日誌

フィールドワークイン山陰 生命グループ

2021年10月15日 17時17分

FW in 山陰 ~生命グループ~

生命グループは、大山でフィールドワークを行いました。
講師のリチャードピアースさん、和美ピアースさんと合流します。
リチャードさんは、国内外で様々なツアーを企画運営、鳥取県でエコツーリズム(地域ぐるみで自然環境や歴史文化など地域固有の魅力を観光客に伝えることにより、その価値や大切さが理解され、保全につながっていくことを目指していく仕組み)を推進するなど、世界的に活躍されている方です。特にオオサンショウウオの保護活動に力を入れてらっしゃいます。
大山は世界的に見ても特別な場所であること、その理由を説明してくださっています。
晴れた場合は宝珠山を上る予定でしたが、雨のため登山はできませんでした。
大山に近づくにつれ次第に天気が回復し、もやのかかる幻想的な森を散策することができました。

リチャードさんが大山寺と大神山神社の歴史、カラス天狗のこと、修験道のこと、山岳信仰等についてところどころ立ち止まりレクチャーしてくださいます。
法律・条令の変遷や森の木々についても説明してくださいました。




賽の河原 

金門
大神山神社にて4本指でポーズ!(オオサンショウウオの前足は4本指なのだそうです)
大山自然歴史博物館には研究テーマに沿った展示も多く、大山の魅力を感じるとともに大きな学びとなりました。

▼午後からは名和にリチャードさんが運営されているゲストハウスに移動しました。

日本のオオサンショウウオは世界的にも有名で、死ぬまでに会ってみたい動物TOP10に入るそうです。
その中でも鳥取県のオオサンショウウオは生息域が特別であり、その存在を守りたい思いを強く持たれています。

研究テーマについて質疑応答(英語での回答もあり、聞き逃さないように集中していました。)

その後、実地調査に向かいました。
大雨等で流されたオオサンショウウオは自力で戻れない大きな原因となっている、人工的に作られた堰堤を実際に見ていきます。



1日を通して、リチャードさんと和美さんには、本当にお世話になりました。
生徒たちも、リチャードさんや和美さんの言葉ひとつひとつをしっかりと聞いて、心が動いた研修となりました。
ありがとうございました。