成長へ、本校初の「西スタ・デー」!!
校 長 中 尾 善 登
月日の経つのは本当に早く、12月になりました。12月になった途端に急激に冷え込みが厳しくなりました。また、この冬の長期予報では、降雪量も例年より多いかもしれないということです。
さて先月は、コロナ禍にあって形を工夫した学習発表会に置き換わる行事として、「西スタ・デー」を実施しました。コロナの状況から入場者数を制限させていただきましたが、子供たちは張り切って、そして少し緊張しながら当日を迎えました。発表の場所を固定しないために各学年とも工夫をしました。参観者に参加していただく参加型のものや見学や学習したことをまとめたもの、また、ゲストティーチャーのお話からその方の生き方を知り感想を発表した学年、体育館のステージやフロアを活用し合奏やマット運動の学習の成果を発表した学年と様々でした。他の子の発表も見たかったという感想もありましたが、コロナの状況が改善されることも含め、来年以降にご期待ください。
さて「西スタ・デー」の「スタ」については、「study(スタディ)」から命名されたのですが、当日の子供たちの態度や姿から、私は違う「スタ(ST)」をあと2つ確信しました。その1つ目は「stage(ステージ)」です。今までの学習発表会は、体育館のステージのみが発表の場であったと思われますが、今年は学校のいたるところがステージでした。もちろんこれは、コロナ対策であったのですが、広いわくわくルームや音楽室、それぞれの教室や体育館など、学校全体が「stage(ステージ)」となっていました。活動場所を限定しないでTPOによって発表の場を設定し、結果として至近距離で聞き手の方を意識できたり参加していただいた方の反応に応じて言葉を考えたりすることができました。それから、2つ目の「スタ(ST)」は「star(スター)」です。「西スタ・デー」では、全員どの子も主役でした。一人一人の出番はそんなに長い時間ではなくても、それまでの学習時間を有効に使って準備し、当日は緊張の中であっても自分の役目を果たした子供たち全員がスターです。実際この「西スタ・デー」で子供たちは、自分の学びや発表、表現に満足し、成長を感じることができました。もちろん、この満足感はたくさんの方の参観があってのことで、お忙しい中、おいでいただいたご家族の方、残念ながら学校では見られずに写真等でご覧いただき子供たちをお褒めいただいたご家族の方々のお力によるものです。本当にありがとうございました。見てくださる方、聞いてくださる方があっての「西スタ・デー」なのです。
この経験を今後の学校生活につなげ、2学期のまとめとなる12月を大切に過ごしていきたいと思います。
校 長 中 尾 善 登
11月に入り、朝夕の冷え込みが日に日に厳しさを増しています。皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、学校は、コロナの新規感染者数が下げ止まっている状況の中で、何とか年度当初計画していた学校行事を不十分な形ながら実施しています。10月1日のマーチング発表には、たくさんの方にご覧いただきありがとうございました。児童が主体的に計画し活動できるマーチングとなるよう取り組んできました。今年度は特に高学年児童が創り上げ、連帯感や達成感、自己肯定感が伸長するように取り組んできました。本校のマーチングは「学校文化」であるとの認識を持ち、意義を感じ取っている児童がたくさんおり、今年度マーチング実行委員会のメンバーとして活躍した児童は、全体を見渡しできばえを確認しながら進めていました。ねらいはある程度達成できたと思っていますが、まだまだ改善の余地があり、総合的な学習の時間等の教育課程の中でねらいや高めるべき資質・能力をさらに明確化し、年間指導計画を見直しています。本校の学校教育目標、「めざす子供」像などから実施学年や学習時間、活動内容を考え直し、より望ましい学習、取組となるよう変更していきます。
また、10月6,7日には、6年生が修学旅行に行きました。最後の鳥取砂丘で少し雨に濡れましたが、ほぼ天候にも恵まれ全員が参加することができました。途中で体調を崩した児童もすぐに回復し旅行を継続できました。本当によかったと思います。楽しい思い出となったことでしょう。コロナ対策クーポンがたくさんもらえ、経費も少し抑えられました。
そして、10月20日には、全校遠足を実施し竹林公園まで歩いて行きました。この日も天候に恵まれ1年生もがんばって歩きました。計画していた仲良し班遊びなどをして、楽しい1日を過ごしました。その1週間後、10月27日には、校内マラソン大会も実施しました。みんなが自分のめあてをしっかりともち、最後まで真剣にがんばっていました。
次の大きな学校行事は、11月13日(日)の「西スタ・デー」です。以前の学習発表会をコロナ対応のために形を変え、公開会場や内容を工夫し新たな形に変えました。また、近年ではこのような形の方がより多くの児童の活躍の場を作ることができるということで取り入れている学校が増えています。コロナの状況にもよりますが、できるだけたくさんの方に見に来ていただけることを願っています。
2学期はこのように多くの学校行事がありますが、そのほか学年独自のものもあります。指導者も児童もねらいをしっかりと意識し、達成できるよう取組を充実させ、児童の成長につなげています。これからも順調に行事や学習が進展できることを願っています。今後ともご理解ご協力をお願いいたします。
校 長 中 尾 善 登
「暑さ寒さも彼岸まで」と言われますが、まだ日中は暑さを感じる今日この頃です。皆様いかがお過ごしでしょうか。今月は、台風に見舞われ、臨時休校になった日もありましたが、幸いにもこのあたりは大きな被害はなかったように報道されています。まだまだ、台風シーズンですので十分警戒しなければなりません。ご心配のコロナの状況も、東部地区の警報は、注意報に格下げになりましたが、まだまだ油断できない状況だと思っています。
さて、まもなく10月となり本校では、1日(土)を登校日とし、午前にマーチングの発表、午後に人権教育公開学習や講演会を計画しています。授業参観では、教室内が密にならないように人数並びに参観時間の制限をさせていただきますが、よろしくお願いします。短時間で申し訳ありませんが、子供たちの学習の様子をご覧いただきたいと思います。
先日の全校朝会で、本校のめざす子供「自分で考え自分で判断して行動する子供」についての話をしました。しっかりと物事を考え判断し、確実に行動できる子供になってほしいという思いから設定しています。もちろん、自分自身が考えた末、「友達の意見を聞いてみよう」「先生に相談しよう」となるかもしれませんが、それはそれでOKです。困ったときや問題が起きたときに独りよがりではなく、冷静に物事を考えることをしてみてほしいですね。また、自分の日常の生活態度をふり返り、改善できる力も重要です。人への接し方、学習態度、家庭での時間の過ごし方など「自分で判断し行動」に移してほしいと思います。ご家庭でも、折に触れお子さんの家庭での生活について振り返って話をしてみてください。その結果、自分自身で解決できる、改善できる力がさらに伸びていくことと思われます。
さて、10月は、6年修学旅行や竹林公園への全校遠足、校内マラソン大会があります。これからの季節は、ひと雨ごとに秋が深まり、過ごしやすい気候となってくるのではないでしょうか。じっくりと腰を据え、2学期の学校生活が充実できるよう子供たちと共にがんばっていきたいと思います。
2学期がスタートしました
校 長 中 尾 善 登
40日間という長い夏休みが終わり、2学期の始業式を迎えました。夏休み中に、校舎西側の工事が本格的に稼働しました。3月が完成予定ですので、まだまだ時間がかかります。その間、子供たちの教室や体育館、校庭への移動が少し遠回りになり、不便な状態が続きます。校舎も、また、本校舎と仮設校舎とに分かれての生活となります。特に本校舎の西側にあった特別教室(家庭科室、わくわくルーム、理科室)が仮設校舎に移動したので、子供たちの仮設校舎と本校舎の行き来は多くなります。また、児童玄関は登下校時に利用できますが、第2工区の電気工事範囲に含まれるため、2か月程度の期間は、靴を持って廊下を移動することも生じてきます。それから本校舎のトイレも工事中のため、仮設校舎と本校舎との間に仮設の児童用トイレを設置していただきました。したがって本校舎の学年はトイレに行く際も移動距離が長くなります。不便な状況が3月まで続きますが、工事の状況に応じてその都度その都度変更しながら、安全第一で学校生活が送れるようにします。駐車スペースも制限がありますので保護者の皆様が学校においでの際、ご不便をおかけするかと思いますが、ご了承ください。
さて、今日から2学期となり、2つの校舎には子供たちの声が戻ってきました。2学期がスタートしました。
今年の夏休みも、昨年に引き続きコロナに悩まされた夏休みとなりました。子供たちや保護者の皆様もいろいろと影響を受けられたのではないでしょうか。鳥取県内は、いまだ新規感染者数が高止まりしている状況で、最大限の警戒を求められています。県西部地区には鳥取県版の「特別警報」が、中・東部地区には「警報」が出されています。その影響で夏休み中の教職員の研修は、ほとんどがリモートでした。また、本校のPTA環境整備作業は、中止となりました。今日から2学期が始まりましたが、いろいろな面で制限を受けることが考えられます。予定していたことの急な変更を迫られることも生じてくるかもしれません。
そのような状況の中、本日もリモートで始業式をしました。子供たちは休み中に取り組んだ学習や自由研究、工作など、たくさんのものをいっぱいに抱えて登校してきました。夏休み作品展は、何とか開催したいと思っています。その際は、子供たちの素晴らしい作品をご覧いただきたいと思います。
2学期になり、コロナ禍ではありますが、子供たちの学ぶ意欲がもっともっと向上し、主体的な学習態度となることをめざしていきます。可能な条件を模索しながら、子供たちの成長にとって大切なことは絶やすことなく実施して参ります。いろいろな面で子供たちのさらなる成長、確かな成長を目標としていきます。ご家庭でもお子さんを励ましていただきながら、引き続き学校へのご理解ご協力をよろしくお願いします。
充実した夏休みを!
校 長 中 尾 善 登
今日、1学期終業式を終え、明日から40日間の夏休みとなります。依然としてコロナ禍にあり、最近また感染が県内でも急増しています。1学期の途中は、比較的落ち着いていた時期もあり、臨時休業や閉鎖が最小限に抑えられたと思っています。影響を受けた学校行事もありますが、運動会という大きな行事や子供たちの学習は予定どおり進み、その点では安堵しています。また、PTA関係の事業につきましては、4月の参観日はできませんでしたが、その他の行事はある程度できたようです。環境整備作業や資源回収にはたいへんお世話になりました。
校舎の改築工事もあり、夏休み中についても水泳大会に向けてのプール使用等、制約を受けることが多々ありますが、子供たちは家庭や地域で元気に充実した夏休みを過ごしてほしいと思います。コロナのみならず、くれぐれも大雨等の災害や熱中症には引き続き警戒をしてください。
さて、昨年も学校便りに書きましたが、せっかくの夏休みですので、子供たちには夏休みならではの経験をしてほしいと思います。といってもどこかに旅行に行くというようなことではなく、夏休みだからこそじっくりと取り組める探究心あふれる研究や工作、絵、家庭科関係作品の製作などに取り組んでみてほしいと思います。また、読書もたくさんできると思います。学年ごとに取組の具体例が示されていると思いますし、いろいろな作品募集もあります。自分自身の世界をどんどん広げることは自分の可能性を大きく広げることにつながります。ぜひいろいろなことにチャレンジしてみてほしいですね。
2学期始業式は、8月29日(月)です。ジャスト40日の夏休みを過ごし、また、元気に登校してきてください。
学ぶことに喜びを感じ、自分を高めようとする子供
校 長 中 尾 善 登
統計開始以降最も早い記録で梅雨明けが発表され、6月末から連日の猛暑日を記録しました。感染症対策とともに熱中症対策が求められています。学校は、もう少しで「学期末」を迎えようとしていますが、子供たちの成長ぶりを個別懇談では、しっかりとお話ししたいと思っています。
さて、先月はこの学校便りに郡家西小学校の「めざす子供」の「少し高いめあてを持ち一生懸命がんばる子供」について書かせていただきました。今回は、2つめの「学ぶことに喜びを感じ自分を高めようとする子供」についてお話しします。ここでいう学びとは、学校での学習や家庭での学習のことを言っています。「喜びを感じられる学び」とはどういうものなのでしょうか。子供たちが喜びを感じるには様々な要因があると思います。例えば、わかった、できたという達成感、仲間と考えをまとめたり正解を導くことができたりした経験、何時間か積み上げてきた学習の成果が出た、思い描いていたものが完成した、めあてが達成できた、なかなかできなかったことができた、わかった、などいろいろな感情が「喜び」のもとになると思われます。そして、それらのことは、「自分で納得」することや「人から認められる」ことが伴わなくては得られないはずです。まわりの指導者、支援者、学級の仲間、家族などの関わり方や導き方にも大きく影響を受けることになるわけです。ですから、その源には、これらの人々との良好な人間関係が成り立っていることが大切ですね。そして「喜びを伴う学び」は、当然のことながら、さらに主体的で、追究的な深い学びへとつながり、より「自分を高めていく」ことになっていくと思われます。
この「喜びを感じられる学び」を実現させるために私たち教職員は、日々研鑽を積み、準備をしています。ご家庭でも、お子さんの学びの跡から見える進歩や成長に関心と感心を持っていただき、タイムリーな声かけをぜひともお願いいたします。そのために、学年通信を参考にしていただいたり、時にはノートを見ていただいたり、お子さんとの日常の言葉のやりとりや会話を大切にしていただき進歩や成長を認められる親子関係、家族関係を築いてほしいと思います。さらに「少し高いめあて」への励ましがあり、それがまた、子供の達成感につながるといった好循環につながってくるのではないでしょうか。
子供たちの進歩の小さな跡、小さな伸びや成果、成長を見逃さないで認めることは、学校でも家庭でもとても重要なことです。同じ思いで共に進んでいきましょう。よろしくお願いいたします。
あきらめず 一生けん命 自分から楽しもう
校 長 中 尾 善 登
5月22日(日)、晴天に恵まれ、予定通り運動会を開催しました。雨の心配を全くしなくてよいとの予報どおりの天気で、本当にありがたかったです。
当日は、コロナの影響で1家庭2人までのご観覧に制限させていただきました。昨年に引き続き校庭には仮設校舎が建っており、狭いながらも今年は仮設校舎の外側の囲いがない分、昨年より広い観覧スペースを作ることができました。ご観覧いただいた保護者の皆様もマナー良く見ていただきトラブルなくありがとうございました。PTA役員の皆様には、朝早くから駐車場係をしていただきました。こちらも大きな混乱がなくよかったです。
運動会は、全校児童を4つの縦割りチームに分けた対抗戦としています。子供たちの仲間づくり、縦のつながりを目的としています。テントの中で、声を出しての応援をしたいところではありましたが、声は出すのは一部のリーダーのみに限定し、ペットボトルを用いての応援や拍手での応援でした。それでも子供たちなりに工夫し、まとまった応援ができました。演技の方も、100m走ではみんなが最後まで走り抜いてがんばっていました。今年の運動会のめあてどおり、どの子もあきらめずに一生懸命な姿でした。学年ごとの個人演技も、各学年の発達段階に応じた楽しさやユニークさが見られ、みんなが熱中し、ここでも一生懸命な姿が見られました。特に小学校初めての運動会となった1年生の「きょうのおやつはなあに?」では、自分の背丈ほどの大きなおやつをつりあげるかわいらしい演技が好評でした。
色別対抗玉入れや色別対抗リレーは、事前の学習どおりきまりよくみんなで盛り上げることができていました。最後に全校で「八頭町音頭」を踊り、まさしく子供たちが自ら楽しむことができた運動会となりました。
当日は、5,6年生が任された自分の係の仕事に高学年としての自覚を持って一生懸命取り組んでいました。特に6年生は運動会後の片付けでも意欲的に働いてくれました。全校児童にとって、ひとまわり成長できたとても意義深い運動会となりました。
声が出せない中、精一杯の拍手で子供たちを応援してくださったご家族の皆様、本当にありがとうございました。
運動会に向けてがんばる子供たち
校 長 中 尾 善 登
連日の新型コロナウィルス感染者数が気になっていますが、県内の新規感染者数は目に見えて減る状況ではないようです。先週、21日、臨時休業としました。各ご家庭には、20日午後より急遽の対応をお願いさせていただきました。ご協力いただきありがとうございました。県東部地区の多くの学校で関係者の感染が続いており、しばらくは今のような状況が続くことが予想されます。今後も先週のようなことがいつ発生するかもしれませんので、感染予防には十分気を付けていただき、お子さんやご家族に体調不良の方がおられましたら、受診され、医師の判断がなされるまで、お子さんの登校を控えていただきますよう重ね重ねお願いいたします。発熱を伴わない風邪症状(咽頭痛、鼻水、頭痛等)の場合でも同様の対応をお願いします。また、1日程度で回復された場合でも、受診をお願いします。できるだけ学校の教育活動を止める日を増やしたくありませんので、よろしくお願いいたします。
さて、新学期が始まり一ヶ月が経とうとしています。まもなく、ゴールデンウィークに突入します。先日のリモート朝会で、連休中は、特に交通事故に気を付けてほしいこと、コロナ対策を忘れずにしてほしいことなどを話しました。それから、郡家西小学校の子供たちに「めざす郡家西の子供の姿」についても話しました。昨年度と大きくは変わっていません。上記の通りなのですが、子供たちには少し言葉を補いながら話したつもりです。後で各担任が各学年に応じたわかりやすい話をしてくれています。ご家庭でも「めざす子供」について話題にしてみてください。
例えば、学校では、5月22日の運動会に向けて準備が始まっていますが、お子さんは家で運動会についてどんな話をされているでしょうか。「めざす子供」の中の「少し高いめあてを持ち、一生懸命がんばる」とか「自分を高めようとする」「自分も人も大切にする」「自分を支えてくれる人に感謝する」といったところを引き合いに出していただくと話が弾むのではないでしょうか。学校の指導と合わさったご家庭でのお子さんへの働きかけがより教育効果を高めることにつながります。子供たちは張り切って運動会に向けて取り組んでくれるものと期待しています。運動会についてのご案内は、先日配付させていただいたとおりですので、よろしくお願いします。
令和4年度がスタートしました
校長 中尾 善登
今年の冬は、たくさんの雪が降り積もりました。その分、春がとても待ち遠しかったのは私だけでしょうか。また、この冬は、コロナの影響も受け、つらい季節でした。
しかし、今、学校では、桜が満開に咲き誇り、本当に美しく輝かしい春を迎えることができました。3月は、52名の卒業生が巣立ちました。また、11名の先生方が、退職や転任されることとなりました。寂しく思っていましたが、4月になり7名の先生方をお迎えし、そして、明日、8日(金)には、42名の1年生が入学してきます。令和4年度は、327名の児童と43名の教職員で郡家西小学校はスタートしました。
令和3年度は、創立40周年記念事業と称してたくさんの事業をしていただきました。子供たちにとってもたくさんの思い出ができたと思います。3月には、記念誌も発刊できました。お世話になりました実行委員の皆様、保護者の皆様、本当にありがとうございました。
新型コロナウイルス感染症につきましては、まだ油断はできませんが、今年度も状況を見ながらいろいろと行事等の検討をしないといけないのではないかと思っています。4月につきましては、すでにご案内の通り参観日をやむなく中止とさせていただきました。これは、本校がクラスター施設となった際、専門家のご指導に沿って教室の児童机配置を行っており、参観していただくスペースの確保が不可能なためです。5月には、運動会を予定していますが、今年は、観覧スペースが昨年より少し広くとれますので一家庭あたりのご観覧を2名までにお願いしようと思っています。その後については大部分が未確定ですが、今年度は11月に学習発表会を予定しています。
ご不便をおかけしている校舎の大規模改修につきましては、第1工区が終わり、3月までの仮校舎部分を春休みの間に本校舎に引っ越しました。今年の夏以降、西側の第2校区の工事が始まります。今年の夏休みも、仮校舎への引っ越し作業等を予定しています。そして今年度末には、工事が完了する予定です。その間、まだご不便をおかけすることになります。
令和4年度、学校教育目標は「心と体のつよい郡家西の子供の育成 ~明るく楽しくて、人と人がつながる学校~」です。どの子も安心して学び、笑顔あふれる郡家西小学校となることをめざして取り組んで参ります。また、今年度より八頭町内の小学校、中学校はすべてコミュニティ・スクールとなります。今まで以上に地域とのつながりを強くし、学校教育に地域の力を取り入れていきます。
今年度も保護者、地域の皆様には温かいご支援ご協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
飛翔!!輝く未来へ 校 長 中 尾 善 登
学校の桜のつぼみが日に日に膨らみを増しており、確実に春の足音の響きが近づいています。3月18日(金)、52名の卒業生が郡家西小学校を巣立っていきました。今年の卒業生は、本校が創立40周年記念事業を展開する年に最上級生として学校全体をリードし、41年目の大きな前進につながる活躍を見せてくれました。コロナが収まりきらない状況の中で、可能な行事や活動のチャンスを最大限生かし、全校に呼びかけ、つながりを大切にし、みんなが楽しく学校生活を送れるためのアイデアを6年生みんなで考えて取り組んでくれました。郡家西小学校の人数の多さを生かし、郡家西だからこそできる委員会活動、児童会活動としてくれました。卒業生の功績は、本当に大きかったと思います。
今年コロナにより修学旅行は、県内となりました。スキー教室も実施できませんでした。学習活動も、特に音楽や体育、家庭科で制約がある時期がありました。そんな中でも、めげずにがんばり続けた卒業生は、4月から中学生になっても、きっといろいろなことに全力で取り組み、自分の進路を考え、自己実現に向かって歩んで行ってくれることと思います。
さて、あとわずかで令和3年度が終了します。24日(木)には、修了式を迎え、全員のこの1年間の成長を確かめます。郡家西小学校の児童は、学習や運動など、全力で、みんなで力を合わせて取り組んでいます。来年度も自分たちで工夫し、明るく楽しい学校となるような活動を考えて、実行してくれることを期待したいと思います。
この1年間、教職員にとっては、本当に先が見通せない中、手探りでできるだけの教育活動を工夫しながら取り組んできました。しかしながら、予想以上の感染力を持つオミクロン株の前に、臨時休業、学級閉鎖を強いられました。クラスター施設にまでなってしまい、今現在もそうですが、学習での児童の意見交流、考えの練り上げの場面で必要な話し合い活動ですら制限しないといけない状況です。体育でのマスク着用、音楽の合唱指導、家庭科のミシンや調理など本当に最大限の注意を払っての授業を展開しないといけません。給食も未だに黙食が求められていますし、掃除すらできなくなってしまっています。しかしながら、教育を止めることはできません。本校の学校教育目標「心と体の強い子供の育成 ~明るく楽しくて、人と人がつながる学校~」をめざし、知・徳・体のバランスのとれた児童の成長をめざしています。特に本校では、昨年度より特別活動を研究テーマとし、どの子もそれぞれの学級の中で生かされる話し合い活動の充実に取り組んできました。学力向上にも、さまざまな検査結果を生かしながら対策を講じてきました。未だ不十分かもしれませんが、確実に成果が見られ始めています。また、一人一人に応じたより確かな成長を目指す個に応じた指導も求められます。重要なのは、子どもの個々の学力状況、性格や特性等、意欲等を考慮し、より力を伸ばしていくための適切な指導や支援を展開することです。教職員個々のよさや専門性を生かし「チーム郡家西小学校」としての教育実践を目指していくことだと思っています。しっかりと目標を明確にし、実践し、評価し、ふり返りまた次の指導へとつなげていくといった一連の活動が日々の授業の中や、生活の中で確実に積み上げられていくことが求められます。児童の成長が感じられた場面を逃さずに評価し、言葉をかけ、成長を認めていく、児童がお互いの成長を確かめ合え賞賛し合う、といった着実な日々の積み上げこそが成長に結びつく基盤であると考えます。来年度も、コロナの状況を見ながらではありますが、教職員一同一致団結し教育活動を進めて参ります。さっそく、4月の参観日は実施できないという決断をしましたが、学校では新たな体制で、確実にいいスタートができるよう最大限努力いたします。
ご家庭でも、この1年間のお子さんの成長を家族で話していただき、4月からの子供たちの主体性につながる意欲を育んでほしいと思います。
今年度、保護者の皆様、地域の皆様には、郡家西小学校教育をご理解いただき、お支えいただきましたことに厚くお礼申し上げます。卒業生の保護者の皆様、たいへんお世話になりました。在校生の保護者の皆様には、引き続き来年度もよろしくお願いいたします。