平成29年8月4日(金)に名古屋市の名古屋市中小企業会館で、第12回若年者ものづくり競技大会が開催されました。
鳥取工業高校の制御・情報科3年嶋田壮志(たけし)君がこの大会に中国地区の工業高校生を代表して出場しました。
はんだ付けとプログラム作成で4時間の競技です。
早い選手は1時間程度ではんだ付けを終えていました。遅い選手でも2時間ほどで終了しプログラム作成に入りました。
プログラムの課題は5問です。
・ボリュームにより電圧の値を読取り、LEDバーの点灯個数に反映させる。
・ロータリーエンコーダの回転を読取り、LEDバーの点灯個数に反映させる。
・基板の傾きを加速度センサーの値で読取り、LEDバーで傾きの度合いを表示する。
・配布された配列データを読取り、グラフィック液晶に表示する。
・グラフィック液晶の中央から4回転する渦巻きを2.5秒で表示する。
選手は工業高校の他、職業能力開発大学校、産業技術短期大学校からたくさん参加しており、総勢28名での競技となりました。
嶋田君は残念ながら入賞を逃したものの、貴重な経験ができました。

平成29年3月12日(日) 八頭町中央公民館で開催されました、八頭町ものづくり教室にスタッフとして参加しました。
この教室は八頭町の小中学生が参加し、毎回鳥取大学の先生の指導で電子工作をしています。
今回は超音波センサを使用して距離を測定する電子機器を作りました。測定した距離はマイコンチップを用いて、cm単位で7セグメントLEDに表示させます。
今回製作した超音波センサによる距離測定器(12cmを表示中)
この距離計は4cm以下になると音を鳴らす機能のon offを切り替えます。
3cmごとに距離によって音階を変えるので、楽器としても使えます。
高校は3年生が卒業し、今回は1年生と2年生のみが参加しました。
スタッフとして何度も参加した生徒は伝え方も上手になってきました。
参加者のみなさんに喜んでいただきながら、自分たちのレベルも高められるので、良い経験を毎回させてもらっていることに感謝しています。
指導している生徒
12月20日(火) 米子工業高校でものづくりコンテストが開催されました。
制御情報同好会から3名の生徒が参加し、2年連続の県大会優勝を果たしました。
優勝 制御・情報科 2年 嶋田 壮志
3位 1年 田中 天斗
6位 1年 田中 康博
嶋田君は来年広島で開催される中国地区大会へ鳥取県代表として参加します。
電子回路組立部門の課題は以下のとおりでした。
1 大会事務局から示された入出力装置の設計と製作
2 制御対象装置(大会事務局で準備)をコントロールするプログラムの作成
3 上記1、2をつなげて動作させる

優勝した 嶋田君

鳥工から参加した選手
左から 田中康博君、嶋田壮志君、田中天斗君
8月7日(日) 八頭町中央公民館で開催されたものづくり教室にスタッフ参加しました。
今回の製作物はFMステレオ送信機です。
昨年度まではブレッドボードを使用して部品を差し込むだけでしたが、本年度は、はんだ付けをして部品が抜けないようにしました。
小学校低学年から中学生までの参加者があり、はんだ付けをする部品点数が多いので、ある程度の部品を事前にはんだ付けしておきました。はじめてはんだごてを握る子どもたちが多く、苦労しながら取り組んでいましたが、完成したときの感動は大きく、ラジオから聞こえてくる自分の声に目を見開いて感激していました。
本校の生徒も、着実に指導力を高めています。
この、ものづくり教室のメイン講師は鳥取大学の村上先生です。先生には本校での社会人講師やものづくりコンテストでの審査員として日頃からお世話になっております。
次回は12月11日(日)の予定です。

全体の様子
部品をうまく曲げてね
8月1日(月)~11日(木)までの日程で、C#によるプログラミングとARMマイコンをC言語で制御する研修を実施しています。
講師は昨年に引き続き、日本ロジックス株式会社 様から現場の技術者の方に来校いただいています。
実習室には冷房設備がないので、工業用の大きな扇風機を回しながら取り組んでいます。
初日には社長さんのお話を伺うことができました。生徒からは「ものづくりの大手企業がなぜ海外企業に買収されていくのか?」、「高くてもいいものをつくれば売れるのではないか?」という質問に、消費者のニーズやコマーシャルの力について、実例で説明していただき、生徒はユーザの視点に立ったものづくりについて認識を新たにする機会となりました。

さあ、これから制御プログラムを作ろう!
高校生ものづくりコンテスト(電子回路組立部門)中国地区大会
6月18日(土)に鳥取市の県民ふれあい会館で開催されました標記の大会で、本校制御・情報科3年小谷和也君が優勝しました。
第11回を迎える中国地区大会で本校の生徒が優勝するのは初めてです。
また、同じく本校から参加した制御・情報科2年嶋田壮志君が4位となりました。
各県大会を勝ち上がってきた代表者による大会で、3年生の参加が多い中、2年生が4位を獲得したことは次年度に向けての大きな期待となりました。
近年では平成26年度の第9回大会で3位に入賞しており、生徒の着実なレベルの向上を感じています。
電子回路組立部門は、モータやLEDの接続された「出力回路」を、設計仕様に基づいた入力回路である「設計製作回路」を設計・製作し、両者を「制御用コンピュータ」に接続して、自作の「制御プログラム」で目的の動作を行うシステムを完成させます。この一連の作業を決められた時間(2時間30分)で行います。
優勝した小谷君は11月12日(土)~13日(日)に札幌市で開催されます全国大会に中国地方の代表として参加します。
全国大会の情報 ⇒ https://zenkoukyo.or.jp/index_contest/mono_index/
優勝した小谷君(プログラム作成中)
4位の嶋田君(入力回路を作成中)