かったので、サメが見られたとても満足していた様子でした。さらにその数分後、私が大きなウネウネと動く生物を見つけました。初めはエイかと思ったのですが、近付いてみると1.5mはありそうな、とても大きなウツボでした。授業で危険な生物について学習しましたが、その時に勉強したサメとウツボの実物を見られたことは、とても恵まれていたと思います。今日の関君の実習日誌の感想が印象的だったので紹介します。「今日は最高すぎる体験が出来ました。海で泳ぐのは嫌いだったけれど、とてもきれいでそんなのも忘れさせるぐらいのきれいな海でした。一生の思い出になりました」世界自然遺産にまでなっている海の素晴らしさを実感できた、そんなスノーケル実習となりました。


         船からサンゴ礁へ移動


        スマホで水中撮影に挑戦


            GBR最高!!


           休憩タイム


        耳を触るのが流行り?


      最高の思い出になりました

オーストラリア国際航海18

2018年11月8日 09時34分

11月7日のようす
CAIRNS

 今日はWORRI高校の船舶の学習をしている生徒たちと国際交流を行いました。午前中はWORRI高校の生徒がシミュレーターなどで船舶の学習をしている施設の「グレートバリアリーフマリンカレッジ」に行き、交流をスタートしました。シミュレーター体験では本校生徒数名も舵をとらせていただき、担当教官から「よくできている。優秀だよ」と褒めてもらっていました。飛込みプールで飛込みを体験した後、ホットドックのバーベキューランチをご馳走になりました。初めはぎこちなかった本校の生徒も、魚釣りの話やアニメの話などで盛り上がっていました。WORRI高校の生徒の中にボクシングをしている生徒がおり、元ボクシング部の遠藤とシャドーボクシングの対決が行われ、周囲を沸かせていました。
 午後は若鳥丸にWORRI高校の生徒を招き、初めに船内案内を行いました。船内を見学したWORRI高校の女子生徒は「若鳥丸のような船を持っていてとてもうらやましい。学校に帰って実習船の必要性をうったえたい」という趣旨のことを言っていました。実習船を持たないオーストラリアの高校生にとっては、実習船に乗って実際の航海を体験したり寄港地活動をすることは、とても魅力的に映ったに違いありません。本校の生徒たちには、外の目から見た自分たちの恵まれている所を再発見してもらい、これからの実習への意欲につなげてもらいたいと感じました。日本の紹介では校歌、オタ芸、柔道の紹介をしましたが、私たちの校歌にはオーストラリアの国歌で返してくれ、オタ芸のダンスには、オーストラリア伝統のカンガルーダンスで返してくれました。歌やダンスはお互いに通じ合うものを感じさせてくれたようです。生徒の感想には「同年代の外国人と交流して、英会話の能力が高まった」、「はじめは緊張したけど最後は仲良くなれて嬉しい」、「ケアンズの町を一緒に歩きたい」といったものがありました。同じ船乗りを志す仲間どうし、言葉の壁を越えて本当に良い交流ができたと思います。WORRI高校の生徒が言った「僕たちは兄弟だ」いう言葉を聞いて、この交流をコーディネートして下さった通訳のユミさんに対して感謝の気持ちで一杯になりました。本当にありがとうございました。明日はグレートバリアリーフでのスノーケリング実習です。生徒たちには今までのダイビング実習で身に付けた技術を発揮して、世界遺産の魅力をしっかりと堪能してもらいたいです。


         シミュレーター体験


         バーベキューランチ


          ボクシング対決


          往路のコースを説明


           柔道の紹介


          盛り上がった交流会

オーストラリア国際航海17

2018年11月7日 13時39分

11月6日のようす
CAIRNS

 今日はキュランダ高原観光に行きました。今までのケースだと、はじめにスカイレールに乗ってキュランダ高原へ行き、最後は観光列車で帰っていたのですが、今年は観光列車からスタートする形になりました。観光列車には日本人ガイドのナオさんに同行していただき、車窓から見える景色の見どころを親切・丁寧に解説していただきました。過去の経験では、心地良い揺れのため観光列車で寝てしまう生徒が多かったのですが、今年の生徒たちは外国人に挨拶をしたり、写真撮影に熱中したりととても楽しんでいる様子でした。
 昼食はキュランダホテルで食べ、ハンバーガーかフィッシュ&チップスを選ぶメニューでした。フィッシュ&チップスの魚は「バラマンディ」という汽水域に生息する魚で、くせがなく美味しいと感じました。ケアンズでは高級な魚になるそうです。生徒は全員ハンバーガーを注文していました。その後、キュランダ村を散策する自由行動となりましたが、今年の人気だったお店は、「レインフォレストコーヒー」という珈琲屋さんです。ガイドさんが「すごく美味しい珈琲ですよ」と勧められていたこともありますが、クラスには珈琲好きの生徒が多いようで、「苦みが少なくて飲みやすい」とか「うまいからもう一杯」などと言いながら、美味しそうにキュランダの珈琲を飲んでいたのが印象的で、お土産に買っている生徒も多く見られました。
 その後 「レインフォレステーション」という施設へ移動し、動物園でオーストラリア定番のコアラ、カンガルー、ウォンバット、クロコダイルなどを見学しました。動物園で特徴的だったのは、いつもはじっとしてほとんど動かないコアラが、今日はユーカリの葉をムシャムシャと食べており活動的だったことです。次に先住民族アボリジニの方から槍を使った狩りの仕方やブーメランの投げ方、「ディジュリジュ」という楽器の演奏について教えてもらいました。デモンストレーションで槍を投げた人は、ギネス記録を持っているアボリジニの方で、140メートル以上投げられるそうです。遠くまで槍を飛ばした瞬間、生徒たちは歓声を上げていました。
 最後に「スカイレール」というゴンドラに乗ってキュランダ村から山を下って行きましたが、床が透明なスケルトンになっているゴンドラ(ビジネスクラス)や、屋根も壁もないスリル満点の特別仕様のゴンドラなどが新たに加わっており、魅力的になっている印象を受けました。全体を通してガイドさんが色々な事を教えてくださったおかげで、ケアンズの魅力や貴重な自然を保護していくことの重要性を学ぶよい機会となりました。


       フレッシュウォーター駅


          バロン滝


         ワラビーとスキンシップ


         アボリジニ文化体験


           アーミーダック


          スカイレール駅

オーストラリア国際航海16

2018年11月6日 08時46分

11月5日のようす

CAIRNS

 今日は待ちに待ったケアンズに到着しました。ケアンズ港は川にある港で離着岸が難しいのですが、今回はスムーズに着岸でき、交流会でお世話になる通訳のユミさんに出迎えていただきました。最近ケアンズではずっと雨が降っていないようで、町の芝生への散水もストップしているそうです。
 着岸後に入国審査があり、検疫の検査がありました。私が今までにケアンズで経験した入国審査は、パスポートの写真と本人の顔を見比べる内容でしたが、今日は顔の確認はない代わりに、生徒の部屋のチェックや流し周り、ゴミ箱の裏側など、汚れている場所や虫などがいないかを調べていました。検査官からは「清潔にできていますね」と言って合格をもらうことができました。
 午後からは班別研修のために下船して、各班目的の場所へ散らばって行きました。ある班は無料WiFiが使える場所から移動しようとせず、2週間ぶりのネット環境を堪能していたようです。その他、大型のショッピングセンター「ケアンズセントラル」や「ナイトマーケット」、「マクドナルド」が人気だったようです。生徒からは、「きれいな店員さんにすすめられてつい購入してしまった」とか、「ケアンズの店員さんは冷たい対応だと聞いていたけどとても親切だった」、「レジに行くたびに緊張して疲れました」などと話してくれました。ケアンズの町は生徒たちにとって、オシャレでとても魅力的だったようです。航海のストレスもかなり発散できたのではないでしょうか。


     僕たち境港からきました


        アボット通りから帰船