学校長日誌

【校長室】 校長室から 46 (私の最後の卒業式)

2019年3月3日 14時16分

3月1日金曜日、朝から晴れ渡った青空のもと、平成最後の卒業式を挙行しました。卒業生は全部で75人。そう多くはないのですが、とても心のこもった卒業式でした。式には山本仁志県教育長にもご参列いただきました。今年度は何度も生徒を連れて県庁を訪問させていただき、生徒へのねぎらいや激励の言葉をいただきました。卒業生たちは喜んだろうと思います。
そして、この3月末で退職を迎える私にとっては最後の卒業式です。各科の代表生徒への証書の読み上げのときには涙声になりそうでした。そのあと、ひとりひとりに卒業証書を渡しましたが、みんながとても素敵な笑顔を見せてくれました。最高の笑顔です。いつまでもこの笑顔を忘れないでほしいと思います。
私の式辞の後、本校同窓会進修会吉田会長からの祝辞の最後に、私のことに触れていただき、38年にわたる労苦をねぎらって皆さんで拍手を贈りましょうと、会場全体から拍手をいただきました。そのときには涙があふれそうでした。
卒業生代表の答辞では、「倉吉農業高校で学んでいることは社会に役立つことである」、「この学校で先生方に出会わなければここまで成長することはできなかった」など、多くの感謝の言葉をいただきました。そして「短い高校生活で自分を磨いてほしい」と後輩たちへのエールもありました。心のこもった答辞でした。
式辞でも触れましたが、倉吉農業高校は日本一の農業高校だと言えるようになりました。今ではとても勢いのある学校だと思っています。これも生徒たちのおかげ、先生方のおかげだと感謝しています。

30卒業式式辞.pdf