3年生
7月4日(水)若鳥丸正午位置 那覇新港係船中
沖縄に上陸して、寄港地活動を行います。

指導教官の日報 (7月4日)
今日は慶良間諸島での実習2日目でしたが、風が昨日よりも弱くなっており、とても恵まれたコンディションで実習を行うことが出来ました。 ダイビング実習では、午前中のポイントでは水深12mまで、午後のポイントでは水深16mまでと、例年よりも深い場所で潜ることが出来ました。観察できた生物も豊富で、ウミガメやイセエビ、ウミヘビをはじめ様々な生物が見られました。ある生徒は「ダルマオコゼが海底にたくさんいて、刺されないように注意した」と言っていました。1回の潜水時間が30分くらいだったこともあり、「せっかく沖縄に来たんだから、もっと長い時間水中にいたかった」と言っている生徒もいました。
マリンスポーツ実習では、昨日よりも風が落ちて波もあまりなく、ウィンドサーフィンをするには絶好のコンディションとなりました。海底にサンゴ礁が見える透き通った海で、心地良い風を背中から受けて海面を走る経験は、そう簡単にできるものではありません。無事に慶良間諸島での実習を終えられたのも、支援で来ていただいた2名の先生や生徒と一緒に潜水していただいた乗組員、さらにマリンスポーツで岸から離れた生徒を救助するために交通艇でサポートしていただいた乗組員など、多くの方の協力があったおかげだと思います。充実した実習となり、とても感謝しています。夕方には那覇入港を控えているため、マリンスポーツ実習も早めに切り上げて器材の片づけを行い、16時30分には那覇に向かって出航しました。夕食のメニューは焼肉だったこともありますが、生徒たちはとても充実感に満ちた表情で食べており、充実した実習をやり終えたという達成感が感じられました。那覇入港の時は、那覇市の街並みを初めて見た生徒が「建物が多くて都会だなー」という感想を言っていました。明日の寄港地研修は那覇市内の班別研修です。生徒たちも楽しみにしているので、充実した研修となってほしいと思います。

潜行後は海底に集合

ナマコを持ってハイポーズ

みんな上達しました!

カヤックレースで盛り上がる

沖縄を思いっきり満喫

海は最高のコンディション!
3年生
7月3日(水)若鳥丸正午位置 慶良間列島座間味実習海域錨泊中
気温30.1℃ 水温28.6℃ 風向/力South/4 気圧1005.8hpa
本日は沖縄の開放感あるきれいなコーラルサンドやケラマブルーで、
マリンスポーツ実習を行っています。

指導教官の日報 (7月2日)
座間味島の錨泊場所には朝の6時頃に到着し、アンカーを打つと船の揺れはなくなりました。生徒たちの顔を見ると、昨日まで船酔いで苦痛の表情を浮かべていたのが嘘のように笑顔です。朝食の時には、「2日ぶりに食事がとれた」とか「食パンがこんなにおいしいとは知らなかった!」など、久しぶりに落ち着いて食べられる食事がすごく嬉しいようすです。中には、「お腹が減っているのにもうお腹いっぱいだ。胃が小さくなっている」と言っていた生徒もいました。 ダイビング実習は、少し透明度が良くなかったようですが、潜水集中訓練で身に付けたことが発揮できていたようです。船に帰ってから魚の図鑑を調べ、「映画ファインディング・ニモに出てきた魚を見たけど、何という魚だろう」などと言いながら、ダイビングの記録を記入していました。また、ダイビングも楽しかったけど船から海に飛び込ませてもらったことが楽しかったと言っている生徒もいました。
マリンスポーツ実習では、古座間味ビーチでカヤックとウィンドサーフィンを行いました。ビーチは平日なので人が少ないのではないかと予想していましたが、修学旅行生と見られる学生や外国人など、多くの人で賑わっていました。海洋科3年生は、2年生の時に社会人講師の方からウィンドサーフィンの講義や実技指導を受けており、このビーチでそれを発揮してほしいという気持ちでしたが、実際は風が強くなかなか思うように乗れていませんでした。「美保湾ではうまくできたのにどうしてうまくいかないんだろう」と首を傾げている生徒もいました。
生徒の日誌には「初めてスクーバダイビングを海でやって、素晴らしい水中景色が見られて感動した」、「奇麗なビーチでマリンスポーツをして貴重な経験になった」という感想がありました。私としても、強風が心配された中で予定通りの実習ができ、無事に終えることが出来たということでほっとしています。明日もう1日慶良間諸島での実習がありますので、安全に気を付けて慶良間諸島の海の素晴らしさを体感してもらいたいです。
台風の影響で、予定を繰り上げて7月3日の夕方に那覇に入港します。計画していた神戸での寄港地研修も予定通りできるとよいのですが台風の進路次第となりそうです。

バディーの後に続き、水中散策

ダイビングボートでポイントに移動 
水中で記念撮影(マスクをしているので誰だかわかりませんね)
二人乗りカヤック

ウインドサーフィン

座間味ビーチの賑わい
3年生

指導教官の日報 (7月1日)
「オーストラリア航海の時より揺れていませんか?」と生徒から聞かれるほど激しい揺れが続いています。波の高さは3~4mですが、船の前方から波が来るので縦に大きく揺れています。船首近くにある男子トイレは上下によく揺れるので、船酔いの生徒は行くのを嫌がります。「トイレに行きたいけど、あそこは揺れるから行きたくない」と言っています。また、自分の部屋が船首の近くにある生徒は「自分の部屋は揺れるから帰りたくない」「生徒食堂が揺れなくていい」と言って、生徒食堂から動きません。 船長コースで当直班の生徒はさらにたいへんそうです。船橋の窓には頻繁に波しぶきがかかり、前方が見えなくなります。また、当直を終えた生徒は「船橋にいると内臓が浮き上がる」と言っています。船橋当直をしていた多くの生徒が、トイレに行くために嘔吐袋をもって船橋から降りてきたり上がって行ったりするのをよく見かけました。この揺れのため、船のスピードが大きく落ちています。昨日は12ノット近くあった船速が、今日は7~8ノットになっている時が多くありました。その結果、今日の夜に到着予定だった慶良間諸島ですが、明日の明け方に到着することになりそうです。そのことを生徒に伝えると、「お願いだから、もっとスピードをあげてくれ~」と祈るように言っています。その願いが通じたのか、夜になると波が若干落ちて船速も12ノットに回復しました。やはり穏やかな海況での航海の方がいいですが、酔ったり吐いたりしながら苦労して到着した慶良間諸島は、きっと生徒たちにとっては楽園のように見えると思います。生徒の当直も20時で終わりにしていますので、明日のダイビングやマリンスポーツを充実させるために、しっかり睡眠をとって体を休めてほしいと思います。生徒の健康面ですが、ほとんどの生徒が船酔いですが、風邪などの体調不良の生徒はいません。

3年生
2年生
6月30日(火)若鳥丸正午位置 長崎県佐世保市西方海上南下中
気温21.2℃ 水温21.7℃ 風向/力SE/4 気圧1001.2hpa 天候雨
昨日の出港後すぐに揺れ始め、船酔いの生徒はじっと耐え忍んで、投
げ出すことなく作業をしました。さすがは三年生です。日本海を下り針路
を南よりに変えてからは心地よい揺れとなり現在も、視程はあまり良く有
りませんが海上は凪いでいます。
明日の深夜に実習海域の座間味に到着する予定です。

指導教官の日報 (6月29日)
海洋科3年生にとって最後の航海実習となるこの度の航海では、「最後の航海なのでよい出港式にしよう」という話をして出港式に臨みました。今までの航海実習では出港式や出港の時の態度などがあまり良くありませんでしたが、今日の出港式は生徒たちも良い式にしたいという気持ちが伝わってきました。 境港を出港した後、一文字堤防を過ぎた頃から船が大きく揺れだしました。東からの風が強く、うねりもあったためです。生徒たちは「今日は凪だと聞いていたのに、こんなに揺れるとは思わなかった」と言っていました。昼食の時も相変わらずの揺れで、食べやすいカツカレーだったにも関わらず、船酔いのためトンカツが食べられなかった生徒が何人もいました。昼食後から船橋当直と機関当直が始まりましたが、今回が5回目の航海実習ということもあり、スムーズに当直業務をこなしていました。しかし、船内学習の方は、揺れに耐えて気持ち悪くなりながらも課題をこなしている生徒もいましたが、疲れと船酔いから課題に手が付けられない生徒もいました。しかし、夕食の時には風も弱まったため、船はほとんど揺れなくなり、夕食を美味しく食べることが出来ていました。明日も低気圧の影響で揺れが大きくなることが予想されるので、早く船の揺れに慣れて、船内生活を充実させてほしいと思います。
生徒の体調ですが、2名が耳の痛みを訴えており、潜水集中訓練の影響だと思います。薬を飲ませて様子を見ています。また、咳が出ているのが1名です。こちらも風邪薬で対応しています。

船橋当直の様子

差し入れありがとうございます!
3年生