学校長日誌

【校長室】 校長室から 47  (最後の終業式)

2019年3月22日 15時00分

平成31年3月22日(金)、平成30年度の終業式を行いました。
終業式では初めて校歌を4番まで歌いましたが、生徒全員が大きな声で歌うことができました。かつてなかったことですが、今では見事な校歌斉唱になっています。昭和の初めにつくられた河本緑石先生の校歌はしっかりと後輩たちに歌い継がれています。
式辞では、この一年を振り返り、生徒たちの活躍をたたえ、1,2年生も新たな歴史を作ってほしいという言葉を贈りました。
離任式では8名の先生を送りました。ともにこの学校を支えていただいた先生方です。一言一言の重たい言葉を聞き洩らさまいと、生徒たちは真剣に聞いていました。本当に素晴らしい生徒たちです。
そして私自身の退任式となりました。何とか涙をこらえようとしましたが無理でした。この前の卒業式から私の涙腺はゆるみっぱなしです。
私は人生の半分の30年を倉吉農業高校のために働いてきました。私は倉吉農業高校が大好きです。その大好きな倉吉農業高校に入学したいと目指してくれた生徒たちが大好きです。その生徒たちが真剣に私のほうを見ている姿に、涙があふれて止まりませんでした。
そのあと校長室に帰っていたら、教頭先生から写真を撮るので体育館に来てほしいと依頼がありました。さっき写真は撮ったのになぁと思いながら体育館の扉を開けると、なんとステージには生徒全員と先生方の姿が…。僕の人生で最大のサプライズでした。目に飛び込んできた光景は一生忘れることはないと思います。みなさんの拍手で迎えられながら、全員で記念写真を撮りました。涙があふれてきました。誰もいなければきっと大泣きをしていたことだろうと思います。心の中はどしゃぶりでした。
本当に素晴らしい生徒たちや先生方に恵まれた校長生活でした。至らぬところも多かったろうに、みなさんに支えられながら5年の任期を終えました。次の校長先生が、さらに魅力的な倉吉農業高校にしてくれると思います。
みなさん、本当にありがとうございました。