「校長室から」
 
 教育のこと、子どものこと、その他私の考えたこと等、校長の視点で保護者や地域の皆様に発信をしていきたいと思います。感想や意見がありましたらお教えください。

実りの秋

2021年10月14日 17時38分

「実りの秋」をめざして

                          校 長  中 尾 善 登

 

夕暮れが早くなり、めっきり秋めいてきました。郡家西小学校の子供たちは、2学期からの本校舎と仮設校舎と行き来しながらの生活にも徐々に慣れてきました。特に全学級が仮設校舎の配膳室に給食を取りに行ったり返却したりする作業は、人手もたくさん必要で大混雑したいへんなのですが、何とか回り始めましたようです。

新型コロナの影響で子供たちの学校生活も様々な影響を受けていますが、最近の県内の新規感染状況から判断し10月2日の参観日は、ご案内のように実施できそうです。その他、竹林公園への全校遠足、創立40周年記念校内マラソン大会や、6年修学旅行、創立40周年記念作品展、創立40周年記念式典等、順調に実施できますことを唯々祈るばかりです。

さて本校では、学校教育目標具現化に向けて、教職員が「至剛プロジェクト」と称し、4つのプロジェクト(「徳(こころ)」「知(まなび)」「体(からだ)」「連携(きずな)」)チームに分かれて指導の重点化を図りながら実践することを進めています。子供たちの現状を向上させるために全体で取り組むべきこと、発達段階に応じて取り組むことなどを協議しています。重点的に取り組んでいる主なことを記述すると以下の通りとなります。

「徳(こころ)」・・・場に応じた自然なあいさつ

          → 委員会活動と連携、校内放送の活用をしながら働きかける

「知(まなび)」・・・家庭学習の充実、自学の意欲向上

          → よい例の紹介、学校での自学予定の作成、プリント活用

「体(からだ)」・・・基本的な生活習慣、立腰

          → ワンミニッツエクササイズ、いきいきチャレンジ、やずっこの日スイッチオフエイト、立腰タイム

「連携(きずな)」・・・地域とのかかわり

           → 見守りボランティアや学校支援ボランティアの募集や紹介

 

※学年によっては内容がわからないこともあると思います。

 

子供たちの実態を把握しながら、しっかりと本校の教育力を高めていきたいと思います。校舎は工事中ですが、郡家西小学校にとって「実りの秋」となるように子供たちと共に取り組んでいきます。

2学期スタート

2021年8月30日 16時17分

2学期 スタート

校 長   中 尾 善 登

 

41日間という長い夏休みが終わり、2学期の始業式を迎えました。夏休み中に校舎東側が仮設校舎に移転したので子供たちも2学期からの生活に慣れるのに少し時間がかかるかもしれません。職員室、校長室も仮設校舎の方になりました。保護者の皆様も職員室にご用の際は仮設校舎においでください。また、駐車場も工事をしておりますので、しばらくご不便をおかけすることと思いますがご了承ください。

さて、2つの校舎には、子供たちの賑やかな声が戻ってきました。とはいっても、コロナのために、あまり大きな声を出すことはできませんが、2学期がスタートしました。

今年の夏休みは、コロナに悩まされた夏休みでした。子供たちや保護者の皆様もいろいろと影響を受けられたのではないでしょうか。熱中症特別警報の影響も相まって、学校のプール開放は1日もできませんでした。せっかくPTAにご準備いただいたのに残念でした。また、出校日、愛校当番も取りやめとしなければなりませんでした。PTAの環境整備作業も延期となりました。県内東部地区には「特別警報」が出され不要不急の外出を避けるよう働きかけがありました。現在は、「警報」となっていますが、特措法に基づく自粛協力要請が9月12日まで延長され、鳥取県内においても引き続き十分警戒しなければなりません。

そのような夏休みでしたが、始業式の日、子供たちは休み中に取り組んだ学習や自由研究、工作などたくさんのものをいっぱいに抱えて登校してきました。夏休み前にこの学校便りに「好奇心」をもって、夏休みならではの取り組みをしてほしいと書きましたが、どうだったでしょうか。持ってきた自由研究や作品の中にたくさんのそれぞれの「好奇心」をもって探究した成果がきっと見られることと楽しみにしています。

2学期になっても学ぶ意欲が向上し主体的な学習態度となることをめざしていきます。気候的には、過ごしやすくなる2学期ですので、いろいろな面で子供たちのさらなる成長、確かな成長を目標としていきます。コロナの状況により、学校行事等の急な変更等が生じるかもしれませんが引き続きご理解ご協力をよろしくお願いします。

「好奇心」の大切さ

2021年8月30日 16時16分

「好奇心」の大切さ

校 長   中 尾 善 登

 

1学期がまもなく終わり、夏休みを迎えようとしています。保護者の皆様には、プール当番等、子供たちが休みを迎える準備をすでにいろいろとしていただいておりありがとうございます。また、先々週は、大雨による引き渡し下校にもご理解ご協力いただき、重ね重ねありがとうございました。

さて話題は変わりますが、人類が他の生物より進化し発達し文明を築いたのは、「脳」のおかげだといわれています。でも「脳」をもった生物は、人類以外にもいるのですが、決定的な違いはというと、人類がもっている「好奇心」だということを聞いたことがあります。興味を抱いた事物、事象に対し、より深く追究し解明し便利で豊かな生活や社会を創造してきた人類の「好奇心」こそが人類発展の礎だそうです。

どちらかというと発想の柔軟な人であったり、脳がまだ発達途上の子供であったり、「なぜ」「どうして」と次なる疑問を抱きやすかったりする人の方が「好奇心」をもっていることは容易に理解いただけると思います。

そして、昨今、様々な場面でAI(人工知能)を活用した最先端技術を活用した事柄を耳にすることが増えましたが、このAIには、たくさんのデータを瞬時に覚えさせ、判断したり予測したりすることは容易でも、「好奇心」を持たせることはかなり難しいのだそうです。それほど人間の持つ「好奇心」は、貴重で大切な今後のさらなる人類の発展には欠かすことができないもののようです。

なぜこのような「好奇心」の話題を出すかというと、長期の夏休みこそがまさに子供たちの「好奇心」を育む絶好の機会だからです。興味を持ったことや考えてみたいことを深く調べてみる、試してみる、書いてみるといった自由研究や、作文。思いきり表現したり製作したりする絵画や工作、自分の世界を幅広く広げる読書といったことにじっくり取り組める時間が豊富に確保できるからです。存分に時間を使って「好奇心」をどんどん掘り下げてみてください。八頭町の学校の夏休みは、41日間という長さです。夏休みを有意義に過ごし、2学期からは深まり磨きがかかった「好奇心」によって、「なぜ」「どうして」から始まる学習態度となり、学ぶ意欲が向上し主体的な学びに結びついてくることと思います。

8月6日の登校日、そして8月30日の2学期始業式、また、元気な顔を見せてください。

少し高いめあてを持ち一生懸命がんばる子供

2021年8月30日 16時10分

少し高いめあてを持ち一生懸命がんばる子供

    
                                                   

校長 中尾 善登

 

早いもので6月が今日で終わり、明日から7月となります。1学期もあと1ヶ月ほどとなり、7月19日には終業式を迎えます。学校では夏休みに向けての準備をいろいろと進めているところです。

学習面では、1学期のまとめに各学年とも取り組んでいます。学期末にはテストも増えますがまさにこれからそういった時期を迎えます。

生活面で気をつけることとして、長い夏休みを迎える準備として休日でも生活リズムを乱さないで過ごしてほしいと思います。休日の前日だから、夜更かししてしまったり、ゲームやメディアに触れる時間を長くしたりすると朝の目覚めも悪くなってしまい体調不良につながります。十分気をつけて生活してほしいと思います。

 

夏休み中の7月27日に5,6年生選手が参加する八頭郡小学校水泳競技大会が八東小学校で開催されます。5,6年生は体育の学習以外でも放課後の課外活動として水泳に取り組んでいます。プールの水温もかなり高くなり泳ぎやすい状況で、日に日に泳力が伸びています。

 

さて、先日のリモート集会で、全校児童に目標を持って日々過ごすことの大切さを話しました。時々「目標なきところに計画なし、計画なきところに成功なし。」という言葉を引用される方がありますがまさにその通りだと思っています。心身共に著しい成長期にある小学生にとっては、「自分を高めようとする心」の持ち方が将来の自己実現に向かう意欲や成果に大きく影響を及ぼします。わかりやすく言えば、しっかりと目標を持ちそれに向かって努力できる子供ほど、進路実現に向かう意欲や力が身につき、自分が決めた進路、夢の実現に近づくことができるのです。自分を高めようと一生懸命取り組む子供ほど、「生きる力」も身についてくると考えています。

郡家西小学校の子供たちは、「少し高いめあてを持ち一生懸命がんばる子供」「学ぶことに喜びを感じ、自分を高めようとする子供」をめざしています。これから学期末に向けて、そして、夏休み中、ぜひ忘れずに毎日を大切に過ごしてほしいものですね。


自分を高めようとする子供

2021年6月7日 11時12分

自分を高めようとする子供

 

校 長  中 尾 善 登        

 

5月16日、運動会を開催しました。当日は、時折、小雨が降りましたが、たくさん時間をかけ学習を積み上げてきた5,6年生のマーチングや1,2年生のシャングリラ、3,4年生の八頭町音頭は、その成果を発揮することができみんなで喜びました。それから、子供たちは、100m走や個人演技にも最後まで力一杯走り抜き頑張りました。係の仕事を責任を持って果たそうとする姿も見られましたし、それぞれのテントでは、声を出せない中でダンスや鳴り物グッズを使っての工夫した応援もしてくれました。昨年、運動会ができなかった分までしっかりと取り組もう、協力してつながりを深め合いやり遂げよう、成長し合おうという子供たちの思いが伝わったいい運動会だったと思います。

また、今年の運動会は「創立40周年記念大運動会」ということでPTA演技の「なつかしの仮装行列」により盛り上げていただきました。仮装により昭和の時代からのテレビを賑わせたヒーロー、ヒロインができあがり、見ていた子供たちも喜んで楽しんでいました。 今年は、コロナ禍のなかで観覧の人数を制限させていただきましたし、午前のみの半日だけの運動会とさせていただきました。子供たちもたくさんのご家族に活躍の姿を見てほしかったと思います。不本意でありましたが、ご協力いただき本当にありがとうございました。

来年度もまだ校舎の工事が継続しており、狭い校庭のままですが、今回を振り返り限られた条件の中でどのような運動会ができるのか、さらに考えたいと思います。

 

さて、早いもので1学期も約半分が終わり、6月になりました。6月は、本校が掲げている「めざす子供像」のうち「学ぶことに喜びを感じ、自分を高めようとする子供」に重点を置きたいと思っています。各学年とも授業の中で「学び合い」を重視し、自分の考えをしっかりと持ち、伝え合い、練り上げ、共に伸びていこうとする学習を大切にしていきたいと思っています。1時間ごとの自分の学習を振り返り、次の時間では、さらに学びの質を高めたいという学習意欲につなげていくことをめざします。

先日、全校がプール掃除をし、体育では、まもなくプールの時間も始まります。子供たちにとって充実した6月になってほしいものです。

令和3年度がスタートしました

2021年4月15日 08時39分
令和3年度 郡家西小学校 スタートしました

                                   

校 長  中 尾 善 登

 

この度、若桜町立若桜学園より転任して参りました、中尾善登(なかおよしと)と申します。郡家西小学校には、以前、教諭として8年間勤務させていただきました。校庭の壁画を子供たちとともに描いた時代で、当時は総合的な学習の時間の研究開発学校として文部科学省の研究指定を受けており、焼き物をしたり小麦や大豆を栽培しうどんや豆腐をつくったり、前庭を生き物の棲めるように改良したりと試行錯誤しながら先駆けの研究に取り組み、試行錯誤の日々を送りました。とても思い出深い郡家西小学校に帰ってこられ、今度は校長として学校運営に当たれることをうれしく思います。よろしくお願いいたします。

今年の3月、体育の授業研究会で郡家西小学校に来させていただく機会があったのですが、その時、玄関や廊下でどの子もとても気持ちのいい挨拶をしてくれました。きっと田中校長先生を始め先生方の指導が行き届いている証なのだろうなと思いました。この素晴らしい挨拶のできる本校の子供たちを、知、徳、体にわたりさらに成長させ、学校教育目標である「心と体のつよい子供の育成 ~明るく楽しくて、人と人がつながる学校~」をめざして46名の本校教職員が一丸となり、令和3年度をスタートさせます。今年度は、校舎の大規模改修工事があり、何かと不便で不自由なことが予想されますが、子供たちの無自覚の内に蓄積するストレスにも十分配慮しなければならないと思っております。そのような中で開校40周年記念事業が計画してあり、学校が保護者や地域の皆様と力を合わせ、子供たちにとって楽しく意義深い事業ができますことを今から楽しみにしています。

令和3年度、郡家西小学校は49名の新入生を合わせ、全校児童333名でのスタートとなります。どの子も一人一人が安心して学び、笑顔あふれる郡家西小学校となることをめざして取り組んで参ります。今年度も保護者、地域の皆様には温かいご支援ご協力をいただきますようよろしくお願いいたします。

新入学児童保護者説明会で

2021年3月4日 16時03分

新入学児童保護者説明会で

校 長  田 中  靖

 先日2月19日に、この4月に入学される保護者に来校いただき「新入学児童保護者説明会」を開催しました。この説明会では保護者の皆様に、この1年間、私が集会などを通して子供たちに伝えたことを話した後、次のようなことをお願いしましたので紹介します。
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1 子供たちに身に付けさせてほしいこと
(1)元気なあいさつができる。
(2)「ありがとう」と感謝の気持ちを表すことができる。
(3)チョイ無理(少し高い目標やめあてを立ててがんばる。)
(4)正しく箸を持って使うことができる。

2 そのために家庭で取り組んでほしいこと
(1)家族の間でも「元気なあいさつ」をしてください。
(2)小さなことでも「ありがとう」と言ってください。
(3)お子様の成長を家族一緒に喜びましょう。
(4)お子様には望みをかけて、焦らずせかさず、期を待ちましょう。
(5)結果のみの評価でなく、お子様の一生懸命がんばる過程を褒めてください。


3 さらに
 過度に先取りして子供の要求を満たしたり、先回りして子供の不安を解消したりするなど、手をかけすぎると、子供は自立しないと言われます。
 しかし、「適度な心配」と「適度な干渉」は必要です。
 子供たちに完璧を求めるのではなく、失敗しながらでも自分の力で人生を切り拓いていこうとする「未熟」ではあるが、一生懸命な子供を支援していきましょう。


4 最後に
 保護者の皆さんと私たち学校職員は、「子供を育てる」という目的を共有する「パートナー」です。是非、一緒に力を合わせていきましょう。
 さらに、保護者様同士もしっかり繋がっていただくと、子供たちの人間関係も良好になります。
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 概ね以上のことをお話ししました。
 そこで、学校としても、保護者の皆さんにお願いするだけではなく、新しい1年生が安心して登校できるよう、また、保護者の皆さんがお子さんを安心して送り出せるよう、新年度に向けて準備をしています。今後とも保護者や地域の皆様のご理解とご協力をお願いします。

コロナ禍での人権問題

2021年2月4日 13時21分

コロナ禍での人権問題

校 長  田中 靖

 今、世界中の人々が共通して恐れていることの一つは、新型コロナウイルス感染症だと思います。そして、感染症患者やそのご家族、濃厚接触者、また、医療・福祉従事者の方々に対する偏見や差別は、絶対にあってはなりません。
 しかしながら、報道等によりますと、感染者やその濃厚接触者を特定してSNSなどで誹謗・中傷する悪質な書き込みや、職場内や教育現場で新型コロナウイルスへの感染を背景とした「いじめ」や「ハラスメント」などの差別が発生しているようです。
 私たちは、新型コロナウイルス感染症について、確かな情報から正しく恐れて、正しく対処しなければなりませんが、戦うべきは人ではなく、コロナです。恐れるべきはウイルスです。
 そして、人権を無視して、差別や偏見を広げては、コロナに勝てないと思います。
 そこで、先日(1月25日)の全校集会で、次の内容のことを子供たちに伝えました。

①「もし〇〇だったら」と想像力を働かせよう。
・もし、自分が新型コロナウイルスに感染したら・・・
・もし、自分の家族が、濃厚接触者だったら・・・
・もし、自分の家族が医療従事者だったら・・・

②感謝の気持ちを持とう。
・私たちの命を守るために最前線で仕事をされている方々に
・私たちの生活を守るために仕事をされている方々に

◎私たちの中に感染者が出ても、回復した後で安心して学校に戻ってこられる学校を、戻ってきたくなる学校をみんなで作っていこう!!


 コロナ禍に関わる問題だけでなく、私たちの周りには様々な人権問題があります。そこで学校でも人権教育を計画的に推進しています。ご家庭でも、人権意識を高めるよう、そして、いじめを生まないよう、言葉掛けや話し合いをしていただきますようお願いします。

新年明けましておめでとうございます

2021年1月12日 13時16分

新年明けましておめでとうございます

校 長 田中 靖

 新年のお慶びを申し上げます。本年も子供たちの健やかな成長を願って、教職員一同、力を合わせて取り組んでいきたいと思います。ご支援やご理解をお願いいたします。
 さて、昨年は新型コロナウイルスに世界中が大きく動かされた一年でした。この感染症は、瞬く間に世界中に広がり、猛威を振るい、収束の目途が付いていません。本校においても、感染を防ぐために、3密を回避するあらゆる手段を講じるなど、教育活動に取り組んでいます。特に、コロナ禍という話題になると「制約」「我慢」「自粛」「○○しない」など、マイナスの行動様式が思い浮かびます。
 確かに、コロナ禍で人々のリアルなつながりが断たれ、「人のつながり」を大きく変化させました。しかし、このような状況下でだからこそ、私たちの心身の健康を保ち、幸せに生活するためには、物理的に人が集い、会話をすることが、とても大切であることを、私たちは気づかされました。
 本校の学校教育目標のサブテーマは「明るく楽しくて、人と人がつながる学校」です。感染リスクを避けながら、「自ら考え学び合う子供」「互いに励まし合ったり、寄り添ったりできる子供」「感謝の気持ちを表せる子供」など、教育目標の具現化をめざしていきたいと思います。
 また、今年は、干支の一つで「辛丑(かのとうし)」です。「辛」は「草木が枯れ、新しくなろうとしている状態」、「丑」は「種から芽が出ようとする状態」といわれています。つまり、これから発展する前触れの年といえます。WithコロナになるのかAfterコロナになるのか予測できませんが、新たな生活様式を取り入れ、誰にとっても、安心・安全で、夢が持てる素晴らしい一年になることを、皆さんと一緒に願いたいと思います。

できること、できたことに感謝

2020年12月25日 13時14分

できること、できたことに感謝

校 長  田中 靖

 2学期を振り返ると、コロナ禍によって、常に行事を中止にしたり学校を休みにしたりしなければならなくなるのではないかと、はらはらしながらの毎日でした。しかし、おかげさまで、学校を閉じることもなく2学期終業式を迎えることができました。
 本当にいろいろな制限があり、我慢しなければならないことが多くありましたが、いろいろ方法や内容を工夫することで、様々な活動ができました。また、キャリア教育に視点を置いた活動も実施でき、子供たちは、たくさんの方々と出会い、その生き方を学ぶこともできました。
 活動に当たっては、苦労することも多かったものの、子供たちは多くのことを学び、確実に成長したと思います。そして、一生懸命がんばるかっこいい子供たちをたくさん見ることができました。
 このように様々な活動できましたのは、保護者や地域の皆様のご理解とご協力のおかげだと思います。本当に感謝申し上げます。ありがとうございました。
 さて、この年末年始は、よりよい生活を目指して、古くから多くの人たちが作り上げてきた伝統的な行事がたくさんあります。学校から離れますが、子供たちには、「コロナ禍の新しい生活様式」で、家族や地域の方々と、触れ合ったり関わったりしてほしいと思います。
 ウイズ・コロナの時代がしばらく続くと思います。コロナに負けないで教育活動が引き続きできるよう、児童と職員が一丸となって、工夫を重ねていきたいと思います。そして、このように「当たり前にできること、できたことに感謝」の気持ちを持ち、謙虚さを忘れずに取り組んで行きたいと思います。
 保護者や地域の皆様、これからもよろしくお願いします。