「身近にある ” 宇宙 “ を楽しもう　in　鳥取東高」というテーマで講義をしていただきました。特に、「月」について詳しく話をしていただき、模型を使いながら、丁寧に解説していただきました。
　また、今年の皆既月食が１１月８日（火）夕方６時頃～１０時頃ということもあり、月食で地球の大きさを測る方法などを教えていただきました。
　生徒には、講義で聞いたことを実際に自分の眼で観察するところまでしてほしいと思います。ぜひ、今夜は月を観察してみましょう。　
講義の様子

講師およびテーマ
グループ①鳥取大学医学部生命科学科　櫻井 千恵　先生
　　　　「病原微生物を食べて体を守る食細胞とは？　～基礎研究から明らかになったこと～」
グループ②鳥取大学農学部　中 秀司　先生　　　　
　　　　「化学生態学入門: 虫は『匂いと味』の世界に生きている」
グループ③鳥取大学工学部　伊福 伸介　先生　　　
　　　　「巨大な分子『高分子』の魅力、ならびに蟹取県発の新素材『キチンナノファイバー』について」
グループ④公立鳥取環境大学環境学部　徳田 悠希　先生
　　　　「サンゴのひみつ　古生物学的視点で現生生物を理解する」
グループ⑤公立鳥取環境大学経営学部　竹内 由佳　先生
　　　　「身のまわりにあふれるマーケティングについて」
グループ⑥鳥取看護大学看護学部　田中 響　先生　　
　　　　「看護の魅力」

生徒の声（一部抜粋）
・今まで知らなかったことを学べた良い経験になった。
・具体例なんかも交えながら説明してくださってわかりやすくて面白かった。
・大学の知名度、偏差値で学校を決めるのではなく、その大学を詳しく調べて大学を決めようと思った。
・理系の大学は難しかったけど、少し興味を持つことができた。先生の講義を聞いて進路の決め方などがとても参考になった。

講義の様子（一部）

昨年度、課題研究の授業で研究を行い、鳥取県理数課題研究等発表会において最優秀賞を獲得した「鳥取砂丘と地下水が生んだ奇跡！　～えっ！？砂丘にわさび！？～」（地学研究班）が、ポスター発表で優秀賞（２位相当）を獲得しました。
JpGUは、地学や地理学の研究者や学生が集う日本最大級の研究大会です。全国の高校から８０チームの発表がある中での受賞となり、自分たちの研究が高く評価されたことを誇りに感じています。

　昨年はコロナ禍のためオンラインでの実施になりましたが、今年は対面で実施することができました。　　
本校の生徒は、昨年１年間かけて研究した「課題研究」について、英語で発表しました。生徒たちは、事前に用意した原稿を手に、研究内容を一生懸命伝えていました。
　対面実施の良い点は、発音や単語が拙くとも、ジェスチャーなどを交えることで相手に伝えることができるところです。生徒の感想も、「楽しかった」「貴重な経験ができた」などうれしい感想が多かったです。
　留学生の方からは、自国の紹介をしていただきました。生徒は、他国の文化に興味津々な様子でした。

生徒の発表のようす


留学生の紹介

１年生～３年生まで生徒８名と他校の先生１名が参加し、国際化学オリンピック国内予選でもある化学グランプリの過去問題の解答を試みました。
高校で化学を学習し始めて２か月足らずで、化学の基本単位である物質量（mol）も学習していない状態でしたが、実は解答できる問題も多くあり、既存の知識でどこまでができるのか、班員でディスカッションしながチャレンジしました。
高校の化学の内容を超える出題が多いですが、コンテストのレベルの高さにしり込みするのではなく、チャレンジし続けるとこの大切さを体験できる講座となりました。

本校からは、
植物部門「アクアポニックスの研究に向けたアイスプラントの栽培実験方法の確立」
動物部門「ウミホタルを用いた甲殻類の走光性についての研究」
生態部門「微生物燃料電池の起電力と条件について」
の三班が発表に参加しました。
オンラインで参加し、多くの参加者を前にして堂々と発表していました。

そのなかで、「微生物燃料電池の起電力と条件について」の研究班が、生態部門において 優秀賞 を獲得しました！


発表の様子
「アクアポニックスの研究に向けたアイスプラントの栽培実験方法の確立」

「ウミホタルを用いた甲殻類の走光性についての研究」

「微生物燃料電池の起電力と条件について」

「自然科学実験セミナー（鳥取の魅力）」というタイトルで、１泊２日の研修に行ってきました。研修場所は、鳥取県立博物館、さじアストロパーク、鳥取大学でした。
１４日の午前中は鳥取県立博物館に行きました。鳥取の魅力として代表的な「大山」「鳥取砂丘」だけでなく、そのほかの鳥取の自然の魅力を地学の面、昆虫学の面からお話ししていただきました。最後に、生徒は教わった内容をもとに、鳥取県立博物館をよりよくする方法を学芸員の方に発表しました。










１４日の午後から１５日の午前にかけて、さじアストロパークで流星についての講義、流星観測などの研修を行いました。「ふたご座流星群」が観測しやすい時期であり、天気も良好だったのですが、観察時刻の空は月明かりと雲によって最良の観察環境とはなりませんでした。そのような環境下でもいくつかの流星を観測することができ、写真撮影にも成功しました。研修には、天文協会の方にも来ていただき、流星観測の方法を伝授していただきました。生徒は班別に、肉眼、デジカメ、iPhoneでの流星観測を行いました。雪は降らずとも冬の山は寒く、生徒は凍えながらも必死に流星の観測を試みていました。最後に、研修のまとめを発表しました。                                                           

↓生徒撮影写真
（観測機：キャノン　EOS Kiss X70、撮影時刻：19時29分55秒）

１５日の午後は、鳥取大学に行きグループに分かれて農学部、工学部で研修を受けました。生徒は、初めて見る機械、装置に圧倒されながらも、興味深々に研修に取り組んでいました。また、大学の雰囲気に触れることで、大学に対する印象、認識も変わったように見受けられました。










研修場所の職員の方々、研修に立ち会ってくださった方々のご協力により充実した研修となりました。ありがとうございました。

　本校理数科主任佐々木努教諭を講師として化学講座が実施され、鳥取東高校生徒１１名、鳥取西高校４名の生徒が参加しました。
　第44回国際化学オリンピックの第28問に出題された「セスキ炭酸ナトリウム（トロナ石）の分析」を実際に再現実験しました。加熱質量分析、二段階中和、強酸質量分析の３つの手法により、セスキ炭酸ナトリウムの組成式の決定を試みました。
　２校の生徒が互いに協議しながら、実験とそのデータ処理に取り組んでいました。

            

「走れ電池自動車」～考えた数が原動力～をテーマに、燃料電池および鉛蓄電池を動力源とした模型自動車を作成し、班対抗で速さと走行距離を競い合う授業を行いました。
燃料電池の電極であるPd（パラジウム）メッキから実験が始まり、各班が燃料電池作成担当・鉛蓄電池作成担当・模型自動車作成担当に分かれて作業しました。作成した電池がうまく作動しない、模型自動車が走行しないなど、生徒は悪戦苦闘しながらも、最後は全班が完成品を作ることができました。
　自分たちで作成した模型自動車が実際に走る様子に、生徒たちは嬉々とした表情を見せ、カーレースに夢中になって取り組んでいました。

。