【弓道部】福井国体【弓道競技】
2018年10月31日 09時51分10月2日に福井県敦賀市総合運動公園で
第73回国民体育大会「福井しあわせ元気国体」弓道競技がありました。
本校からは、少年男子に東本永遠と田熊健太、少年女子に西菜央、絹見翼、石笠のあが出場、
強化スタッフとして木山菜月が同行しました。
出発は9月27日、夕方に本会場入りして受付を済ませ会場を下見、
翌日からの公開練習に備えるつもりでした。
もうすぐ会場到着という頃に、他県の監督さんよりの情報で
「台風24号の影響で明日と明後日は本会場と併設の練習会場を閉鎖。その代わり27日は練習時間を延長」という状況らしい。
現地に到着後、受付を済ませてすぐに巻藁調整、監督は練習予約にダッシュ。
男女とも遠近1回ずつ本会場練習ができました。
実際の試合会場で引くか引かないかは大きな差です。引けて良かった!
28日、晴天。台風はまだ来ない。![]()
練習会場は急遽、鯖江か越前の弓道場を開放とのこと。
遠的の出来るのは鯖江のみという事で、鯖江市弓道場へ。
思った通り、多くのチームでごった返す道場内。でも遠近ともに調整が出来ました。
29日、台風はまだ来ない。![]()
この日は15時から監督会議のため練習は早めに終わり、
試合はどうなるだろうね?なんて話しながら監督会議会場に向かう道中に、国体ホームページに日程が発表。
「え?監督会議で議論・承認などはせずに決定ですか?」と監督陣に不信感が漂う中で監督会議開始。
①9月30日、10月1日の競技は行わず、少年は10月2日のみの競技開催とする。
②近的遠的ともに予選1回のみ。上位8チームを選出。トーナメントは行わず上位8チームはすべて同率1位。
と発表されました。
上位8チームに残れるかどうかの競射はあるかな?明日以降の練習はどうなるかな?
なんて思いながら質疑応答時間を待っていると
質疑応答一切させずで、まさかの監督会議終了。会議ではなく通達?
監督一同「え????」
その結果、会議?終了後に司会席へ質問者殺到。
そりゃそうなるよね。と思いながら聞き耳を立てる。明日の鯖江は午前中使えるらしい。
よし、明日も鯖江に行こう!
競射の件は、まぁいいや、やってりゃ分かるでしょう。
30日、台風は夕方から来るらしい。![]()
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「今日の午前中に鯖江で予選できたね」なんて思いながら練習。
台風が夕方に来ることが分かってるので午後は閉鎖。
予定通りに夕方から雨が降り始め、夜に台風襲来。
夜中に選手の部屋の窓ガラス割れる。真夜中に別室へ引っ越し。![]()
1日、台風一過。風はあるものの雨なし。
この日も鯖江へ。
試合会場の遠的試合会場と遠的練習会場の的場の矢止めが台風で倒壊したそうです。
明日の試合に間に合うように復旧されるのでしょう。大変だ。
鯖江は台風の吹き返しの風があって、遠的は訳がわからない。近的もまぁまぁ体が振られる。
明日が試合だから練習しないわけにもいかない、
多くのチームが殺到しているのでなかなか順番が回ってこない。
とりあえず午前中に遠的飛ばして、練習したことにしよう。
午後は、近的しか練習できない越前の弓道場に行った方が良いかもという事で昼食食べて移動。
越前はめっちゃ空いてる。良い選択!サクッと練習して今日は終了。
いよいよ明日は試合です。
2日、現地に到着して6日目、そのうち5日間は練習しかしていない。
待ちに待った試合です!
さて、試合方法のおさらいです。![]()
本来は、
9月30日 近的予選 各自8射3人立の合計24射で上位8チームを通過とする
10月1日 遠的予選 各自8射3人立の合計24射で上位8チームを通過とする
その後抽選を行い、決勝トーナメントを行う
10月2日 近的決勝トーナメント 9月30日の予選上位8チームによる決勝トーナメント
でしたが、
短縮日程により本日、たった1日ですべてを決めます。
予選は2回では無く1回!上位8チームを選出、決勝トーナメントは行わず上位8チームはすべて同率1位!
なんと、史上初優勝確率8倍!チャンスはチャンスですがリスクもあります。2回目の挽回は出来ません。
練習会場もないので、ぶっつけ本番。ミスれば終了。大博打の始まりです。
近的も遠的も4本限りですが、遠的は6月に国体候補選手の選出をしてから練習を開始。
あれから4か月、毎日毎日練習してココまで来ました。
それを4本に込めます。1本1か月!重い!相当なプレッシャーです。
少年女子は近的から、少年男子は遠的から同時にスタートです。
少年女子の近的は7中。残念ながら上位8チームに入れず。うまく波に乗れず、残念。
気持ちを切り替えて遠的です。毎日毎日この日のために頑張った遠的は何とかしたい!
少年女子の遠的は67点。これは上位8チーム以内。という事で優勝決定!
鳥取少年女子としては、10年ぶり3回目の優勝となりました。
少年男子は、遠的を67点。これは上位8チーム以内。という事で優勝!
昨年の愛媛国体も遠的優勝しているので2年連続2回目の優勝となりました。
続けて行われた近的は10中。これも8チーム以内。という事で優勝!
4年ぶり3回目の優勝となりました。
男子は遠的近的ともに日本一になりました。
試合結果![]()
少年男子(東本永遠、田中佑樹(米子工業)、田熊健太)
遠的 優勝
近的 優勝
少年女子(西菜央、絹見翼、石笠のあ)
遠的 優勝
競技別天皇杯(男女総合) 第3位
日本一が8チームという特殊な試合でしたが
選手にとっては、1回しかチャンスが無い、ものすごいプレッシャーのかかる試合でした。
しかも当初の予定を大きく変更して、ひたすら現地で調整するという日々のなか、本当に選手はよく頑張りました。
男子は遠的2連覇!少年チームは3つ日本一を獲得!
遠的環境が良いわけでは無い状況で、素晴らしい頑張りだと思います。
またOBOGも出場している成年をあわせたチーム鳥取は、総合で3位に入賞しました。
これで3年生は引退です。お疲れさま、ありがとう。
さて、次の試合からは新チームですね。
また日本一を目指して頑張りましょう!!
。でも仕方ない。
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