学校長日誌

校長室から 18

2015年8月5日 14時53分

夏休みに入っておおよそ3週間がたちました。連日の猛暑ではありますが、農場当番の生徒たちはこの暑さに負けずに農場管理に取り組んでいます。
現在、6名の生徒が北海道鶴居村での酪農実習、3名の生徒が長野県南佐久郡での野菜実習に取り組んでいます。またニュージーランド研修にも3名の生徒が出かけ、昨日鳥取県に帰ってきました。それぞれの生徒たちが他では得られない経験を積み重ねて一段と成長した姿を見せてくれると思っています。
そんな中、先週、生徒たちが酪農実習している鶴居村に出かけてきました。最高気温が25℃前後という、鳥取県では考えられない涼しい気候の中、酪農家に泊まり込んで3週間の長きにわたり研修をしている生徒たちは、体調を崩すことなくがんばっていました。農家の方たちとのコミュニケーションも取れていたようです。農家の人たちからは、「ふだんの実習の成果からか、教えなくてもどんどん仕事をこなしてくれる」と、高い評価をいただいています。鶴居村役場の方々も村長さんをはじめこの実習をしっかりと支援していただいています。さすが昭和31年から続く歴史ある交流です。一昨日鶴居村の大石正行村長さんから電話をいただきました。生徒たちと話しをする機会を持っていただけるようです。鶴居村あげての歓迎ぶりがわかります。
鶴居村の酪農家は搾乳牛だけでも一軒あたり百頭を超え、さらに一面に広がる巨大な飼料畑や、搾乳ロボットなどの最先端の機械や大型機械の数々など、決して本州では見られない酪農を展開していました。こんなところで研修をしている生徒たちには人生で忘れられない経験となっていると思います。いずれは鳥取県の酪農を変革してくれると期待しています。
8月8日には鶴居村を離れて10日には鳥取に帰ってきます。成長した生徒たちを見るのが楽しみです。