学校長日誌

校長室から 3

2015年3月30日 12時00分

今日も春の日差しが太子が丘に降り注いでいます。三寒四温という言葉がありますが、すっかり寒い日はなくなってきました。もうすぐ4月、春がすぐそこまで近づいています。
今朝、学校に来る途中、本校の入り口から校舎にかけての喜久道の両側にある桜のつぼみが色づいていることに気づきました。ところどころ開花を始めている樹もありました。先週はまだ堅いなと思っていたのですが、この暖かさで開花のスピードを上げてきたようです。先週までは入学式まで持つかなと思っていましたが、このままでは入学式までには散ってしまいそうで、少し寂しい気がしています。そうなると入学式の式辞を変えなくてはいけませんね。
桜の木はこのわずか1週間程度の短い時間に花を咲かせるために、一年間という長い時間を使います。もしかしたら人間も似たようなところがあるのかもしれません。花を咲かせることはたやすいことではありませんし、それ相応に準備を重ねていかないといけません。途中であきらめてもいけません。やがて見事な花を咲かせるために、在校生のみなさんも目標を持って高校生活を充実したものにして欲しいと思います。これからみなさんが、将来どんな花を咲かせるか楽しみにしています。
また、うれしいニュースがどんどん飛び込んできました。春の全国選抜大会が全国各地で開催されていますが、アーチェリー部の2年生前田くんがベスト16に、また柔道部は敗れはしましたが、「倉農」の刺繍を胸にした柔道着と、「倉吉農高」と記載されたゼッケンを身につけ、あの日本武道館で戦ってきました。本校の「倉農魂」を全国に広げてくれたと思います。
さらに、本校図書館の生徒一人当たりの平成25年度貸出冊数は20.0冊で、すでに県1位でしたが、今年度はそれをさらに1.6倍を超えるほど増やし、何と32.7冊になりました。再び県1位は間違いないことでしょう。本校の生徒はたいしたものです。