「校長室から」
 
 教育のこと、子どものこと、その他私の考えたこと等、校長の視点で保護者や地域の皆様に発信をしていきたいと思います。感想や意見がありましたらお教えください。

学校再開について

2022年3月8日 10時58分

学校再開について       
                         校 長 中尾 善登       

 

この度、保護者の皆様には、新型コロナウィルス感染症による突然の臨時休業や検査に対応していただき誠にありがとうございました。また、2度にわたる臨時休業と一部の学年の学年閉鎖を招く事態となりご心配をおかけしました。そして、本校がクラスター施設となりましたことに校長として責任を感じております。心よりお詫びいたします。誠に申し訳ありませんでした。

2月15日に感染の疑いが判明してからは、鳥取市保健所、八頭町教育委員会等関係機関と連絡を取り指示を受けながら、対応を決定しました。できるだけ迅速に、そして、混乱を避けるように配慮したつもりではありますが、不備な点があったかもしれません。保健所からの指示が深夜になったこともあり、遅い時間にマチコミメールを送信させていただきました。本当にご迷惑をおかけしました。

陽性となった児童は、いずれも快方に向かいほぼ回復していると聞いています。また、無症状だった人もあったようです。その点においては、少し安堵しております。
臨時休業期間中に、鳥取県、鳥取市合同のクラスター対策チームが本校に調査に入られ、以下の通りご指摘いただきました。
・体調不良の児童に登校を控え受診を促すように引き続き保護者に依頼すること。また、体調不良の家族がある場合にも同様に登校を控えるようにお願いすること。
・引き続き不織布マスクを正しくつけるように指導を継続すること。
・引き続き教室内の常時換気をすること。吸気側と排気側を意識し、空ける隙間を排気側は吸気側の2倍を目安にすること。
・引き続き消毒をしっかりと行うこと。現状使用している消毒液でよい。
・教卓と児童机の間隔を広くとる
こと。教室内のスペースを十分に使い、児童机の間隔をとること。
・教室内のゴミ箱をふた付きのものにし、マスクやティッシュペーパー、ペーパータオル等を捨てること。
・体調の悪い児童が早退する際、保健室から外に通じる出入り口に限定すること。

以上のことを受け、早速対策を講じました。そして、クラスター対策チームの改善確認を経て学校再開許可が出ましたので、予定通り本日3月1日(火)全学年とも再開いたしました。

 また、児童への指導を徹底し、差別的な言動やいじめにつながらないようにします。感染防止のための指導も引き続き繰り返しいたします。保護者の皆様も引き続きご協力いただきますようお願いします。

 なお、参観日に代わる人権学習の動画配信をするように計画しておりましたが、このような状況となり準備を整えることが困難となりました。したがって、公開は取りやめとします。ご理解ください。公開はできないことになりましたが、どの学年も人権学習は計画通り継続しています。学年便りで今週中に各学年の人権教育への取り組みについてお知らせしますので、ご一読いただけたらと思います。

 未だご心配な点も多々あると思いますが、本校教職員が一致団結しこの局面に向かい合い、最大限の努力をいたします。そして、卒業式、修了式の日に子供たちが自分の成長を実感し、次年度への希望を抱くことができるような年度末にしたいと思っております。

 ご不明な点やおたずねになりたい点がございましたら、ご遠慮なく学校にお問い合わせください。今後ともご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。

 

 



あいさつ

2022年2月9日 13時27分

あいさつの大切さ   

校 長  中 尾 善 登

全国的に新型コロナウイルスのオミクロン株により新規感染者がものすごいスピードで増えています。鳥取市内では、小学校でのクラスター事案も発生しており、最大限の警戒が求められています。本校でも、いろいろな方面に影響が出ており、延期や中止せざるを得ない事が最近では毎日のように起こっています。また、保護者の皆様にも再三再四、新型コロナウイルス感染防止対策について手紙やまちコミメール等でお願いをさせていただいています。ご協力いただきありがとうございます。

このような状況ですが、可能な範囲で学校では教育実践を止めることなく持続していかなければなりません。時期としては、いろいろなまとめ的な実践が求められ、6年生にとっては、卒業前の重要な局面となります。年間指導計画の多少の入れ替えや変更を余儀なくされることもこれから生じてくるかもしれません。子供たちの安全・健康と、できるだけ支障のない教育実践が両立できるように考えているところです。

先日のリモート集会で、子供たちにあいさつの重要性の話をしました。マスクをしていても、そんなに大きな声は出せなくても、目を見てきちんとあいさつはできます。あいさつは、人と人をつなぐ基本となるもので相手の気持ちを良くさせると共に自分自身も気持ちよく生活ができることにつながる、人と人の心をつなげるために大切ものであるということを話しました。恥ずかしさや不安を取り除き気持ちのいいあいさつができ、こんな時だからこそよけいに学校全体が明るくなることをしっかり行ってほしいと願っています。

いろいろと制約が増えていく状況の中でも、できることを確実に積み上げていくことで、社会生活に通じる生きる力につなげていかなくてはなりません。子供たちにとっての「生きる力」とは、単純な言葉ですが奥が深く、学校教育にとって常に大きなテーマなのです。あいさつは、ご家庭ともいっしょに指導していけるものです。改めてご家庭での話題にしてみてください。

3学期が始まりました

2022年1月11日 15時50分

   3学期 スタート     校長  中尾 善登 

 

 令和4年、2022年が幕を開けました。そして、17日間の冬休みが終わり3学期がスタートしました。冬休みの間、ご家庭でお子さんはどのように過ごされましたでしょうか。ご家族やご親戚とのふれあい、団らんの時間が、少なからず持てたのではないのかな、と推測いたします。また、生活リズムの大きな乱れはなかったでしょうか。大雪にも見舞われましたが、ご家庭で被害はなかったでしょうか。子供たちには、大きな事故やけがもなく過ごせて良かったです。

 さて、2学期の終業式で、子供たちには3学期の目標を立ててくるように話をしました。それぞれの学級でも、当然のことながら新学期の目標あるいは新年の目標が話題になりました。今一度、郡家西小学校の「めざす子供」を確かめ、3学期を過ごしてほしいものだと思います。

 3学期の登校日数は、50日(6年生は、47日)です。「1月は、行く、2月は、逃げる、3月は、去る」とよく言われますが、やはり短く感じられる3学期かもしれません。しかしながら、学校にとっては来年度に向けての大切な期間です。学年に応じ、それぞれ進級や進学をめざし、子供たちの確かな成長が実感できるよう教職員一丸となって取り組んで参ります。
今年も郡家西小学校をどうかよろしくお願いいたします。



郡家西小学校は、こんな子供をめざしています

○少し高いめあてを持ち、一生懸命がんばるかっこいい子供

○学ぶことに喜びを感じ、自分を高めようとする子供

○自分で考え自分で判断して行動し、自律的に活動する子供

○自分も人も大切にし、自分を支えてくれる人・もの・ことに感謝できる子供


2学期の終わり

2021年12月28日 10時34分

郡家西小学校 令和3年度 2学期が終わりました

校 長   中 尾 善 登

 

「コロナ警報」のもとで始まった2学期もいよいよ終わりました。今、コロナは落ち着いた感じですが、新たな変異株の出現等、相変わらず油断できない状況です。また、本校の子供たちは、仮設校舎と本校舎とに分かれて過ごした2学期でした。不便で工事の大きな音にも悩まされましたが、学習や学校行事、40周年記念行事等に前向きに取り組んだ心に残る2学期になったことと思います。

学期末にあたり、子供たちにこの2学期の成果を振り返ってみてほしいと思います。特に視点をあてて、子供たちに振り返ってほしいことは次の点です。

・毎日の学習でがんばったこと、特に伸びたこととしてどんなことがあったでしょうか。

・マラソン大会や作品展にどんな気持ちで取り組みましたか。

・マーチングに取り組んでいる目標は何ですか。

・なかよし班活動や委員会活動などの児童会活動でどんな力がつきましたか。自分が楽しみ、活躍できましたか。友達との仲が深まりましたか。

・学級での話し合い活動では、どんなことを大事にして意見を言い   
  ましたか。

 この5つは、この2学期の重要な取り組みでした。大きな行事だけではなく、普段の日々の生活の中にも子供たちの成長につながる重要な事柄がたくさんあります。何気なく教室の中で交わす子供対子供、教師対子供の会話や意見交換にも子供をの力を伸ばす要素がたくさんあります。子供たち自身が「自分の力を伸ばすためにエネルギーあふれる1日1日を確実に積み上げてきた。そんな2学期だった。」と言ってほしいと思います。

 また、子供たちのご家庭での過ごし方は、どうだってでしょうか。「成長につながるがんばる姿や成長が感じられた姿」がきっと見られたことと思います。クリスマス、年末、年始等家族が共に過ごす時間が普段より多い時期ですので、しっかりと親子の会話をしてください。ご家族で、我が子の成長をテーマに語り合っていただきたい、そんな心温まる時間を意識して持っていただきたいと思います。

保護者の皆様、ご家族の皆様、地域の皆様には、コロナ禍にあっても本校のさまざまな教育活動にご理解、ご協力いただいています。40周年事業や環境整備作業、PTA活動等で本校を盛り上げてくださり誠にありがとうございます。来る令和4年、2022年も皆様にとってよい年でありますように、そして、また、引き続きよろしくお願いいたします。

よいお年をお迎えください。


2学期のまとめ

2021年12月2日 15時51分

2学期、まとめの時期

校 長  中 尾 善 登 

 

昨年より本校の「創立40周年記念事業実行委員会」が立ち上げられ、計画されてきた事業が予定通り進み、11月は40周年記念作品展と記念式典が実施できました。心配されたコロナの感染状況も落ち着きを見せ、作品展にはたくさんの方においでいただくことができました。また、式典は全校児童、職員が一同に会して実施することができました。記念品もPTAや町からの予算のおかげで、航空写真で撮影した写真入りのクリアファイル、ボールペン、校章入りせんべいを配付することができました。本当にありがとうございました。

季節は、すっかり冬となり初雪の便りがあちこちで聞かれています。今の状況からすると5,6年生のスキー教室を始め計画していた3学期の行事は予定通りできそうです。これからの季節は、体調管理についても大切になってきます。コロナと共にインフルエンザにも気をつけなければならない時期です。

また、2学期も残り約1ヶ月となりました。2学期のまとめの時期です。保護者の皆様にはお忙しい中、学期末懇談を計画させていただいておりますが、お子さんのがんばったことなど確かな成長についてお話しをさせていただきます。そして、課題となることなど明らかにしながら、冬休みや、3学期からの生活に繋がるように有意義な懇談にしたいと思っています。たびたび来校いただくことになる時期ですが、よろしくお願いします。

校訓 至剛

2021年11月2日 08時44分

「至剛」めざして   校 長  中 尾 善 登   

 

先日、創立40周年記念校内マラソン大会を実施しました。小雨が降る中ではありましたが、子供たちは自分の目標をめざして最後までがんばって走り抜こうとしていました。走っているとき、颯爽と駆け抜ける子供、苦しそうな表情の子供、ゴール前で最後のスパートをかける子供、いろいろな姿が見られましたが、どの子からも真剣さが伝わってきました。本校の「めざす子供」の「少し高いめあてをもち一生懸命がんばるかっこいい子供」になろうとしていました。本当によくがんばりました。

全校朝会で、本校の校訓である「至剛」についての話をしました。今月は、創立40周年記念式典が控えていますので、「至剛」という言葉を子供たちはたくさん聞くことになると思われ、再度この言葉の意味を確認しようと思いました。児童玄関には、4月以来「至剛」の意味として、「この上もなく心と体が剛健で、明るく、かしこく、たくましい人間性豊かな郡家西小学校の子供になる。」と掲示していました。これでもまだ低学年の子供には難しいので、これを次の3つの視点に分けて、具体的に提示しました。

「至剛」とは、①「つよい心や体」となり
       ②「明るく、かしこく、たくましく」なり
       ③「豊かな人間性」を身につけること

さらに、具体的な姿として

  ① 「つよい心や体」となるために

   ○しっかりと夢や目標をもち、それに向かって一生懸命がんばる子供      
  ○体力をのばそうとする子供 

   ② 「明るく、かしこく、たくましく」なるために
    ○前向きで明るく人に接することができる、やさしくできる子供   
     ○しっかりと学習に取り組み、学力を高めようとする子供
  
  ③「人間性が豊か」
になるために
    ○考えて行動し、人と協力できる子供
    ○感謝の心をもつことができる子供

 本校のこのすばらしい校訓「至剛」の精神を、いつまでも心に持ち続けて成長していってほしいと願っています。子供たちが、改めて心に刻み込める創立40周年記念行事となることをめざしています。


実りの秋

2021年10月14日 17時38分

「実りの秋」をめざして

                          校 長  中 尾 善 登

 

夕暮れが早くなり、めっきり秋めいてきました。郡家西小学校の子供たちは、2学期からの本校舎と仮設校舎と行き来しながらの生活にも徐々に慣れてきました。特に全学級が仮設校舎の配膳室に給食を取りに行ったり返却したりする作業は、人手もたくさん必要で大混雑したいへんなのですが、何とか回り始めましたようです。

新型コロナの影響で子供たちの学校生活も様々な影響を受けていますが、最近の県内の新規感染状況から判断し10月2日の参観日は、ご案内のように実施できそうです。その他、竹林公園への全校遠足、創立40周年記念校内マラソン大会や、6年修学旅行、創立40周年記念作品展、創立40周年記念式典等、順調に実施できますことを唯々祈るばかりです。

さて本校では、学校教育目標具現化に向けて、教職員が「至剛プロジェクト」と称し、4つのプロジェクト(「徳(こころ)」「知(まなび)」「体(からだ)」「連携(きずな)」)チームに分かれて指導の重点化を図りながら実践することを進めています。子供たちの現状を向上させるために全体で取り組むべきこと、発達段階に応じて取り組むことなどを協議しています。重点的に取り組んでいる主なことを記述すると以下の通りとなります。

「徳(こころ)」・・・場に応じた自然なあいさつ

          → 委員会活動と連携、校内放送の活用をしながら働きかける

「知(まなび)」・・・家庭学習の充実、自学の意欲向上

          → よい例の紹介、学校での自学予定の作成、プリント活用

「体(からだ)」・・・基本的な生活習慣、立腰

          → ワンミニッツエクササイズ、いきいきチャレンジ、やずっこの日スイッチオフエイト、立腰タイム

「連携(きずな)」・・・地域とのかかわり

           → 見守りボランティアや学校支援ボランティアの募集や紹介

 

※学年によっては内容がわからないこともあると思います。

 

子供たちの実態を把握しながら、しっかりと本校の教育力を高めていきたいと思います。校舎は工事中ですが、郡家西小学校にとって「実りの秋」となるように子供たちと共に取り組んでいきます。

2学期スタート

2021年8月30日 16時17分

2学期 スタート

校 長   中 尾 善 登

 

41日間という長い夏休みが終わり、2学期の始業式を迎えました。夏休み中に校舎東側が仮設校舎に移転したので子供たちも2学期からの生活に慣れるのに少し時間がかかるかもしれません。職員室、校長室も仮設校舎の方になりました。保護者の皆様も職員室にご用の際は仮設校舎においでください。また、駐車場も工事をしておりますので、しばらくご不便をおかけすることと思いますがご了承ください。

さて、2つの校舎には、子供たちの賑やかな声が戻ってきました。とはいっても、コロナのために、あまり大きな声を出すことはできませんが、2学期がスタートしました。

今年の夏休みは、コロナに悩まされた夏休みでした。子供たちや保護者の皆様もいろいろと影響を受けられたのではないでしょうか。熱中症特別警報の影響も相まって、学校のプール開放は1日もできませんでした。せっかくPTAにご準備いただいたのに残念でした。また、出校日、愛校当番も取りやめとしなければなりませんでした。PTAの環境整備作業も延期となりました。県内東部地区には「特別警報」が出され不要不急の外出を避けるよう働きかけがありました。現在は、「警報」となっていますが、特措法に基づく自粛協力要請が9月12日まで延長され、鳥取県内においても引き続き十分警戒しなければなりません。

そのような夏休みでしたが、始業式の日、子供たちは休み中に取り組んだ学習や自由研究、工作などたくさんのものをいっぱいに抱えて登校してきました。夏休み前にこの学校便りに「好奇心」をもって、夏休みならではの取り組みをしてほしいと書きましたが、どうだったでしょうか。持ってきた自由研究や作品の中にたくさんのそれぞれの「好奇心」をもって探究した成果がきっと見られることと楽しみにしています。

2学期になっても学ぶ意欲が向上し主体的な学習態度となることをめざしていきます。気候的には、過ごしやすくなる2学期ですので、いろいろな面で子供たちのさらなる成長、確かな成長を目標としていきます。コロナの状況により、学校行事等の急な変更等が生じるかもしれませんが引き続きご理解ご協力をよろしくお願いします。

「好奇心」の大切さ

2021年8月30日 16時16分

「好奇心」の大切さ

校 長   中 尾 善 登

 

1学期がまもなく終わり、夏休みを迎えようとしています。保護者の皆様には、プール当番等、子供たちが休みを迎える準備をすでにいろいろとしていただいておりありがとうございます。また、先々週は、大雨による引き渡し下校にもご理解ご協力いただき、重ね重ねありがとうございました。

さて話題は変わりますが、人類が他の生物より進化し発達し文明を築いたのは、「脳」のおかげだといわれています。でも「脳」をもった生物は、人類以外にもいるのですが、決定的な違いはというと、人類がもっている「好奇心」だということを聞いたことがあります。興味を抱いた事物、事象に対し、より深く追究し解明し便利で豊かな生活や社会を創造してきた人類の「好奇心」こそが人類発展の礎だそうです。

どちらかというと発想の柔軟な人であったり、脳がまだ発達途上の子供であったり、「なぜ」「どうして」と次なる疑問を抱きやすかったりする人の方が「好奇心」をもっていることは容易に理解いただけると思います。

そして、昨今、様々な場面でAI(人工知能)を活用した最先端技術を活用した事柄を耳にすることが増えましたが、このAIには、たくさんのデータを瞬時に覚えさせ、判断したり予測したりすることは容易でも、「好奇心」を持たせることはかなり難しいのだそうです。それほど人間の持つ「好奇心」は、貴重で大切な今後のさらなる人類の発展には欠かすことができないもののようです。

なぜこのような「好奇心」の話題を出すかというと、長期の夏休みこそがまさに子供たちの「好奇心」を育む絶好の機会だからです。興味を持ったことや考えてみたいことを深く調べてみる、試してみる、書いてみるといった自由研究や、作文。思いきり表現したり製作したりする絵画や工作、自分の世界を幅広く広げる読書といったことにじっくり取り組める時間が豊富に確保できるからです。存分に時間を使って「好奇心」をどんどん掘り下げてみてください。八頭町の学校の夏休みは、41日間という長さです。夏休みを有意義に過ごし、2学期からは深まり磨きがかかった「好奇心」によって、「なぜ」「どうして」から始まる学習態度となり、学ぶ意欲が向上し主体的な学びに結びついてくることと思います。

8月6日の登校日、そして8月30日の2学期始業式、また、元気な顔を見せてください。

少し高いめあてを持ち一生懸命がんばる子供

2021年8月30日 16時10分

少し高いめあてを持ち一生懸命がんばる子供

    
                                                   

校長 中尾 善登

 

早いもので6月が今日で終わり、明日から7月となります。1学期もあと1ヶ月ほどとなり、7月19日には終業式を迎えます。学校では夏休みに向けての準備をいろいろと進めているところです。

学習面では、1学期のまとめに各学年とも取り組んでいます。学期末にはテストも増えますがまさにこれからそういった時期を迎えます。

生活面で気をつけることとして、長い夏休みを迎える準備として休日でも生活リズムを乱さないで過ごしてほしいと思います。休日の前日だから、夜更かししてしまったり、ゲームやメディアに触れる時間を長くしたりすると朝の目覚めも悪くなってしまい体調不良につながります。十分気をつけて生活してほしいと思います。

 

夏休み中の7月27日に5,6年生選手が参加する八頭郡小学校水泳競技大会が八東小学校で開催されます。5,6年生は体育の学習以外でも放課後の課外活動として水泳に取り組んでいます。プールの水温もかなり高くなり泳ぎやすい状況で、日に日に泳力が伸びています。

 

さて、先日のリモート集会で、全校児童に目標を持って日々過ごすことの大切さを話しました。時々「目標なきところに計画なし、計画なきところに成功なし。」という言葉を引用される方がありますがまさにその通りだと思っています。心身共に著しい成長期にある小学生にとっては、「自分を高めようとする心」の持ち方が将来の自己実現に向かう意欲や成果に大きく影響を及ぼします。わかりやすく言えば、しっかりと目標を持ちそれに向かって努力できる子供ほど、進路実現に向かう意欲や力が身につき、自分が決めた進路、夢の実現に近づくことができるのです。自分を高めようと一生懸命取り組む子供ほど、「生きる力」も身についてくると考えています。

郡家西小学校の子供たちは、「少し高いめあてを持ち一生懸命がんばる子供」「学ぶことに喜びを感じ、自分を高めようとする子供」をめざしています。これから学期末に向けて、そして、夏休み中、ぜひ忘れずに毎日を大切に過ごしてほしいものですね。