本日の3年2組のスポーツ類型の授業で、「アルミ缶を使った炊飯」に生徒14名が挑戦しました。こちらの授業は、災害時やアウトドアで道具にたよらず、身近にある物を工夫して生き抜く力を養うことを目的としています。

生徒たちはそれぞれ、炉となる部分と鍋となる部分をアルミ缶で事前に作成し準備。
炉となる缶には、火をくべる用の穴と通気用の穴を作り、鍋用の缶は上部をくり抜いています。
炊飯は、体育館周辺の野外で行われ、風を避けられる最適なスポットを見つけ出していざ炊飯開始。鍋用の缶でお米を洗い、水をいれて、炉の缶の上に設置。細かく切った牛乳パックで火をおこします。25分間、火を絶やさず炊き続けることが、今回の成功への鍵。火を扱うので、慎重になりながら、そして苦戦しながら取り組んでいました。


缶の中から聞こえてくる音に耳を澄まし、炊き上がりのタイミングを見計らって森本教諭に報告。それぞれが炊き上がったご飯を確認してもらい、全員が、時間内に炊き上げることができました。
自分で炊いたご飯は、塩やふりかけを添えておにぎりにして味わい、その達成感をしっかりと噛みしめていました。生徒たちからは「おいしい!」との声があがり、満足そうな笑顔を見せていました。

本日、メキシコからの留学生レヒナさんによる、「メキシコ紹介」プレゼンが昼休みに行われ、メキシコの文化や食べ物の魅力に浸る機会となりました。約15名の生徒が集まり、特別に図書室でお弁当を食べながらのカジュアルなスタイルで、親しみやすさがさらにアップした模様でした!

プレゼンは、スペイン語の基本的な挨拶「Hola(こんにちは)」「Adios!(さようなら)」「Gracias!(ありがとう)」から始まり、生徒たちはレヒナさんの発音に合わせて楽しそうにリピート。さらに、メキシコの首都や通貨、公用語についてもわかりやすく説明がありました。
デザイン性の高い美しいスライドで、目でも楽しめるプレゼンに生徒たちは終始釘付け。特にメキシコシティの博物館や、圧倒的な存在感を放つピラミッド、死者の日の祭りといった文化的ハイライトに、皆が感心していました。

一番に盛り上がりを見せたのは食文化の紹介。メキシコでは、リンゴやスイカに唐辛子をかけて食べるという独特の食習慣に、生徒たちは驚きつつも興味津々。メキシコの食文化への好奇心が膨らんだ様子でした。

Q&Aセッションでは、レヒナさんが流暢な日本語で質問に答えてくれました。今回のプレゼンは大好評で、メキシコの魅力がしっかりと伝わる素晴らしい機会となりました。
本日は、創立76周年の岩美高等学校創立記念日。今年も、特別な日を記念する講演会が開かれました。
まずは、辻中校長による心温まる挨拶からスタート。長い歴史に関連するクイズが出題され、会場は笑顔に包まれました。
「創立当初から今も変わらず存在するものは?」答えは、講堂横にそびえる「メタセコイアの木」。また、インターハイ出場経験を持つ部活動に関するクイズも出され、答えは5つの部活―女子バレー部、陸上部、ウエイトリフティング部、バドミントン部、そして今は無き相撲部―でした。
長い歴史を振り返った後、本日の講師の紹介がありました。
講演会のゲストスピーカー、日本海テレビの人気アナウンサー中尾真亜理さんが登壇。
テーマは「好奇心と探究心~未来への第一歩~」。中尾さんは自身の高校時代を振り返り、当時の鳥取西高で教員をしていた辻中校長との思い出を懐かしそうに語りました。

10年間にわたるアナウンサー経験から、中尾さんは「社会人として成長するために必要な心構え」を包み隠さず伝えられ、生徒たちにとって心に響く内容となりました。そして、講演の中で強調された「好奇心と探究心」について、「好きなことは誰にも負けないくらい突き詰める」と力強いメッセージが送られました。

その後、生徒たちとの質問コーナーも設けられ、「失敗からの立ち直り方」や「冠ルーヤの一番楽しかったロケ」、「モチベーションが下がったときの対処法」など、素朴な質問に中尾さんは真摯に答えてくださいました。プロのアナウンサーとしてのリアルな一面を知ることができ、生徒たちは心を打たれたと同時に、未来に向けて大きなエールをもらったことでしょう。


創立記念日にふさわしい、心温まる素晴らしい講演会となりました。
本日は、1年生が探究学習授業の一環で、岩美を知るワークショップを行いました。
岩美町にゆかりのある会社や団体・個人の方々が、様々なお話や体験を提供してくださいました。
株式会社フジタ様
屋上緑化プロジェクト × 常緑キリンソウ植栽体験
フジタ様からは、環境保全の一環として取り組まれている屋上緑化についてご紹介いただきました。生徒たちは実際に「常緑キリンソウ」を植える貴重な体験を通じて、地球環境への意識を深めました。
「もっと世界に常緑キリンソウの魅力を広めたい!」
「藤田さんのお話に元気をもらい、これからも頑張ろうと思いました。」といった生徒の声が上がり、心に残る学びとなりました。

モトフサ美術館様
和紙ランプづくりで感じる作品の温かさ
和紙の持つ優しさに触れながらランプ作りを体験しました。
「作品のお話も和紙を使った活動も楽しかった。モトフサ美術館にも行ってみたいと思った。」「初めて和紙を使って作品を作れてよい体験ができた。」と、生徒たちは創作の楽しさを振り返っていました。

山野草専門店 Natural Plants葉波様
自分だけの苔玉づくりで癒しの時間
山野草を使った苔玉作りを体験しました。植物と土に触れ癒しを感じ取っていました。
「自分だけの苔玉がつくれてうれしかった。可愛がりたい。」「苔玉をつくっていると気持ちが落ち着く気がした」「山野草のことが知れて興味を持った」といった声が上がり、自然の美しさと心の安らぎを実感していました。

カフェレストラン リベルタ・ラ・クチーナ様
驚きのクラフトコーラ作り体験
生徒たちはシンプルな材料から本格的なコーラづくりに挑戦しました。
「少ない材料でもちゃんとコーラの味がして驚きました!」「家でも作ってみたいと思いました。」と、意外にも身近な材料でできるコーラづくりを楽しみ、その味にも大満足の様子でした。

わかめ部様
ワカメの新たな可能性を発見!ワカメソースとスイーツの組み合わせに驚き!
ワカメ部の活動紹介とワカメを使ったお菓子づくりに挑戦しました。
「板ワカメを初めて知った。まさか、パンケーキやプリンにソースとしてかけて食べるとは思わなかった。驚いたけれどとてもおいしかった。」「ワカメ部の方が、わかめを工夫して、広める、伝える、食べる活動を楽しくされている姿勢に感動した」と、ワカメの新しい楽しみ方に触れ、地域の食文化への関心が高まりました。

生徒たちにとって、岩美町の自然や文化、人々との触れ合いを通して、多くの学びと感動を得たワークショップとなりました。創造性と好奇心を刺激する貴重な体験が出来たようです。
本日は、農業と環境の授業の一環で、3年3組と2組の生徒18名が 岩美南小学校の梨農園で、南小3年生24名と一緒に梨狩りをしました。
収穫作業の前に、JA岩美支店の薮田さんが今年の梨の出来についてと、梨の上手な取り方を教えてくださいました。そして、糖度計を使って梨の甘さを測定。店頭に並ぶ平均糖度が11.5度に対し、岩美南小の梨はなんと12.2度! この驚きの甘さが確認されると、一気に収穫への意欲が高まった様子。
農園に出発する前、3組の山本くんが「みんな、暑いけど頑張って収穫しましょう!エイエイオー!」と元気に声をかけると、小学生たちも力強く「エイエイオー!」と応え、一体感が生まれました。


農園では、高校生たちが小学生をしっかりとサポート。高い場所に実った梨は抱っこして一緒に収穫し、わずか30分ほどで6個のかごが梨でいっぱいになりました。


収穫後は、みんなで記念撮影。最後の挨拶では、2組の池内くんが「今日はみなさんと梨狩りをできて、本当に楽しかったです。ありがとうございました。」と感謝の気持ちを伝え、高校生は1人1個梨をいただき、梨の収穫授業は無事に終了しました。

本日1年生が、山陰海岸ジオパークの中心地である岩美町の壮大な自然の美しさと歴史を学ぶため、山陰海岸ジオパーク学習に出かけました。この学習の目的は、地形・地質・生物の魅力に触れ、地域に根付く貴重な自然財産への理解を深めること。そして、自然を守る心を育むことです。
最初の目的地は「海と大地の自然館」。ここでは、迫力満点の浦富海岸の3D映像を鑑賞し、館内の展示物をじっくり見学し、ジオパークの豊富な知識を吸収しました。

食事は隣接する「渚交流館」で取りリフレッシュ。午後のハイライトは、松島遊覧船でのクルージング。
澄み渡る空と穏やかな波が迎え、絶好の遊覧日和に恵まれました。約40分間、船上からは壮大な海岸美を堪能し、自然の力強さを肌で感じるひとときでした。

生徒たちはジオパークでの体験を振り返り、自然の偉大さを再認識した1日でした。
本日より2泊3日で、京都・大阪に向けて2年生が研修旅行に出かけました。
【第1日目】古都・京都を満喫!
予定通り、午前11時過ぎに平安神宮へ到着。クラス写真を撮り、そこからは、班ごとに事前計画をもとに、京都の街を散策。歴史的な寺社仏閣を巡り、情緒溢れる街並みを楽しみながら買い物を満喫しました。

【第2日目】創造と感動を体験!
研修旅行2日目の午前中は「カップヌードルミュージアム」を訪れ、自分だけのオリジナルヌードルづくりを体験。昼食の中華料理で力をつけた後、大阪劇団四季のお芝居で感動のひとときを過ごしました。2日目最後に訪れたのは、梅田スカイビル。空中庭園展望台屋上のスカイウォークでは、360度の絶景を一望し、大阪の大都市の魅力を満喫しました。


【第3日目】ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで思い出作り!
研修旅行3日目。朝の開園から午後2時までの約5時間、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでたっぷり遊び尽くしました。様々なアトラクションやキャラクターとの触れ合いを体験し笑顔が絶えない最終日となりました。そして、数えきれない思い出とお土産を胸に、鳥取へと帰路につきました。


本日、3年生にむけて「直前進路対策セミナー」が行われました。
生徒たちは、面接での志望動機に真剣に向き合い、先生方からの的確なフィードバックを受け、さらに自己表現をブラッシュアップしていきました。

模擬面接では、ノックから入室までの所作、椅子の座り方、立ち姿、歩き方、お辞儀の角度、目線の位置に至るまで、細部にわたる徹底指導が行われました。
さに、自分を磨き、最高の自分を試験にぶつけるための時間です。

試験は間近!自分を信じて、この日の練習の成果を存分に発揮し、成功を掴み取ってください。
吉林省と鳥取県の友好交流30周年を記念して、吉林省から高校生12名が本校を訪れ、福祉実習室で心温まる交流を行いました。交流会に参加したのは、昨年度の鳥取県青少年国際交流プログラムで吉林省を訪れた6名の生徒と、吹奏楽部の9名、地理探究選択者4名、計19名の生徒たち。
交流会は、辻中校長の歓迎挨拶からスタート。「台風接近で心配されたが、こうして交流会を実現できたことを大変嬉しく思います。今回の交流を通じて、皆さんとの友情をさらに深めたいと思います。ようこそ、岩美高校へ。」と歓迎の言葉を送りました。続いて吉林省長春外国語学校の代表者より「本日のための念入りな準備と、皆さんの温かい歓迎に心から感謝します。鳥取県と吉林省は30年間で友好という果実を実らせ、たくさんの思い出を大切にしてきました。今後もお互いが友情という美しい花を咲かせ、末永く交流していくことと確信しています。本日はありがとうございます。」と挨拶がありました。

まずは音楽を通じての交流が始まり、場の緊張が一気にほぐれました。岩美高校の校歌と、日本の代表的な歌「ふるさと」が吹奏楽部の演奏に合わせて披露され、続いて、岩美高校のサックス奏者・植田くんが「名探偵コナン」のテーマをソロで演奏。吉林省の高校生たちはこの演奏に大いに盛り上がり、即興のパーカッションや手拍子で会場をさらに熱くしました。


続いて、吉林省訪問団の演奏では、美しいフレンチホルンとギターの演奏と歌、かっこいいダンスを日本語の歌詞を交えながら披露してくれました。

音楽で会場が温まってきたところで、日本の伝統的なおもちゃ「けん玉」が登場。3年生のけん玉マスター内田くんと小島くんが、高度な技を披露してくれました。2人とも1回で技を決め、会場からは拍手があがりました。吉林省の学生にも体験を促し、楽しく交流をおこないました。

最後に、岩美高校より記念品を贈呈。
吉林省の生徒たちからもお土産が手渡され、一人ひとりが心のこもった交流を楽しんでいました。


音楽を通じて心を通わせた生徒たちからも感動の声が上がりました。
吹奏楽の中尾さんは「初めて会った吉林省の皆さんの笑顔が素敵で、演奏や合唱を通じた交流が本当に嬉しかった」。と語り、植田くんは、「初めて中国の方々の前で名探偵コナンを演奏し、演奏に合わせた即興の太鼓や手拍子が楽しかった。」と感想を語っていました。

一行は、生徒6名とともに、町内で昼食をとり、山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館や鴨ケ磯トレッキング、松島遊覧船などを楽しみ今回の交流を終えました。


本日、2学期の始業式がオンラインで行われました。
辻中校長は式辞で、夏のパリオリンピックで見事に金メダルを獲得した2名の選手のお話をしました。

まず、男子スケートボード・ストリートで金メダルを手にした堀米雄斗選手。彼は新しい技に挑戦する度、何度も失敗を重ねましたが、決して諦めることなく挑戦し続け、その努力の結晶として金メダルを手にしました。
次に、フェンシング男子フルーレ団体のアンカーとしてチームを勝利に導いた永野雄大選手。彼はリザーブメンバーとして大会に挑みましたが、人一倍の練習を積み重ね、決勝の大舞台でアンカーに抜擢。その大役を果たし、チームに栄光をもたらしました。
これらの選手たちに共通するのは、日々の努力と不屈の精神です。
辻中校長は、「皆さんもこの2学期、自分の目標に向かって力強く進んでください」と、生徒たちに強いメッセージを送りました。