今日の出来事
令和6年5月11日(土)、岡山大学津島キャンパスにて、標記の学会高校生ポスター発表が開催されました。
本校からは、3年次生 大倉 優衣さんと 山本 怜奈さんが、課題探究発展で研究している「カラスの好む食品群について」のテーマで参加し、多くの高校生や先生方と充実した意見交換をしました。

発表した大倉さんと山本さんは「データ収集等で行き詰まることが何度もあったが、私たちの試行錯誤した取り組みが評価され、たくさんのアドバイスをいただけたことが嬉しかった」「レベルの高い研究発表を聞き、刺激を受けたと同時に、研究や交流の楽しさを実感することができた」と大会参加の成果を語ってくれました。
今日の出来事
令和6年5月10日(金)、本校図書館にて、Ticket-to-the-World Library「SSH オーストラリア・アデレード研修報告会」後半の部を行いました。
5月9日に引き続き、今年3月にオーストラリア・アデレードに派遣された6名のうち、残りの3名が自身の体験をプレゼンテーションしました。

アデレードでは、様々な興味深い教育機関があり、受動的ではなく自分から動くことの大切さを実感したそうです。また、ASMS(Australian Science & Mathematics School)での研究では、やりたいことを早くから準備し進めていくことの重要性を感じたとのことでした。
生徒たちは、この研修を通して単に科学的なことや英語的な能力だけでなく、考える力が身につき、多様な視点から物事を見ることの大切さに気づかされたようです。
発表を聞いた生徒の多くが、日本にいるだけではできない体験と新たな発見のある海外留学に魅力を感じたことと思います。
今日の出来事
令和6年5月9日(木)、本校図書館にて、Ticket-to-the-World Library「SSH オーストラリア・アデレード研修報告会」前半の部を行いました。
今年3月にオーストラリア・アデレードに派遣された6名のうち、3名が自身の体験をプレゼンテーションしました。

大学等の授業に参加し、ホームステイ先で生活することで、異国の文化に触れ、日本との違いを肌で感じることができたようです。大学等で行った実験では予想通りにいかないものもありましたが、面白く興味がそそられる体験ができたとのことでした。
この研修をとおして、受け身にならずに積極的に会話をしていく姿勢や、海外の方に自分たちのことを話せるように日本のことをよく知ることの大切さにも気づいたと報告してくれました。
発表後はプレゼンテーションの内容や日豪の文化の違い等について活発に質疑応答が行われました。発表を聞いた生徒の多くが、新しいことに挑戦する心が刺激されたことと思います。後半の部の報告会は5月10日(金)に行います。
今日の出来事
令和6年4月26日(金)、本校応接室において発明学コンテストの表彰式を行いました。

発明学コンテストは鳥取大学医学部付属病院、BSS山陰放送が主催するコンテストで、鳥取県内の高校が参加しています。

その中で、「マッチング理論で理想の席替え」と題し探究した本校3年次生のグループが一次審査を突破し、最終審査にて「とりだい病院長章」を受賞しました。
生徒たちは緊張しながらも、自分たちの研究してきた内容を自信を持って発表しました。また、受賞後は、審査員からいただいたアドバイスを今後の探究活動に活かしていきたいと話していました。
今後も学校全体で探究心を高め、社会に貢献できる人財を育成することを目標に教育活動の充実・発展に努めていきます。
今日の出来事
令和6年4月24日(水)、全校生徒と保護者を対象に、オンラインでSSH講演会を行いました。株式会社マザーハウス代表 山口 絵里子 氏を講師に、「志をかたちに 一歩踏み出す勇気 ~途上国から世界に通用するブランドをつくる~」という演題でご講演いただきました。

山口氏は、慶応義塾大学4年生の時、先進国からの支援がどのように現地で使われているのかという疑問から単身バングラデシュへ渡り、バングラデシュの大学院へ進学されました。そこで、現地の工場が先進国に搾取されながら原材料を作っている現状を知り、発展途上国から付加価値のある製品を作り、世界に通用するブランドを作るという目標を掲げ、自社工場を設立されました。そして現地の人を採用して会社を経営し、現在では世界に48店舗を展開するに至るまでの半生を語られました。
生徒たちからは「やりたいことを見つけるためにまず行動することが大事だと思った」「自分の進路の参考になった」等の感想がありました。
また、視聴された保護者の方からは「生徒たちがどんなことを学び、感じているか・思考しているかを聞くことができた」「山口さんの信念を持って一つ一つの事柄に向き合い乗り越えていかれる姿に惹かれた」等のご感想をいただきました。
国際的な知見を持つ講師の講演を通して、生徒たちは多角的な視点や行動してみることの重要性を実感し、将来について考えるよい機会となりました。
今日の出来事
令和6年3月20日(水)、本校で土曜活用事業「フランコフォンで多文化社会を考えよう」を鳥取県日仏友好協会とのコラボ・イベントとして行いました。同日は「国際フランコフォニーの日」であり、三朝町国際交流員メリサさんと倉吉東高校のカナダ人留学生ハナさんをゲストにお招きし、本校生と日仏友好協会会員など25名がフランス語を介した様々な活動で楽しく交流をしました。
ゲストの2人にはプレゼンテーションをしていただきました。メリサさんから基礎フランス語講座を受け、"Bonjour!" "Merci!"など楽しげに言い合う高校生はすっかりフランコフォン(フランス語話者)予備軍です。アフリカの人口増加に伴いフランス語の重要性が増すと聞いてモチベーションも上がったのかもしれません。
ハナさんの話では、出身地オンタリオ州(ケベック州に隣接)の学校では英語とフランス語が混ざりながら使用されているとのことでした。さらにはメリサさんとハナさんが「私たちの話すフランス語はすごく違うの!」と笑い合っているのも驚きでした。


最後は、3人目のゲスト、巻き寿司大使 田中佳代子さんに飾り寿司のレクチャーを受けてから調理室に場所を移し、季節に合わせた飾り寿司「イースターうさぎ」をみんなで作りました。


フランス、カナダ、日本と多様な人によって様々な表情の「うさぎ」が出来上がり、まさに多様な社会、多文化社会を味わえた1日でした。
令和6年3月8日(金)~3月17日(日)、本校6名の生徒がSSH海外研修としてオーストラリア アデレード市を訪れました。
3月8日(金)に米子を出発し、羽田を経由して向かったシドニーに到着したのは翌日の昼前でした。4時間の乗り換え時間を利用して市内に出て、南半球の夏の暑さを実感。オーストラリア東部特有の湿度に驚きながら、オペラハウスの前で記念写真を撮りました。

慌ただしく乗り換えた飛行機で、さらに暑く乾燥したアデレードに向かいました。現地のホストファミリーと緊張の対面をし、最初の二日間(日曜日と祝日)は各家庭でビーチ、滝、市内に出掛けて、交流を深めました。フィールドワークとして、研究で必要な土壌採取も忘れず行いました。


3月12日(火)Australian Science and Mathematics School(A S M S 理数に特化した高校)で本格的に研修がスタートしました。H Rでオーストラリアの生態系について学んだ後、D N A採取の実験を現地高校生と行い、その後は実験室で身近な食物の栄養素を化学反応で見ていきました。日本の授業の共通点を見つけながら、徐々に英語で科学を扱うことにも慣れていく様子でした。


同日午後は、隣接するFlinders大学で水を濾過するワークショップです。教授の指導を受けながら、校内の湖で水を採取し、その後ペアとなってその水を透明度の高い水となるよう濾過していきました。途中隣の実験室の大学生の実験風景も少し見学ができ、その後キャンパスツアーもしたので海外進学のイメージが膨らんだのではないでしょうか。


3月13日(水)はA S M S周辺の植物や動物を観察するフィールドワークでスタートしました。非常に乾燥した地域の植生を自分の目で確かめ、学校でまとめる作業を行いました。

休憩時間に入ったところでハプニング。火災報知器が校内に鳴り響きました。避難訓練ではなく、消防署の方が確認をされて幸い何も問題はありませんでしたが、オーストラリアにおいて山火事がとても身近な災害であることを感じた体験でした。
午後は準備したプレゼンテーションのお披露目です。想像したよりも大きな舞台で緊張しながら、鳥取、日本文化、米子東高校の紹介に加え、中海の水の濾過実験や土壌調査についても紹介することができました。


3月14日(木)は電車で市内に行き、各研究施設を訪れました。最初に訪問した植物園では、バックヤードで植物の研究や保存の手法を紹介していただき、生徒が実際に海藻を標本化する実習をしました。
その後、庭園で乾燥地や熱帯雨林の植物を観察してまわり、それらが過酷な環境でどのように命を繋いでいこうとしているのか学びました。
その後駆け足でSpace Discovery Centreを訪れ、現地日本人研究者と博物館や公園に設置された鯨の骨格やモデルを観察、そしてアデレードに進学した本校卒業生にも対面し、慌ただしい1日は終わりました。



3月15日(金)H Rでオーストラリアでの生活を振り返る質疑応答を行った後、向かったのはCleland Wildlife Parkでした。ステイ先のバディも加わり、オーストラリアに生息する生態について学びました。コアラやカンガルーなども珍しい動物たちの生態を観察し、S S H海外研修の全日程を終了しました。



生徒からは、「自分が今生活している世界がとても小さな世界であると感じた。」「広く身の回りを見ながら生活することの大切さを感じた。探究活動をするにあたって最も大切なことは『身の回りのことや知ったことなどたくさんのことに不思議だと感じ興味を持つこと』だと思う。オーストラリアではその感覚をたくさん養うことができたと思う。」などの感想が集まりました。
今後事後研修等を通じて、参加生徒がオーストラリアで得た好奇心の種を成長させることを大いに期待しています。

今日の出来事
令和6年2月15日(木)、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)研究成果発表会を開催しました。
各教室では、「課題探究」の授業で研究してきたテーマについて1年次生79グループがポスター発表、2年次生105グループが口頭発表を行い、生徒同士の質疑応答や教員による審査も行われました。
2年次生の代表6グループがコンテスト部門に参加したほか、3年次生による英語研究発表、鳥取西高等学校、津山高等学校の皆さんによる研究発表もあり、様々な研究内容に触れ、活発な質疑応答が各会場で見られました。


廊下に貼られた2年次生の要旨を読み、興味を持った研究には「いいねシール」を貼るイベントもあり、様々なテーマの要旨を楽しそうに読んでいる生徒たちの姿が多く見られました。

閉会式ではコンテスト部門の上位が発表され、2年次生 村川 健介さん、前田 果奏さん、高間 紫音さん、濵田 未徠さんによる「マッチング理論での理想の席替え」が1位に選ばれました。

全体講評では運営指導委員の鳥取大学医学部生命科学科准教授 吉野 三也氏より講評と助言をいただきました。
今回の発表での指導・助言を今後の探究活動に活かしていきたいと思います。
今日の出来事
令和6年2月9日(金)、講師に千葉大学国際未来教育基幹 三好 荘介 氏をお招きし、2年次生課題探究応用の授業の一環として「創薬の歴史がひも解くイノベーション」と題して、講演会を行いました。

創薬の歴史や現状について、最新のコロナウィルスワクチンの話題まで含めて、大変わかりやすく説明していただきました。特に、発見を社会変革につなげていくことやシグナルに対して先を読むイノベーション思考を持つことの大切さを学びました。
今日の出来事
令和5年1月15日(月)~18日(木)、生徒27名と引率教員3名がSSH沖縄研修に参加しました。
生徒は9月から沖縄科学技術大学院大学(OIST)での英語プレゼンテーションに向けて、フィールドワーク等探究活動や英語による発表・質疑応答の練習を積み重ねて本研修に臨みました。本番では海外のOIST学生に、一人一人が堂々と練習の成果を発揮し、大変有意義な時間となりました。


OISTでの発表以外にも、首里城復元に関する伝統的モノづくりの現場見学や琉球大学教育学部の齊藤先生による「沖縄の自然の特徴-イヌビワ属を例に-」と題した講義および関連するフィールドワークでの亜熱帯独特の植生に関する観察を行いました。また、わんさか大浦パークでの観察は、マングローブ林の役割や抱える問題に関して考える活動を行い、美ら海水族館バックヤード見学では、飼育の現場を見学するなど、いずれも沖縄県でしか味わえない大変貴重な経験となりました。




今回の経験が生徒一人ひとりの探求心をさらに深め、今後の生活に大いに活きることを期待します。