学校長日誌

校長室から 8

2015年5月1日 09時22分

初夏の日差しが新緑に映えて学校内が光輝いています。さらに今朝の朝読書のときは、学校内が静まりかえっているときに、鳥の鳴き声だけが聞こえてきました。改めてすてきな学校だと感じています。
今日からいよいよ5月に入りました。1年生も学校生活に慣れ、初めての農業実習にも楽しそうに取り組む姿が見られています。
4月29日昭和の日にJA鳥取中央が主催する「あぐりキッズスクール」の第12期開校式が行われました。参加を希望した中部地区の小学生90人が4クラスに分かれて、一年間にわたって農業体験を行います。内容はとても盛りだくさんで、田植えをしたり、乳搾りやそば打ち体験、しめ縄づくりなどが予定されています。「倉吉農業高校へ行こう」と題して、本校での乗馬体験もあります。
農業は「命を育むこと」であり、人間の命を守る大切な食料を生産することでもあります。そういった多くの体験を通して、参加した子どもたちは命の大切さや農業の大切さを学ぶことだと思います。あぐりキッズスクールをとおして、テレビゲームやスマホをいじくることよりも、大切なことが他にあることを教えてくれています。
そのあぐりキッズスクールには各クラスに2名ずつ合計8名の本校の生徒が補助員として指導にあたります。どれだけ助言ができるのかわかりませんが、そのことをとおして、ふだんの学びの大切さを学んでくれたらと思っています。
また、このあぐりキッズスクールで学んだ小学生が、本校に入学して補助員になることもあります。学びのリレーができているのもこのスクールの大きな特徴です。