お知らせ

令和7年度会計年度任用職員(SSH事務補助)の募集について

以下のとおり職員を募集しますので、期限までに必要書類を提出してください。詳細は別添要項のとおりです。

1採用期間 令和7年4月1日から令和8年3月31日まで

2採用人数 1名

3募集締切 令和7年2月20日(木)※郵送の場合も必着

4採用試験 令和7年2月25日(火)受付午前9時まで

R7募集要項(事務補助SSH).pdf

採用試験申込書.pdf

      

日誌

SSH~合格への架け橋となった探究活動~『進路のしおり』「合格体験記」より

2025年6月6日 13時43分
今日の出来事

令和6年度もたくさんの卒業生が自らの志を実現しようと受験に向かいました。その中には、SSHで培った科学的探究力などを武器に進路を実現した生徒も多くいます。

先日、在校生向けの『進路のしおり』が完成しました。次の文は、誠実に課題探究に取り組み、大阪公立大学合格を果たした先輩の「合格体験記」です。みなさんの人生の参考になれば幸いです。

 私は、高校生活の中で探究活動に力を注ぎ、多くの学びを得ました。この経験を活かし、SSH指定校の生徒のみが受験できるSSH特別選抜という入試方式を利用して、この学部を受験しました。ここでは、私が取り組んだ探究活動と、それを通じて得た学びについてお伝えします。

 課題探究応用では、進路に関わるテーマに取り組みたいと考えていました。しかし、自分の希望するテーマを扱うことは難しく、想定外のテーマに取り組むことになりました。テーマ決めに苦戦し、予備実験も上手くいかず、研究の先行きが見えないことへの不安と焦りを感じる日々が続きました。それでも、話し合いを重ね、様々な人からアドバイスを頂きながら試行錯誤を繰り返すうちに次第に探究の面白さに気づいていきました。そして、実験が成功したときの達成感が、何よりのモチベーションになりました。また、私たちは当初から人に伝えることを重視していたため、校外での発表会にも積極的に参加しました。他校のレベルの高い研究に圧倒されることもありましたが、交流を通じて新たな視点を得ることができ、自分たちの研究の価値を再認識できたことは大きな自信につながりました。1年半にわたる探究活動を振り返ると、「継続的な課題発見力と行動力」「仲間や先生との対話力」「研究成果を伝える力」「物事を多面的に捉える力」など、多くの力が身についていたことに気がつきました。

 私はもともとこの学部が第一志望でしたが、SSH特別選抜の存在を知ったのは3年生になってからでした。学部の志望理由と探究内容のテーマは直接関係していませんでしたが、探究活動を通じて得た力をどう活かせるかをアピールできると考え、この方式での受験を決めました。入学当初から漠然と推薦入試も視野に入れていたため、様々な活動に参加していましたが、進路には直接関係のない探究活動の取り組みが結果的に入試に役立つとは思ってもいませんでした。情報収集は早いに越したことはありませんが、興味のない分野だからと投げ出さず全力で取り組んできたことは今となって本当によかったと思っています。

 「何を研究したか」も重要ですが、それ以上に、「何を学び、それをどう活かすか」が大切だと強く感じています。私自身、戸惑いながら始めた探究活動でしたが、最終的にはその経験が自分の視野を広げ、進路選択にも大きな影響を与える経験となりました。探究活動を通して、みなさんの思考がさらに豊かになり、今後の学びにおいて大きな力となることを願っています。