学校長日誌

校長室から 26

2016年4月9日 08時00分

昨日は入学式を行いました。
一昨日は春の嵐で、満開を迎えた桜台の桜にとってはかなり試練のときでしたが、多くの桜の花が残り、さらに天気にも恵まれてとてもいい入学式でした。
新入生は3科合わせて86人です。男女の内訳は男子39人、女子47人と、僕の知る限りでは倉農の歴史始まって以来、初めて女子の生徒が男子生徒を上回ったと思います。
世の中では、農業分野で活躍する女性を「農業女子」と言ったり、また農学部に進学する女子学生を「ノケジョ」と呼んだり(農学部はかなりの人気だそうです)と、農業の分野で女性の活躍する姿をよく目にするようになりました。かつては「三ちゃん農業」と揶揄された時代もありましたが、今では農業における女性の地位は見違えるようになっています。その時代の流れが本校にもやって来たのかもしれません。
入学式を終えて、祥雲寮では引き続き保護者同伴で入寮式を行いました。新入寮生は全部で54名です。生まれて初めて親元を離れる生徒も多かったと思いますが、かつてのようなさみしそうな雰囲気でなく、どの生徒もこれから始まる寮生活に期待しているような表情を感じました。寮生活ではいろいろなこともあるでしょうが、規則を守り役割を果たすことで自らを成長させて欲しいものです。寮生活を終えたときには、きっと成長した自分と出会えるはずです。
いよいよ平成28年度が始まりました。生徒たちは今年も大活躍してくれることでしょう。