第18回日本再生医療学会総会(関西研修)
期日:平成31年3月21日(木)~23日(土)
参加人数:自然科学部4名
自然科学部の生徒4名が第18回日本再生医療学会総会への参加を主とした関西研修に参加しました。
21日は関西国際空港の保安区域のバックヤード見学をさせていただきました。
22日は第18回日本再生医療学会総会 中高生のためのセッションに参加してきました。
「幹細胞/再生医療研究 + ○○○○ = □□□□ の実現」
という課題を事前に与えられ、各チームが準備してきた課題への回答を4分程度でプレゼンテーションします。
本校の生徒は「幹細胞/再生医療研究 +マルチプルB細胞→HIV感染者およびAIDS患者の減少」をテーマに発表を行いました。
その後、各チームの考えについて参加者全員でディスカッションし、各チームはディスカッションで得られた新たな考えを元に発表内容を再構想していきました。
発表の内容に対して銅賞を受賞しました。
また、大阪大学大学院医学系研究科 脳神経感覚器外科学 西田幸二 教授の講演
京都大学 iPS 細胞研究所 未来生命科学開拓部門 中川誠人 講師のランチョンセミナー
学会総会で行われた京都大学 iPS 細胞研究所 所長 山中伸弥 教授の特別講演を聴講しました。
23日は須磨海浜水族園のバックヤードツアーに参加し、水質管理や水温管理、調餌や給餌など、生き物の本来の生態系に近い形で生き物を飼育する工夫について知識を深めました。
(生徒の感想)
現在行われている再生医療の取り組みやこれから行われる取り組みをたくさん知ることができました。発表会では限られた時間の中で伝えきるということの難しさを痛感しました。
今までにないものを考えること考えることの難しさを感じました。再生医療や免疫のことはとても自分にとって興味深い内容だったのでまた参加してみたいと思いました。
他校の生徒さんのアイディアやプレゼンがとても参考になりました。1つの課題に対して様々な考え方やアプローチの方法があると改めて気づかされました。
と、次の研究発表につながる学びの多い研修になりました。
生命科学コース合同LHR
期日:平成31年3月20日(水)
参加生徒:生命科学コース 2年生39名、1年生40名
1・2年生生命科学コースの生徒を対象に、生命科学コースの卒業生から進路についての体験談を聞く合同LHRが行われました。 前半は、進学を決めた卒業生10名から、学習の方法、部活動との両立、進路決定などについての話がありました。後半は座談会として、1・2年生は4グループに分かれ、卒業生2・3名を囲み、質疑応答を行いました。
1・2年生が、全体や座談会の中で卒業生に積極的に質問する姿も見られました。同じ生命科学コースの先輩の話を聞けたことで、それぞれが進路について考えを深め、学習意欲を高める時間となりました。
(生徒の感想)
自分と同じ悩みや疑問を、先輩方や周りの人も持っていることが分かりました。直接話を聞けてよかったです。
3年生の皆さんが私たちの頃に聞きたかったことという視点で話してくださり、大変身になりました。
3年生のお話を聞いて、今抱える勉強の不安が少し取り除かれました。分からないところをほったらかしにせず、予習・復習を大切にして授業を受けたいです。
いろいろな勉強方法を聞けてよかったです。自分に合う方法でいろいろ試してみようと思いました。
これまで学部選びにずっと悩んでいましたが、話を聞いて絞ることができた気がします。自分も話す立場になってみせます。
と、1年後の進路実現に向けて、どのように行動いていけばいいかをより具体的に思い描くことができるようになった会となりました。
卒業生10名の皆さん、後輩のためにお話をいただきありがとうございました。
期日:平成31年2月8日(金)~10日(日) 2泊3日
参加生徒:自然科学部員 6名
場所:大山自然歴史館及び大山周辺
今年も自然科学部の生徒を対象に観察指導員さんのご指導のもと、冬の大山で2泊3日の合宿を行いました。冬の大山の雄大な自然の中、トレッキングや水質調査等を行いました。
この合宿を通して、生態調査の手法を学び、今後の調査計画の立案に役立てます。
トレッキング中に発見した貂の足跡を観察しています。雪の上にわずかに残った足跡でもじっくり観察すると、どの方向に移動したかがわかります。
実際に動物に出会うことは稀ですが、残った痕跡からどのような生態なのかを探ることができます。
大山自然歴史館で講義を聞きました。地質学の観点から大山の成り立ちについて学びました。
木谷渓谷では水質調査を行いました。水質の素晴らしさもさることながら、その自然の美しさは全国的にも有名です。
その後、上流にあがり、標高800m地点でブナの原生林の探索を行いました。改めて、地元の恵まれた自然を実感しました。
雪を掘り返し、その下の土の状態を調べました。雪上を歩いているときはわからなかったのですが、腰よりも高く雪が積もっていたことに驚きました。
生徒の感想
・実際に外に出ることで、普段できない体験をすることができた。「なぜ冬のうちから木はつぼみをつけるのか」などを考えることはすごく楽しかった。当たり前のことかもしれないけれど、その理由を考えて様々なものを見て回ることは良い体験になったと思う。それにより、もっと生物を勉強してみたいと思えた。つぼみと芽の話の時に宮本先生が全員の意見を尊重して、解説して下さったのがすごくうれしかった。また、他の人の話を聞くことで違う視点からの見方も知ることができた。また鳥を見るのも楽しかった。また来年も参加したい。
・普段はできないような冬の大山に行って、平地にないような植物や鳥を見れてどのような植物や鳥がいるのか学びました。スノーシューを使ったことがなかったので、使い方をしれたし、雪山を歩くことができて気候が違うことが分かりました。来年もいろいろな説明を聞きながら歩きたいです。
このように、普段はできない経験を通して、生物や自然により強い興味関心をもち、今後の研究に繋がっていくよい機会となりました。