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日誌

オーストラリア国際航海No.15

2015年10月31日 10時48分
2年生
平成27年10月30日(金)
 正午位置 ソロモン海(S07°-39.8 経度E152°-31.4)
 風向/力SSW/2  天候c  気圧1010.2hPa 外気27.3℃ 水温29.0℃
 
絵文字:鉛筆
10月30日(金)指導教官の日報

 昼前まで雨。この航海は日本を出てから数日時化たものの、それ以降は凪良く、雨も降らずでしたので、初めてもまとまった雨となりました。また、昼には南の潮にのり、速力が14ノットまで出ました。例年の航海と比べると速力が速く、船長も驚いてらっしゃいました。ソロモン海ではイルカやクジラ、マグロの群れを見ることもあると船長から聞いていたので期待していましたが、現れてくれませんでした。帰りに期待したいと思います。明朝5時~6時にジョマード水道を通過、その後漂泊してケアンズ入港時間に調整します。今日の作業も船洗い、岸壁からよく見える右舷側の錆を落としました。左舷側に比べて機械が多いので錆も多く、苦労していましたがとてもキレイにしてくれました。デッキのデイワークにはこうした船体整備もあり、錆落としやペンキ塗り、デッキ磨きなどによって不備を見つけ、修繕したりドックオーダーに載せたりします。作業を行った船長類型は大切な仕事の一つを知ったようです。さて、今日は罰直をしました。昨晩説教をし、3人で罰直をすることになりました。協力し合える良い班になるように約束したところです。罰直を終えてさらに3人の絆も深まったようで、その後の船内清掃も読書もしっかりやっていました。差し入れでいただいたプリン、おいしかったです。みんな本当においしそうに食べていました。ありがとうございます。


錆がおちて船が生き返ったよう。

     雨で視界不良です

    プリンおいしかったです

オーストラリア国際航海No.14

2015年10月30日 10時02分
2年生
平成27年10月29日(木)
 正午位置 ニューアイルランド゙諸島近海(S02°-17.3 経度E144°-10.3)
 風向/力SE/2  天候bc  気圧1011.6hPa 外気28.3℃ 水温29.4℃
 
絵文字:鉛筆
10月29日(木)指導教官の日報

 入港まで残り4日となりました。みんな元気です。船橋当直で「現在ボアング島変針点に向け航行中」と言い始めて8日目。本日16時にそのボアング島変針点で変針し、ソロモン海を目指して航行中です。周囲に島が見えてきて、大航海時代に陸が見えたらとりあえず上陸してみた船乗りの気持ちが少し分かった気がします。午前の作業は船洗い、汗だくになりながら白い船体の錆が付いてる箇所や汚れを落としました。ケアンズ入港に向けての準備のひとつです。赤道に近いので太陽の日差しが強く、少し日焼けをしていました。午後からは学習、海洋技術類型は実習棟から積んでいったうずまきポンプの分解・組み立てを行いました。ところが、締めすぎてパッキンが割れるハプニングが発生!女子が機関場へ行って型紙を起こし、自分たちでパッキンを作って再度組み立てました。機関場も大歓迎で、丁寧に教えていただきました。こうした経験はやはり走っている最中の船でなければできません。陸に近ければ次の寄港地で買おうか、という話になるかもしれませんが、大洋へ出れば店で買うことはできないので、部品を作るための材料・設備・そして何より船員さんの知識と技術が揃っています。パッキンを作った子たちはそれに気づいたようで、良い視点をもっているなぁと感心しました。船長類型は六分儀による太陽高度測定。「太陽をおろして」という言葉の意味を実感していました。次からは自分ひとりでできる、と自信を持っています。赤道付近の高度と比較するために、日本へ帰る時にもう一度同じ時間帯でやってみたいと思っています。この先、ソロモン海、ジョマード水道通過後さんご海に入り、針路はケアンズに一直線!と、良い気持ちで行きたいのですが、明日は罰直があります!



       太陽高度測定

      パッキン製作

       ボアング島

オーストラリア国際航海No.13

2015年10月30日 09時28分
2年生
平成27年10月28日(水) 正午位置 赤道付近(S00°-36.8 経度E150°-30.0)
 風向/力WNW/4  天候bc  気圧1010.7hPa 外気28.7℃ 水温29.5℃
 
絵文字:鉛筆
10月28日(水)指導教官の日報

 実習12日目、実習生は昨日の赤道祭、午前3:38の赤道通過とイベントが盛りだくさんで疲れている様子です。そうはいっても課業はきちんとやらなければなりません。陸とは違い土日もなく、いつまでも寝ていられる生活ではないため、自分で体調管理をしなければ不健康になり、集中して実習に取り組むことができません。良い修行になっています。疲れていても講義や観測で居眠りをせず頑張っている実習生がほとんどで午前中の海洋観測では2名の実習生が特にがんばっていたそうです。午後の機関長講義では全員が最後までしっかりと聞いていてほめていただきました。しかしそんな中、足をひっぱってしまう実習生もあります。ほんの数名ですが、遅刻や居眠りがありました。そろそろ同じ部屋の人たちも声をかけたり、フォローするのに疲れていますから本人がどう動くか、です。自覚はあるようなので、あとは行動するのみ。成長に時間はかかります、急いては事をし損じるので罰直をしつついこうと思います。ミーティングでは今後の針路とケアンズ入港に関して、乗組員情報(実習生・指導教官も乗組員の一員としてリストに載っています)、保安情報、検疫情報の書類についてお話をいただきました。日々の健康チェック、部屋の整理整頓と清掃、ゴミの始末等々、生活の全てがケアンズ入港につながっていることも話しました。ケアンズまであと5日、せっかく行くのですから、現地での若鳥丸の信頼を崩さないよう、しっかりやっていきたいと思います。


            船長講義

       プランクトン観察

   雲ひとつない赤道とはいきません。
 雲と海が繋がって見えるのはスコールです。

オーストラリア国際航海No.12

2015年10月28日 11時45分
2年生
平成27年10月27日(火) 正午位置 赤道付近(N01°-56.7 経度E147°-50.0)
 風向/力SE/2  天候bc  気圧1011.6hPa 外気28.3℃ 水温29.4℃
 11月28日の早朝には赤道を越え、南半球に突入します。

絵文字:鉛筆
10月27日(火)指導教官の日報

 実習11日目、今日は赤道祭です。朝からそわそわ、楽しみにしていたんですね。午後から準備、各部屋の出し物を準備したり、食事や飲み物を準備したりと大忙しでした。赤道祭のメニュー その1:ネプチューンの儀式。ネプチューン役の実習生「我が名はネプチューン、海の神なり。赤道を通過したいか?」と船長に問いかけ、船長にカギを渡して赤道の扉のカギを開け、若鳥丸は南半球に入ります。船長「赤道を越えたいかー!?」実習生「イェーイ!」船長「オーストラリアに行きたいか!?」実習生「イェーイ!」と盛り上げてくださいました。ネプチューン役の実習生も「残りの航海、私も海を荒らさぬよう努めていこうと思う。残り数日、がんばてくれたまえ。」と完全にネプチューンになりきっていました。その2:船長挨拶「出港して非常に厳しい航海になったとは思いますが、みなさん安全運航ありがとうございます。日にちが経って肉体的にも精神的にも疲れがたまってきていると思います。やっとここまで来たという感じだと思います。赤道は日本の春分、秋分の頃に太陽が通過するところです。ストレスを発散して残りの航海の無事を祈りましょう。」と赤道や赤道祭にまつわるお話をしてくださいました。その3:実習生代表挨拶「このたびは船長はじめ乗組員のみなさん、この会を開いていただきありがとうございました。それでは赤道祭、はじまるよー!!」その4:ハッピーバースデイ:この航海中に誕生日を迎える3名にみんなでハッピーバースデイの歌を歌いました。一言ずつ話してもらいましたが「誕生日の日は船橋当直が4回あるんですが、まぁ頑張って行こうと思います。それじゃあ赤道祭、もりあがっていこう!」がおもしろかったです。「今までありがとうございました。これからもよろしくおねがいします!!」と今までで一番大きな声で言っていて、みんなで「イェーイ!!」と盛り上がっていました。その5:乾杯(機関長)「3日目から大きなうねりがあって大変だったと思いますが、それを乗り越えて1日1日成長してきていると思います。あともう少しでケアンズです。これからのさらなる成長と若鳥丸の安全航海を祈念して、乾杯!」その6:余興。じゃんけん大会や腕相撲大会、ものまねを交えたぶっつけの寸劇等々、寸前までどうするか悩んでいただけあって個性的な出し物ばかりでとてもおもしろかったです。みんな大笑いで笑顔がいっぱいでした。最後は2号室。1人がギターを弾き、他の2人が歌いました。もう1人は立っているだけで、何をするのかな?と思っていたら、なんとバリカンを取り出して、断髪式!五厘になりました。司会も実習生がやってくれました。取り仕切るのが上手くて、すごいなぁと思いました。この2人が司会でなかったら、もっと時間が押していたと思います。大笑い、大騒ぎしても怒られない時間、ごちそうも食べて気分は最高!その後の片付け、掃除もちゃんとやって、3時半の赤道通過にむけて夜は静かになりました。



       赤道の扉をあける鍵をもらう

        Happy Birthday to You~♪

  かんぱーい\(^o^)\

      ごちそうおいしい~。

       腕相撲大会(準決勝)    

      腕相撲大会(ラスボス通信長)

赤道で満月、とってもきれい。     

10/28 3:38 赤道通過

オーストラリア国際航海No.11

2015年10月28日 11時34分
2年生
平成27年10月26日(月) 正午位置 太平洋(N05°-17.3 経度E144°-10.3)
 風向/力ESE/3  天候bc  気圧1009.7hPa 外気29.5℃ 水温29.5℃

絵文字:鉛筆
10月26日(月)指導教官の日報

 実習10日目、昨晩のミーティングから少しずつ行動が変わっています。まずは昨晩の食堂使用終了、自主的に片付けていました。その後歯磨きをする人で洗面所はごったがえしていたので、ここは直してほしいと思います。次に食当が自分たちで起きたこと。いつもは私たちが起こしに行くのですが、今朝は5:35には自分たちで起きていて、5:40には食堂に集まりテーブルや湯飲みを準備していました。でも、配膳が丁寧にできていなかったので残念でした。また、作業班デッキすりでは、灰色がかっていたデッキが木の色に見えるほど磨かれていました。まるで船員さんが磨いたようでした。海洋技術類型はエンジンの分解・組み立てを行いました。初めて分解するので、おそるおそるという感じもしましたが、元通り組み立てることができていました。機関当直でも日々の点検や洗浄が未然に事故を防ぐと習っています。一人が少しずつしかできませんでしたが、新しいことを学んで楽しかったようです。5分前行動や洗濯物など、日常生活の部分はまぁすぐには直らず、体に馴染むまでまだまだ言い続けなければならないのですが、自分を変える努力、姿勢は見えますので継続してほしいと思います。船長からも「君たちならできると信じている」と言っていただきました。これまでの航海では課題を残して下船していたのに、こう言っていただけるまでに育ってくれて嬉しかったです。明日は赤道祭、たまったストレスを発散してケアンズ入港までの鋭気を養ってほしいと思います。



         デッキすり

     エンジンの分解・組み立て

    寄港地ケアンズの予習

オーストラリア国際航海No.10

2015年10月28日 11時08分
2年生
平成27年10月25日(日) 正午位置 太平洋(N08°-31.9 経度E140°-36.9)
 風向/力ENE/4  天候bc  気圧1012.7hPa 外気28.9℃ 水温29.2℃

絵文字:鉛筆
10月25日(日)指導教官の日報

 実習9日目、これまでの航海は最大8日間だったので、未知の領域に突入です。あと4週間で境港に帰ります。船酔いも乗り越え、当直も別類型の子に教えながらできるようになり、船内生活も慣れてきて5分前行動や自主的にできる実習生が大半です。しかし数名がルールを破り、秩序を乱している現状、ここが一つの区切りになるような気がしたので夜のミーティングは当直者も参加し、全員に話をしました。ルールや秩序は乗っている人みんなの安全と平和な生活のためにあること、一人一人の心がけがないと成立しないこと、守らない人は自分の評価を下げていること、守らない人の存在によってルールを守っている人が損をしていること。もう一名の指導教官からは洗濯洗剤の消費が早いこと、一人一人の積み重ねが大切なこと、自分のものは自分で管理すること、当直で遅刻がでていること。船長からは大人として見ていること、すぐに変わる事は出来ないが毎日の積み重ねで変わること、自己評価は高いが他の人からの評価は低いということではいけないこと、船の物品は公共物であること等を話していただきました。そしてこれまでのオーストラリア航海では全員が完璧にできて下船した例はないが君たちならできるかもしれないと思っているとも言っていただけました。昨年の今頃はまだ幼かった生徒たちも、1年間で成長し、またこの航海で大きく成長するチャンスをいただいています。実習生一人一人が自覚と責任、忍耐力、協調性、海を愛する心をさらに養って下船できるよう、残りの日々を大切に過ごしてほしいと思います。そして一日も早く、私たちを安心して毎日を送れるようにしてほしいと思います。


      船内時間をすすめる

       私たちの強い味方

  差し入れのアイスをいただきました
  ありがとうございました

オーストラリア国際航海No.9

2015年10月25日 16時47分
2年生
平成27年10月24日(土) 正午位置 太平洋(N11°-42.2 経度E137°-21.80)
 風向/力SSE/2  天候bc  気圧1014.0hPa 外気29.3℃ 水温29.0℃

絵文字:鉛筆
10月24日(土)指導教官の日報
 実習8日目、例年は東よりの風が吹くこの海域ですが、南よりの風が吹いています。気圧も朝からどんどん上がり、1014hPaになりました。北に台風があることでこのあたりが高圧帯となり、南よりの風が吹いていたそうです。気象衛星の画像では緯度が低い海域に雲がなく、赤道は雲一つない青空を見ることができるかもしれないと船長から伺いました。船内に掲示している赤道付近の写真よりももっとステキな景色をみることができるかもしれない、と実習生の期待は高まっています。「こんな景色、一生のうちに今しか見れない、こんな経験ができるなんてすごいよね-。しかも高校2年生でだよ、こんなの俺たちだけだよね!」by実習生。そうなのです、こんなすごい経験はこの子達しかできません。辛いことや苦しいこと、我慢することもたくさんありますが、他の人はしたいと思ってもなかなか実現しない経験をしているのです。そのことにみんなが気づいてくれるよう、もっと声かけをしていきたいと思います。今日の学習班は船長類型が船長講義、海洋技術類型が機関長講義と6級海技士の勉強をしました。船長講義では当直業務、非常時の対処法について学びました。当直業務は普段行っている当直業務の真意を学び、非常時の対処法では普段見ることのできない機関室を消火する装置や救命索発射装置などを見せていただきました。機関長講義では当直業務でしっかり学んでいた実習生が機関長からの質問にたくさん答えていたそうです。その後の海技士の勉強に繋がる内容もあり、実習生の学習に対するモチベーションも少し上がったようです。体調不良はありません。


  仲良し食当「食事です」の放送

みかんの缶詰ごちそうさまでした

船長講義 SARTの説明

※25日、26日0時に30分ずつ船内時間を進めケアンズ時間にします。日本との時差は+1時間です。


オーストラリア国際航海No.8

2015年10月24日 15時50分
2年生
平成27年10月23日(金) 正午位置 太平洋(N15°-02.6′ 経度E133°-21.80)
 風向/力SSW/3  天候bc  気圧1012.4hPa 外気29.4℃ 水温29.0℃
海況も穏やかになり、生徒は元気一杯です。若鳥丸通信長の指導による筋トレ部で
汗を流す生徒もいたようです。

絵文字:鉛筆
10月23日(金)指導教官の日報

 実習7日目、今日までは船長類型は船橋当直だけ、海洋技術類型は機関当直だけでしたが、今日から11月1日までは日中は船長類型・海洋技術類型がペアになって船橋当直・機関当直に入っています。互いに学んだことを教え合うという趣旨です。船橋では日誌の書き方、引継、操舵、風や波の見方を機関では機関制御室のモニターの見方、日誌の書き方を教え合っています。説明があやふやだったり教えると言うよりも自分でやってしまったりと自分がわかっていても相手に教えることは難しいということを実感していました。初回はそんなものだと思います。「相手がどのくらい理解してくれているかを確かめながら伝えるためには、自分が10を理解していて、はじめて相手に2か3伝わると思った方がいい。手を変え品を変え、伝えるための準備が必要だ」と教員になる前、大学の先生から言っていただいたことを思い出します。試行錯誤しながらも何とか伝えようとする気持ちで取り組んでくれていますので、これからの数日間で上達すると思います。変針して昼前にはかなり揺れが収まり、今日から湯船に湯をためることにしました。実習生は大喜び!やっぱり湯船に浸かると気持ちが和らぐようで、風呂から上がるとみんなニコニコしていました。少しずつたまっていたストレスや疲れがちょっとは軽くなったかな?

体調不良の生徒は2名で、そのうち1名は船酔いです。この2人は食当でしたが、代わりに周りにいた生徒が手伝ってくれて、とても嬉しかったです。

     船長より時差の説明

     機関日誌の書き方講座

     ミィーティング後の食堂

※25日、26日0時に30分ずつ船内時間を進めケアンズ時間にします。
 日本との時差は+1時間です。


オーストラリア国際航海No.6

2015年10月23日 10時44分
2年生
平成27年10月21日(水) 正午位置 太平洋(N23°-11.4′ 経度E129°-27.60)
 風向/力North/3  天候bc  気圧1007.3hPa 外気28.5℃ 水温29.4℃
本日の揺れが激しく、船酔いに耐えながら生徒たちは頑張っています。

絵文字:鉛筆
10月21日(水)指導教官の日報

 実習5日目、ついに360°見渡す限り海と空の海域へ出ました。まだまだ揺れは続いていて船酔いが続いています。午前中にアンチローリングタンクが作動し始め、横揺れが40%軽減されましたが、東、西から台風の影響かうねりが押し寄せて複雑な波となり、複雑な揺れ方をしているためなかなか慣れません。昨日は元気だったのに、今日はKOという実習生もあります。太平洋に出て、その厳しさを体感しています。「帰りたい」「もう嫌だ」「死ぬほど苦しい」「辛い」そんな言葉が聞こえてきますが、みんなが同じ気持ちでいるので、互いに励まし合って、慰め合って、肩寄せ合ってがんばっています。出港前の授業で井上先生が実習生に送って下さった言葉どおり、困難なときこそ本当の強さがわかります。
 体調不良や船酔いの生徒もいますが、我慢できない場合には船内の薬で対処しています。
        



朝のデッキウォッシュ

   これからデッキ磨きの作業に入ります

オーストラリア国際航海NO.7

2015年10月22日 10時38分
2年生
平成27年10月22日(木) 正午位置 太平洋(N18°-34.0′ 経度E129°-56.3′)
 風向/力SSW/4  天候bc  気圧1008.1hPa 外気29.8℃ 水温29.3℃
相変わらず船は右に左に揺れています。
生徒の中では体調を崩す生徒や船酔い気味の生徒など様々ですが日々の業務を一生懸命取り組み、仲間同士で助け合う姿が多々見受けられます。

絵文字:鉛筆
10月22日(木)指導教官の日報

 そろそろ揺れにも慣れてきて、緊張感が薄れ始めています。元気になるのは良いことですが、すぐに気が緩んでしまう部分も見られます。毎度のことながら、洗濯物を取りに来ない、部屋の掃除をしない、食堂で騒いでしまう、、、少しずつ改善されてはいますが残りの30日でどうにかなるかな?昨日船酔いだった実習生も食事を完食したり当直に行ったり、学習をがんばっていたり、それなりにがんばっています。学習では「課題が多い」「船酔いしながらやる辛さをわかってくれていない」と文句を言っていますが、一期生の頃に比べると、かなり船酔いを考慮して課題を作ってもらっていることを話しました。「現在の心境を書きなさい」というものがあり、今船酔いで苦しんでいるときに書いたものは本当にありのまま苦しんでいる心境を書いていますので、読んでいておもしろいです。ケアンズからの帰りにこの課題に取り組んだ実習生と比較すると、この航海の行きと帰りでどれほど変わるかよくわかると思います。船酔いから復活して、しっかりやってくれることを期待します。

10月27日から28日にかけて赤道を通過する予定、27日には赤道祭を行います。