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日誌

沖縄潜水航海No.6

2015年7月4日 10時11分
3年生
7月4日(水)若鳥丸正午位置 那覇新港係船中
沖縄に上陸して、寄港地活動を行います。

絵文字:鉛筆 指導教官の日報 (7月4日)
 今日は慶良間諸島での実習2日目でしたが、風が昨日よりも弱くなっており、とても恵まれたコンディションで実習を行うことが出来ました。

 ダイビング実習では、午前中のポイントでは水深12mまで、午後のポイントでは水深16mまでと、例年よりも深い場所で潜ることが出来ました。観察できた生物も豊富で、ウミガメやイセエビ、ウミヘビをはじめ様々な生物が見られました。ある生徒は「ダルマオコゼが海底にたくさんいて、刺されないように注意した」と言っていました。1回の潜水時間が30分くらいだったこともあり、「せっかく沖縄に来たんだから、もっと長い時間水中にいたかった」と言っている生徒もいました。

 マリンスポーツ実習では、昨日よりも風が落ちて波もあまりなく、ウィンドサーフィンをするには絶好のコンディションとなりました。海底にサンゴ礁が見える透き通った海で、心地良い風を背中から受けて海面を走る経験は、そう簡単にできるものではありません。無事に慶良間諸島での実習を終えられたのも、支援で来ていただいた2名の先生や生徒と一緒に潜水していただいた乗組員、さらにマリンスポーツで岸から離れた生徒を救助するために交通艇でサポートしていただいた乗組員など、多くの方の協力があったおかげだと思います。充実した実習となり、とても感謝しています。夕方には那覇入港を控えているため、マリンスポーツ実習も早めに切り上げて器材の片づけを行い、1630分には那覇に向かって出航しました。夕食のメニューは焼肉だったこともありますが、生徒たちはとても充実感に満ちた表情で食べており、充実した実習をやり終えたという達成感が感じられました。那覇入港の時は、那覇市の街並みを初めて見た生徒が「建物が多くて都会だなー」という感想を言っていました。明日の寄港地研修は那覇市内の班別研修です。生徒たちも楽しみにしているので、充実した研修となってほしいと思います。

               潜行後は海底に集合

                ナマコを持ってハイポーズ

              みんな上達しました!

              カヤックレースで盛り上がる

              沖縄を思いっきり満喫

             海は最高のコンディション!

沖縄潜水航海No.5

2015年7月3日 10時15分
3年生
7月3日(水)若鳥丸正午位置 慶良間列島座間味実習海域錨泊中
 
 
 
 
 
気温30.1℃ 水温28.6℃ 風向/力South/4 気圧1005.8hpa
 本日は沖縄の開放感あるきれいなコーラルサンドやケラマブルーで、
 マリンスポーツ実習を行っています。

絵文字:鉛筆 指導教官の日報 (7月2日)
座間味島の錨泊場所には朝の6時頃に到着し、アンカーを打つと船の揺れはなくなりました。生徒たちの顔を見ると、昨日まで船酔いで苦痛の表情を浮かべていたのが嘘のように笑顔です。朝食の時には、「2日ぶりに食事がとれた」とか「食パンがこんなにおいしいとは知らなかった!」など、久しぶりに落ち着いて食べられる食事がすごく嬉しいようすです。中には、「お腹が減っているのにもうお腹いっぱいだ。胃が小さくなっている」と言っていた生徒もいました。

 ダイビング実習は、少し透明度が良くなかったようですが、潜水集中訓練で身に付けたことが発揮できていたようです。船に帰ってから魚の図鑑を調べ、「映画ファインディング・ニモに出てきた魚を見たけど、何という魚だろう」などと言いながら、ダイビングの記録を記入していました。また、ダイビングも楽しかったけど船から海に飛び込ませてもらったことが楽しかったと言っている生徒もいました。

 マリンスポーツ実習では、古座間味ビーチでカヤックとウィンドサーフィンを行いました。ビーチは平日なので人が少ないのではないかと予想していましたが、修学旅行生と見られる学生や外国人など、多くの人で賑わっていました。海洋科3年生は、2年生の時に社会人講師の方からウィンドサーフィンの講義や実技指導を受けており、このビーチでそれを発揮してほしいという気持ちでしたが、実際は風が強くなかなか思うように乗れていませんでした。「美保湾ではうまくできたのにどうしてうまくいかないんだろう」と首を傾げている生徒もいました。

 生徒の日誌には「初めてスクーバダイビングを海でやって、素晴らしい水中景色が見られて感動した」、「奇麗なビーチでマリンスポーツをして貴重な経験になった」という感想がありました。私としても、強風が心配された中で予定通りの実習ができ、無事に終えることが出来たということでほっとしています。明日もう1日慶良間諸島での実習がありますので、安全に気を付けて慶良間諸島の海の素晴らしさを体感してもらいたいです。

 

 台風の影響で、予定を繰り上げて7月3日の夕方に那覇に入港します。計画していた神戸での寄港地研修も予定通りできるとよいのですが台風の進路次第となりそうです。


   
     バディーの後に続き、水中散策

    
ダイビングボートでポイントに移動 
水中で記念撮影(マスクをしているので誰だかわかりませんね) 
 
       二人乗りカヤック

       
ウインドサーフィン

     座間味ビーチの賑わい

沖縄潜水航海No.4

2015年7月2日 22時05分
3年生
絵文字:鉛筆 指導教官の日報 (7月1日)
「オーストラリア航海の時より揺れていませんか?」と生徒から聞かれるほど激しい揺れが続いています。波の高さは3~4mですが、船の前方から波が来るので縦に大きく揺れています。船首近くにある男子トイレは上下によく揺れるので、船酔いの生徒は行くのを嫌がります。「トイレに行きたいけど、あそこは揺れるから行きたくない」と言っています。また、自分の部屋が船首の近くにある生徒は「自分の部屋は揺れるから帰りたくない」「生徒食堂が揺れなくていい」と言って、生徒食堂から動きません。

 船長コースで当直班の生徒はさらにたいへんそうです。船橋の窓には頻繁に波しぶきがかかり、前方が見えなくなります。また、当直を終えた生徒は「船橋にいると内臓が浮き上がる」と言っています。船橋当直をしていた多くの生徒が、トイレに行くために嘔吐袋をもって船橋から降りてきたり上がって行ったりするのをよく見かけました。この揺れのため、船のスピードが大きく落ちています。昨日は12ノット近くあった船速が、今日は78ノットになっている時が多くありました。その結果、今日の夜に到着予定だった慶良間諸島ですが、明日の明け方に到着することになりそうです。そのことを生徒に伝えると、「お願いだから、もっとスピードをあげてくれ~」と祈るように言っています。その願いが通じたのか、夜になると波が若干落ちて船速も12ノットに回復しました。やはり穏やかな海況での航海の方がいいですが、酔ったり吐いたりしながら苦労して到着した慶良間諸島は、きっと生徒たちにとっては楽園のように見えると思います。生徒の当直も20時で終わりにしていますので、明日のダイビングやマリンスポーツを充実させるために、しっかり睡眠をとって体を休めてほしいと思います。生徒の健康面ですが、ほとんどの生徒が船酔いですが、風邪などの体調不良の生徒はいません。



沖縄潜水航海No.3

2015年7月1日 21時18分
3年生

7月1日(水)若鳥丸正午位置 奄美大島西方海上南下中
 気温28.9℃  水温28.8℃  風向/力SW/7   気圧1000.0hpa 天候雨
 
 
 
 海上は時化で、船の動揺も大きい中で、実習生は与えられた作業をしっかりと行い、
 頑張っているようです。
 

※台風9号の日本へ接近に伴い、実習日程の変更をお知らせします。那覇港出港日を一日早めて、7月6日(月)にいたします。台風の状況によっては、今後の日程が大きく変わることも予想されます。変更次第、随時お伝えいたします。

絵文字:鉛筆 指導教官の日報 (6月30日)
 朝の起床の時、若鳥丸は福岡県の北を西に進んでおり、とても穏やかな海況でほとんど揺れのない状態でした。昨日まで船酔いをしていた生徒も元気に体操とデッキウォッシュを行うことが出来ていました。昼食の時はちょうど長崎県の五島列島の東側を航行しており、やはり穏やかな海況で食事もよく食べることが出来ていました。ところが、食事が終ろうとする頃には島の陰を抜けたため、大きく揺れ始めました。昨日のミーティングで船長から「明日以降は時化ますよ」と言われていたとおり、その後は船の左斜め前方から波とうねりが押し寄せてくるため、体が宙に浮くような揺れが続きます。生徒も次々と船酔いになり、夕食後にはほぼ全員が船酔いとなってしまいました。ほとんどの生徒が船酔いのため、夜の8時には船内が静かになりました。明日の夜には実習海域の慶良間諸島に到着します。もう少しの辛抱なので、当直や食事当番などを一生懸命こなしてほしいと思います。


       レーダーの操作方法を学んでいます

       船酔いでダウンしている生徒(写真奥)

沖縄潜水航海No.2

2015年6月30日 11時53分
2年生
6月30日(火)若鳥丸正午位置 長崎県佐世保市西方海上南下中
 気温21.2℃  水温21.7℃   風向/力SE/4  気圧1001.2hpa 天候雨 

昨日の出港後すぐに揺れ始め、船酔いの生徒はじっと耐え忍んで、投
げ出すことなく作業をしました。さすがは三年生です。日本海を下り針路
を南よりに変えてからは心地よい揺れとなり現在も、視程はあまり良く有
りませんが海上は凪いでいます。
明日の深夜に実習海域の座間味に到着する予定です。

絵文字:鉛筆 指導教官の日報 (6月29日)
 海洋科3年生にとって最後の航海実習となるこの度の航海では、「最後の航海なのでよい出港式にしよう」という話をして出港式に臨みました。今までの航海実習では出港式や出港の時の態度などがあまり良くありませんでしたが、今日の出港式は生徒たちも良い式にしたいという気持ちが伝わってきました。

 境港を出港した後、一文字堤防を過ぎた頃から船が大きく揺れだしました。東からの風が強く、うねりもあったためです。生徒たちは「今日は凪だと聞いていたのに、こんなに揺れるとは思わなかった」と言っていました。昼食の時も相変わらずの揺れで、食べやすいカツカレーだったにも関わらず、船酔いのためトンカツが食べられなかった生徒が何人もいました。昼食後から船橋当直と機関当直が始まりましたが、今回が5回目の航海実習ということもあり、スムーズに当直業務をこなしていました。しかし、船内学習の方は、揺れに耐えて気持ち悪くなりながらも課題をこなしている生徒もいましたが、疲れと船酔いから課題に手が付けられない生徒もいました。しかし、夕食の時には風も弱まったため、船はほとんど揺れなくなり、夕食を美味しく食べることが出来ていました。明日も低気圧の影響で揺れが大きくなることが予想されるので、早く船の揺れに慣れて、船内生活を充実させてほしいと思います。

 生徒の体調ですが、2名が耳の痛みを訴えており、潜水集中訓練の影響だと思います。薬を飲ませて様子を見ています。また、咳が出ているのが1名です。こちらも風邪薬で対応しています。


               船橋当直の様子

            差し入れありがとうございます!

沖縄潜水航海(本日境港を出港しました!)

2015年6月29日 13時10分
3年生

第3次航海「若鳥丸」乗船実習(沖縄潜水航海)出港式

           
4日間の潜水集中訓練を終え、6月29日(月)午前11時に出港式を行い、
午前11時30分に境港を出港しました。

生徒代表挨拶では、「4日間の潜水集中訓練でダイビングへの不安を克服することができた。慶良間諸島で行うダイビングを思い出にしたい。それぞれが3年生であるという自覚を持ち、クラスにまとまりが出来てきた。海洋科3年生は良いクラスになったと言われるように、船内のルールを守り、仲間を思いやる行動、進路につながる学習を深める」と誓いました。
当日の出港式の際に、保護者の皆様、本校関係者にお見送りに来ていただき、ありがとうございました。
航海の模様を随時HPに掲載します。ご覧ください。
  
絵文字:良くできました OK出港式の模様

              校長挨拶

              船長挨拶
絵文字:良くできました OK集中訓練の様子

        ダイビング器材の組み立て

      東山プール(水深5m)での練習風景


瀬戸内航海8日目

2015年6月13日 19時27分
2年生
6月13日 8:30 境港竹内岸壁入港着岸
午前8時30分に、瀬戸内航海を終え、境港に帰ってきました。
お疲れ様でした。

絵文字:鉛筆 6月12日(金) 『指導教官の日報』 
 航海7日目、日付が変わる頃に隠岐海峡へ到着、漂泊し、7:25に漁場へ到着しました。待ちに待った釣り実習、1年次の航海では午前の班がたくさん釣れて、午後の班はほとんど釣れなかったという悲しい結果になりましたので、「今年こそ釣って帰る!」と意気込んでいました。午前中は小雨、風がどんどん強くなってきて、波も出てきて、糸が絡んでしまうことがしばしばありました。当たり(魚が餌を食べているタイミング)がわからなくて、合わせ(魚を針にかけるタイミング)られない中でしたが、ウマズラハギやレンコダイ、チダイなど計59匹を釣りあげました。釣り好きのM君(ボクシング部)がいたら、その腕前を披露する絶好の機会だったのにな、と思います。難しい状況の中で釣れる瞬間はみんな真剣になっており、釣り上げたときはとても良い笑顔になっていました。昨日のミーティングで船長から「生産の喜びを知ってほしい。」と言っていただき、そのとおりになって良かったです。

釣り実習後はすぐに錨を揚げて出航。釣り実習の時から船は揺れていたのですが、釣りに夢中になって船酔いに気づかなかった子たちは次々と「気持ち悪い」と言い始めました。そんな中での夕食、「これから美保湾までの辛抱だ、こんなときこそしっかり食べるんだ!」と気合いを入れ、ほとんどの生徒が完食しました。船内清掃の頃は数人が船酔いで吐いていましたが、読書の頃には美保湾に入り、揺れが収まりました。ミーティングの頃にはすっかり揺れも収まり、船酔いから回復しました。昔から美保湾は避航海域として知られていますが、このたびそれを実感することができました。島根半島と大山に守られた美保湾、本当にありがたい存在です。ミーティング中に揚錨となり、船首から聞こえるスラスターとアンカーチェーンが繰り出される音について解説もしました。昨日、イヤホンをして船内を歩く者がいたので「船では視覚だけでなく聴覚もとても大事なセンサーになる」という話をしたところです。船内ではこうした音によって今の船の状況を知ることが必要なので、よい学習になりました。

 ミーティング後は恒例の夜食の会。カップラーメンは2個までとしましたのでおにぎりを作って食べています。この実習生はとてもよく食べます。残飯も船酔いの時以外はとても少なく、ご飯をおかわりする子も多かったように思います。カレーやシチュー、ハヤシライスの時には残りを夜食として生徒食堂に置いてもらうのですが、21:00頃には空っぽになっていました。よく食べるということは元気がよいということ。体調不良者もとても少なく、イカ釣り航海やオーストラリア航海でもたくさん食べて元気に実習をしてほしいと思います。

 明日はいよいよ待ちに待った境港入港、下船。成長した姿で入港しますのでどうぞ見てやって下さい。
 
          本日第一号。レンコダイ2枚


       


                きた、きたー

              記録・計測中

瀬戸内航海7日目

2015年6月12日 19時20分
2年生
6月12日(金) 若鳥丸の正午位置 隠岐那須の瀬錨泊中
気温:22.0℃  水温:20.5℃  風向/力:WSW/6  気圧:1003.3hpa  天候:本曇

絵文字:鉛筆 6月11日(木) 『指導教官の日報』 
 航海6日目、凪もよくほとんど揺れない一日でした。朝は大雨だったので体操、デッキウォッシュを中止し、部屋の掃除としました。今日までの当直は、船長コースが船橋で(船の周囲を見張り、操舵をするところ)海洋技術コースが機関制御室(機関の状態を見張るところ)としていましたが、今日から最終日までは逆にしました。お互いの仕事を知ることで自分の専門を深めてほしいと思ってこうしましたが、「せっかく日誌の書き方や引継を覚えたのに」という声もあり、どんな方法で両方の当直を組むのが良いのかは今後の課題です。一つの光明は船長コースと海洋技術コースから1名ずつ、計2名で当直をすることです。今回、M君(船長コース)とT君(海洋技術コース)が船橋当直に入る時間がありました。そのときに、当直の仕事内容や、日誌の書き方、引継の仕方についてしっかりと説明していました。これまでの当直の中で学んだことを、初めて船橋当直をするT君にわかるように説明していたのです。このように、自分の学んだことを人に伝えることはより学習が深まるチャンスだと思います。どちらのコースもしっかり学習していますので、次の航海ではそのチャンスが増えるような当直を組んでいきたいと思います。

10:00~11:32までは関門海峡航路学習。逆潮6ノット、視界は約2海里という中でしたが操船の難しさ、灯標の見方、他船と本船の関係などについて学ぶことができました。

明日は那須の瀬で釣り実習、昨年の航海では午後全く釣れなかったので明日はみんなが釣れるといいな、と思います。

瀬戸内航海6日目

2015年6月11日 12時02分
2年生
6月11日(水) 若鳥丸の午前7:00の状況 周防灘西航中
  気温:19.5℃  水温:19.2℃ 風向/力:ESE/4  気圧:1007.6hpa  天候:雨 
  昨日午後5時に高知港を出港し、隠岐に向けて順調な航海をしています。
 

  
絵文字:鉛筆 6月10日(水) 『指導教官の日報』 
 航海5日目、晴天に恵まれて午前中桂浜での研修を行いました。まずは坂本龍馬像へ。その後浜辺を散策、陸地から見る太平洋は凪も良く、気持ち良かったです。そしてさすがは海洋科、まずは「海に入ってもいいですか?」ときました。「遊泳禁止なので入ってはいけません。」次に「ここでビーチコーミングですか?」「そうです。きれいな模様の石を探しましょう」と、五色石という色とりどりの石の中でも特にきれいな模様の石を探しました。始めは興味なさげだった子も、すてきな模様の石を探し出すことに夢中になっていました。9:00桂浜水族館開園と同時に入館。手作りの生きもの紹介や展示の工夫のある水族館で、昨年行った海響館とはまた違った楽しみ方で喜んでいました。ウミガメやペンギンに餌をあげるコーナーや、アシカ、コツメカワウソを間近で見ることができるふれあい水族館ということで、しっかりとふれあっていました。その後、坂本龍馬記念館や土佐犬パークを散策し、帰船。ボクシング部の4名は中国大会出場のために下船し、境港へと帰りました。減量と練習不足に気遣いながらの航海、おいしそうな食事を目の前にしながら食べる量を制限していたことをみんなが知っているので「がんばってこいよ!!」と声を掛けていたことが印象的です。午後は寄港地活動のまとめ。各自の研修内容をまとめて、これまでの4日間を写真で振り返り、感想と反省をしました。航海初日は緊張感を持ってできていたことがだんだんルーズになっています。旅行ではなく実習であること、家ではないのでみんなのことを考えて行動することなど、残りの3日間をどう過ごすかということも各自が考えていました。「それぞれが自分の改善すべき点を見つめていましたのでそうなるよう努力してほしいと思います。」と、言ってまとめの時間を終えた矢先!掃除の時間、読書の時間に遅刻者が出ました。残念ですが罰直です。

全員元気です。

 今日の一言 「先生、出港したら何時くらいにどれくらい揺れますか?」何人もが心配しているのは出港後の船酔い。「ネットで調べたら1.5mでした、本当ですか?」そんなもんでしょうね。この前の時化以上にはならないでしょう。不安な気持ちはわかりますが、心配しすぎです。波はあるもの、船は揺れるものですからとりあえず夕飯はしっかり食べて吐けるようにしておきなさい、としか言えません。「揺れてるけど慣れているのか平気です。いける!!」大丈夫、自信を持って。「先生、四国の曲がり角までどれくらいですか?」足摺岬のこと?四国の曲がり角という表現がおもしろいです。


            坂本竜馬像の前で全員で記念撮影

              船の前でも記念撮影

 
   夢中になって探しています。         拡大すると、こんな石
 

  水族館でウミガメとふれあう        魚の写真をとっています
 

    コツメカワウソの赤ちゃん       ボクシング部がんばれ!
 
    出港準備 ドラフト確認。          高知港を出港

      夕食は焼肉

 

 

瀬戸内航海5日目

2015年6月10日 17時14分
2年生
6月10日(水) 若鳥丸の正午位置 高知港第一埠頭4号岸壁係船中
  気温:25.2℃  水温:22.7℃ 風向/力:South/2  気圧:1010.1hpa  天候:本曇 
  本日は桂浜水族館において、研修を行います。

絵文字:鉛筆 6月9日(火) 『指導教官の日報』 
 航海4日目、8:30に高知港に入港しました。昨晩から太平洋に入り、早速洗礼を受けました。明け方まで大きく揺れ、波浪階級5、大きく揺れる中での当直、睡眠となりました。船酔いのため朝ご飯に全く手を付けないものがあり、朝の残飯はバケツいっぱいになってしまいました。昨日の夕飯(ステーキ)は残飯がレタス数枚だったのに。午前中は航路学習のまとめ、3年次選択教科の説明を行い、13:00までに部屋掃除を命じてミーティング終了。水を積んだので洗濯禁止を解除しました。「掃除・整理整頓ができていない部屋の人は下船させない」と言ったところ、それまであまり整頓できてなかった生徒のベッド、ロッカーが見事に整頓されていました。船酔いだった子も、入港後はすっかり元気になって午後からの班別研修に出かけていきました。上陸許可の威力は絶大です。雨の予報でしたが一滴も降らず、高知城やわんぱーくこうちの動物園、商店街など思い思いの研修をしてリフレッシュしたようです。しかし、帰船点呼で5分前行動ができない、読書の時間に風呂に入っているなど緩みが目立っています。夜のミーティングでは「4日目、折り返し地点です。何度も同じ事で注意されないように、成長するチャンスを逃さないよう、残りの4日間実習をしてほしい。」と話しました。当直、食当、節水や健康チェックなどいろんなことができるようになっているので、早く改善して良い実習にしてほしいと思います。

 体調不良は1名、朝から頭痛がすると言っていましたが陸に上がったら「良くなりました」とのこと。

 
   アイスをほおばる。船酔い前の至福のひと時。
  

  下船名簿の記入に行列ができる。