小灘一紀さん(58期)さん作品寄贈・講演
2017年5月10日 00時00分4月26日(水)、本校卒業生の小灘一紀さん(58期)の「第35回日展」の出展作品が本校に寄贈されました。
本校のエントランスホールで贈呈式が行われ、鳥取県知事からの感謝状が本校校長から小灘さんへ渡され、本校美術部員から花束も贈呈されました。
寄贈された作品『再生』は、130号の大作です。
『再生』は、憂いや苦悩をもつ若者が、それを経ながら未来に向かって進んでいくという物語を表現されているそうです。
贈呈式の後は、本校図書館で生徒・教員を対象に講演も行われました。
小灘さんは、米子東高校在学中の思い出や、絵画に対する想いを若者に向け熱く語ってくださいました。
小灘さんは、在学中、美術室にこもって絵画に没頭され、ものすごい数のデッサンをされたそうです。
小灘さんのお話の一部をご紹介します。
「初心が大切。悩まない人間は成長しない。成長しつつ、いつでも初心を思い浮かべ、最初に抱いた夢を大事にする。
そして、それが少しずつ大きな目標となり、崇高な目標となっていく。その上に志をしっかりと立てた者が、世の中に残るものを生み出す」
「若いときの憂い、悩み(苦悩)を持つことは大切。その中で、“必ずやり遂げる”という思いをもつこと。一瞬をいかにして燃焼させるかを考え、たどり着くことができる」
小灘さんの命を懸けた製作活動を通しての金言が、力強く図書館に響きました。
作品は、本校1階に飾られております。ぜひご覧にいらしてください。