学校長日誌

【校長室】校長室から 37 (中学校初任者研修開催)

2018年9月27日 17時17分

昨日、橘こころさんの講演会が開催されて出かけました。
橘さんは大ヒットとなった「ビリギャル」のモデルになった小林さやかさんのおかあさんです。今年5月に小林さやかさんの話しを聞く機会があり、そのときにどんなおかあさんで、どんな子育てをされてきたのだろうと、とても興味がありましたが、早くもその機会をいただきました。映画を見られたことがある人はたぶん同じような興味を持たれたことでしょう。
子ども3人とも成績が学年びりで、まわりからダメ親と言われながらも、子どもを信じること、ほめること、怒らないことが子どもたちに自己肯定感を持たせ、能力を引き出すことだという話しをされました。映画でも描かれていますが、まさにそれを徹底されていました。また、子どもがワクワクすることを見つけたとき、親が「自分ならできる」と肯定することで爆発的な能力を発揮する。このことが主人公のビリギャルの偏差値を40上げて慶応大学に合格させる力となったのだろうと思います。授業もそのワクワクする気持ちを生徒たちに持たせることが大切なのだろうと感じました。

本日は初任者研修(中学校・義務教育学校)が本校を会場にして開催されました。参加者は19名です。この春から中学校教諭として採用となった若々しいフレッシュな方々でした。
講話ということで30分ほどいただいて話しをさせていただきました。冒頭では、その講演会の話しをさせていただきました。
今日の参加者のほとんどは普通科高校の出身だと思います。農場という大きな舞台で生き物を相手に奮闘している生徒たちや、その生徒たちを相手に自然豊かな環境の中でのんびりと暮らしている動物たちを見ていただきました。生徒たちは本校での様々な体験をとおしてしっかりと育っています。その生徒たちは僕の自慢でもあります。
倉吉農業高校が「知らない高等学校」から、生徒たちの進路選択先として「勧められる高等学校」に変化したかなと思います。子どもたちの個性は千差万別です。それぞれの個性をしっかりと見ていただき、幅広い進路指導をしていただきたいと思っています。
生徒たちの未来を一緒に寄り添って築き上げることができるのは教師の醍醐味です。その教師という素晴らしい職業を選ばれたことにエールを送りたいと思います。