学校長日誌

校長室から 28

2016年10月28日 14時57分

10月21日(金)に鳥取県中部地方をおそった震度6弱の地震から一週間がたちました。その日は年休をもらって自宅にいましたが、激しい揺れに食器棚からは食器が、そして本棚からは本が飛び出し、屋根瓦が落ちるなど、今まで経験したことのない大きな地震でした。
しばらくしてから学校に行きましたが、生徒たちはグラウンドに避難して保護者の迎えを待っているところでした。翌日になってから校内を回ってみると、屋根瓦やコンクリート片が落ちていて、これが生徒の頭に落ちていたらとぞっとしましたが、幸いに生徒たちにケガがなく、無事にその日のうちに全員を帰宅させることができました。
24日(月)は学校を臨時休校として先生方全員で学校の安全確認と片付けをしました。生徒5人と保護者ひとりがボランティアで学校に登校し、先生方と一緒に散乱した図書室の本の整理を行いましたが、全員の力を合わせるとこんなに力が発揮できるんだと改めて感じました。足の踏み場もなかった図書室が、すっかりと元通りになりました。そのことをNHKテレビのニュース7(全国版)で取り上げていただきました。そして昨日は東部地区の高校の司書さん4名が来校されて、いったんは書棚に戻されていた本をきちんと順番にそろえていただきました。本当にありがたかったです。
そしてたくさんの励ましの電話やメールを県内外からいただきました。これほど力強く感じられたことはありませんでした。ボランティアの申し出もたくさんいただきました。そして今日は宮城県の方からも葉書で励ましの言葉をいただきました。
どんなに辛いことがあっても、こうやってたくさんの救いの手をさしのべていただくというみなさんへの感謝の気持ちを忘れずに、これから再建の道を進んでいきたいと思っています。
幸いに生徒たちは元気です。11月3日には倉農祭を予定しています。生徒もそして地域の方々も一緒に元気になるような倉農祭でありたいと思っています。ぜひお越しください。そして生徒たちが愛情を込めた本校の農産品を購入いただければと思います。みなさまのお越しをお待ちしています。