お知らせ

SSH イベント案内
SSH関連のイベント案内が、教務室前に掲載してありますので、興味のある方はぜひご確認ください。


SSHニュース

第15回全国物理コンテスト 物理チャレンジ2019

2019年7月16日 12時12分

令和元年7月7日(日)に、物理チャレンジが行われました。この物理チャレンジは、国際物理オリンピックに派遣する日本代表の選考も兼ねており、実験課題レポートと理論問題に挑戦していきます。当日は、本校から2名、他校から4名の有志が集い、物理の理論問題に挑戦しました。思考力を試される難問に、生徒たちから、「難しかった。」「しっかり解ききることができなかった。」等の声があがりました。県外の高校からの参加者もあり、テスト後に交流を深める機会もありました。この難問にチャレンジしようとする姿勢は、今後大きな財産となることと思います。さらなる挑戦を期待します。

SSH Science Talk

2019年5月22日 12時57分

令和元年5月17日金曜日に、SSH Science Talk「海外で研究者として働くということ」講演会として、オーストラリアのアデレード在住、南オーストラリア博物館の研究員、塘郁子先生による講演「日本と海外で研究生活」を開催しました。生徒たちのモデルとなる人物の生き方・考え方に触れ、より高い科学的探究心(関心・意欲)を育成することを目的とした講演会に、希望者28名が参加しました。
 
 
先生は主に鯨類についての調査・研究を行っており、アデレード近海の鯨類の状況と、鳥取県沿岸の鯨類の状況を比較するなど、生徒の興味・関心を惹くように話されていました。また、それ以外にも、科学的に探究を行う上でふまえるべき手順や、先生の経験を基に、仕事を楽しく続けていくために大事なことなどもお話しいただきました。
 
講演後も、多くの生徒が質問するなど、生徒たちの科学的探究心を刺激する講演会になりました。この経験を経て、生徒たちの知識や考え方の幅が広がったことと思います。今後も、チャレンジする姿勢を忘れず、何事にも意欲的に取り組んでいくことを期待します。

平成31年度 生命科学コース オリエンテーション合宿

2019年4月26日 15時46分

平成31年4月17日(水)から19日(金)までの3日間、生命科学コースの1年次生40名が、大山ビューハイツにて勉強合宿を行いました。
 
 
 
17日(水)は、本校のスクールカウンセラー足立圭美先生による、生徒間の親睦を深めるためのエンカウンター、本校田中宏校長による講話、そして進路指導主事の吉村眞徳先生による講話を行いました。エンカウンターでは、今後共に頑張っていく仲間のことを知り、充実した3日間を過ごすきっかけとなりました。校長講話では、米子東高校での学校生活で、他の模範となる生活をし、何より授業を大切にすることなど、どのような心構えを持つべきかという内容でした。吉村先生の講話では、大学が様々な研究をしているお話をしていただき、生徒たちの志望校選択の幅が広がりました。
 
 
 
 
18日(木)は、鳥取大学新規医療研究推進センター 研究実用化支援部門 植木 賢教授の講演、そして大山自然観測会指導員の方々にご指導いただき野外体験実習を行いました。植木教授の講演「発明楽」では、医学や工学の融合により新しい内視鏡を開発するお話を中心に、医師の仕事や新しいものを生み出す際の考え方についてお話いただきました。実際に内視鏡を用いた体験をさせていたり、仕事に取り組む際には、社会貢献などの目的意識を持つことの大切さを生徒たちに伝えていました。野外体験実習では、鳥、植物、昆虫、地形・地質の4つのテーマについて、グループに分かれて活動しました。指導員の方の話を聞きながら、実際に大山を歩き、自然と触れ合って学ぶという貴重な体験ができました。

19日(金)は、野外体験実習のまとめをグループで行い、パワーポイント等を用いて、自分たちの学んだことを発表していました。
 
 
 
この3日間を通して生徒たちは、「普段は聞くことの出来ない様々な貴重な話を聞くことができ、とても充実した時間となりました。」「実際の医療器具を手にとってさわれることが面白かった。」「自分の進もうとしている道の目標の高さを知ることが出来た。」「普段の生活を見直し、学習方法や生活習慣を変えようと思うことができました。」といった声があがりました。
この3日間は、普段経験することのない貴重な体験だったと思います。この合宿で、生徒たちは大きく成長しました。
今後の学校生活でも、様々な経験を積み、大きく成長していくことを期待しています。

第18回日本再生医療学会総会 市民公開講座

2019年4月22日 10時59分

第18回日本再生医療学会総会 市民公開講座
期日:平成31年4月14日 (日)
参加人数:自然科学部、1年生希望者12名

自然科学部と1年生希望者の計12名が、第18回日本再生医療学会総会の市民公開講座「再生医療発祥の地よりのメッセージ」に参加しました。米子東高等学校出身で再生医療を研究している3名の講師と、米子で医療産業化に尽力されておられる1名の講師の方の、再生医療研究についての講演を聞きました。
 
卒業生も、後輩と一緒に講演を聞いて、これからの再生医療について考えていました。

戸口田淳也先生の講演「iPS細胞を用いた難病への挑戦」では、iPS細胞で病気を治す「自家移植」の治療法が、時間や費用がかかるという課題を指摘し、「多くの人に移植できる特殊なiPS細胞(-HLAホモ型)をつくろうとする動きがあることを話されました。
久留一郎先生の講演「iPS細胞を用いたペースメーカ開発と不整脈再生医療への応用」では、iPS細胞を使ったペースメーカの開発について解説し、その研究成果の一端を披露されました。
また、松田成哉先生の講演「医療産業の立地可能性について考える」も、汐田剛史先生の講演「再生医療で肝疾患を治す」も、これからの再生医療について、そしてこれからの医療というものについて考えるきっかけとなりました。
生徒たちは、「様々な研究内容について講演を聴くことができて参考になった。自分がポスターセッションをした際に様々な質問に対応する中で考えがまとまったり、新たな課題を見つけたことを思い出した」と自らの経験を重ねながら学びを深める良い機会となりました。

第18回日本再生医療学会総会(関西研修)

2019年3月29日 10時35分

第18回日本再生医療学会総会(関西研修)
期日:平成31年3月21日(木)~23日(土)
参加人数:自然科学部4名

自然科学部の生徒4名が第18回日本再生医療学会総会への参加を主とした関西研修に参加しました。
21日は関西国際空港の保安区域のバックヤード見学をさせていただきました。





22日は第18回日本再生医療学会総会 中高生のためのセッションに参加してきました。
「幹細胞/再生医療研究 + ○○○○ = □□□□ の実現」
という課題を事前に与えられ、各チームが準備してきた課題への回答を4分程度でプレゼンテーションします。
本校の生徒は「幹細胞/再生医療研究 +マルチプルB細胞→HIV感染者およびAIDS患者の減少」をテーマに発表を行いました。

 
その後、各チームの考えについて参加者全員でディスカッションし、各チームはディスカッションで得られた新たな考えを元に発表内容を再構想していきました。

 
発表の内容に対して銅賞を受賞しました。
また、大阪大学大学院医学系研究科 脳神経感覚器外科学 西田幸二 教授の講演
京都大学 iPS 細胞研究所 未来生命科学開拓部門 中川誠人 講師のランチョンセミナー
学会総会で行われた京都大学 iPS 細胞研究所 所長 山中伸弥 教授の特別講演を聴講しました。





 
23日は須磨海浜水族園のバックヤードツアーに参加し、水質管理や水温管理、調餌や給餌など、生き物の本来の生態系に近い形で生き物を飼育する工夫について知識を深めました。
(生徒の感想)
現在行われている再生医療の取り組みやこれから行われる取り組みをたくさん知ることができました。発表会では限られた時間の中で伝えきるということの難しさを痛感しました。
今までにないものを考えること考えることの難しさを感じました。再生医療や免疫のことはとても自分にとって興味深い内容だったのでまた参加してみたいと思いました。
他校の生徒さんのアイディアやプレゼンがとても参考になりました。1つの課題に対して様々な考え方やアプローチの方法があると改めて気づかされました。
と、次の研究発表につながる学びの多い研修になりました。

生命科学コース合同LHR

2019年3月29日 10時29分

生命科学コース合同LHR

期日:平成31年3月20日(水)
参加生徒:生命科学コース 2年生39名、1年生40名

 1・2年生生命科学コースの生徒を対象に、生命科学コースの卒業生から進路についての体験談を聞く合同LHRが行われました。 前半は、進学を決めた卒業生10名から、学習の方法、部活動との両立、進路決定などについての話がありました。後半は座談会として、1・2年生は4グループに分かれ、卒業生2・3名を囲み、質疑応答を行いました。


 1・2年生が、全体や座談会の中で卒業生に積極的に質問する姿も見られました。同じ生命科学コースの先輩の話を聞けたことで、それぞれが進路について考えを深め、学習意欲を高める時間となりました。
(生徒の感想)
  自分と同じ悩みや疑問を、先輩方や周りの人も持っていることが分かりました。直接話を聞けてよかったです。
  3年生の皆さんが私たちの頃に聞きたかったことという視点で話してくださり、大変身になりました。
  3年生のお話を聞いて、今抱える勉強の不安が少し取り除かれました。分からないところをほったらかしにせず、予習・復習を大切にして授業を受けたいです。
  いろいろな勉強方法を聞けてよかったです。自分に合う方法でいろいろ試してみようと思いました。
これまで学部選びにずっと悩んでいましたが、話を聞いて絞ることができた気がします。自分も話す立場になってみせます。
と、1年後の進路実現に向けて、どのように行動いていけばいいかをより具体的に思い描くことができるようになった会となりました。
 卒業生10名の皆さん、後輩のためにお話をいただきありがとうございました。

京都大学ポスターセッション2018

2019年3月29日 10時08分

京都大学ポスターセッション2018
期日:平成31年3月16日(土)
参加生徒:2年生課題探究応用有志2グループ5名有志希望参加生徒7名計12名

3月16日に京都大学で行われたポスターセッション2018に参加してきました。この会は京都大学が指定する高等学校および中等教育学校後期課程に在籍する生徒が、日頃の課題探究活動の成果を都道府県や学校の枠を飛び越えてポスターセッションの形で発表するもので、本校は初めての参加となりました。
 
全国から46の様々なテーマの研究が集まりました。
本校生徒は「カラスの寄りやすい色について」「ケイソウの発生を抑えるミドリムシ培地」の2つのテーマで参加しました。
 
今回の発表にむけて、研究したことをいかにわかりやすく伝えるか意識し発表原稿をまとめて練習を繰り返しました。ポスターは使う色数を厳選し文章を読みやすくし、グラフと写真で視覚で分かりやすく伝える工夫をするなど、メンバーで試行錯誤を繰り返しながら制作しました。

 
そのかいもあり、参加した他校の生徒の皆さんも興味深そうに発表を聞いてくださいました。質問にはその場で臨機応変に対応し、答えていきます。
 

 
タブレットも用い説明をします。動画をみてもらいより分かりやすい説明を目指します。
 
よい発表にシールをぺたり。本校の発表にもシールが貼ってあります。

 
(生徒の感想)
自分の研究のここが面白いということが言えてこそ研究を自分のものにできると感じた、身の回りの不思議な現象や無意識のうちに受け入れているようなことも、どんどん内容を深くしていくと違う面が見えてくると思った。
研究を何も知らない人がみてわかることができる面白いと思えるようにするということがとても難しいころであると感じた。良い研究でも、発信する能力がないとその研究の魅力が伝わらないので、プレゼンテーション能力を磨いていきたい。
と、初めての参加で緊張もしましたが、ここでの経験を活かして来年度もよりよい研究をしていきたいとモチベーションを向上させるまたとないよい体験となりました。

土曜活用事業「山陰海岸から日本海の成り立ちが見えてくる」

2019年2月27日 09時13分

土曜活用事業「山陰海岸から日本海の成り立ちが見えてくる」
期日:2018年9月22日
参加生徒数:16名
実習船若鳥丸に乗り、宍道湖中海ジオパークを通して科学的に見て特別に重要で貴重な地質遺産を体験的に学習してきました。
 
無事安全に学習を終え戻ってこれるよう、また気を引き締めて船での実習に挑めるよう乗船式を行いました。
その後、境港にある若鳥丸岸壁を出港し、中海を目指します。
   境水道の幅の狭い水路を進んでいきます。船長さんの細やかな指示のもと船は進んでいきます。
中海に到着し、調査を行いました。今回は浚渫窪地の2カ所で調査を行いました。

 

透明度板を投げ入れ、水の透明度を測ります。
 
重りの先にグリスを塗布し、水底に沈め引き上げます。ヘドロのようなものや貝などが付着しており、そこから水底にどのようなものが沈殿しているのかがわかります。


 
海水をくみ上げ、水温を図った後、水質測定テストを行いました。硝酸、亜硝酸、CODの濃度を海水と反応させた薬品の色から把握します。

 
天候にも恵まれ、波も高くなく絶好の実習日和でした。中海を抜け島根半島に向かいます。
 
道中、船の設備を説明していただきました。
 
船長、航海士の見守る中、操舵をさせていただきました。自分でこのような大きな船を動かすまたとない機会です。
  


島根半島は2000万年前に日本列島の一部とともに大陸から引き離されました。その後1200年前に中国山地からの土砂が積もり、今のように陸続きの形になります。
その地形の変動の特徴はは今も様々なところに残っており確認することができます。
 
無事に実習を終え、若鳥丸岸壁に戻ってきました。
下船式・解散式を終え記念品をいただきました。

生徒の感想
・あまり見ることのない美保の方まで行く事ができ、自分の地域の様子についてより知ることができた。
・海から見た山陰海岸の様子と、陸から見る様子とでは異なって見えた。
・中海が思っていたよりも汚れていたので、環境を守っていこうと思いました。
・船の上にある海底を調べる道具や、透明度を調べる道具を使うなど多くの貴重な体験ができこれからのことに生かしたいと思った。
このように地域の自然の素晴らしさとともにその環境を守っていく大切さについて学ぶまたとない機会となりました。