【弓道部】県総体代替大会
2020年7月2日 13時00分
昨年度から続く新型コロナウイルス感染拡大防止により
今年度は、まず中国選手権が中止のため4月の県予選も中止
例年山口県で行われている弓道フェスティバルも中止
そして県総体も中止、インターハイも中止、国体も中止
今年度に入って、軒並み試合は中止という状況の中
鳥取県弓道専門部の先生方の計らいにより、なんとか3年生の引退のけじめとして
代替大会を開催してあげたい
しかし「密」を回避する会場の定員制限もあるので集まれない。
人数を制限したところで、また自粛要請が入れば校外での試合は難しくなる
を踏まえたうえで、鳥取県高等学校総合体育大会弓道競技の部代替大会
(第63回鳥取県高等学校弓道大会・通信大会)の開催となりました。
会場は、各校の練習場所。倉吉西の場合は、学校の弓道場。
まずは、6月7日までに団体予選(5人立ち×2立)合計40射で上位4チームを決定。
その結果を受けて6月21日までに団体決勝リーグと個人戦を実施。
倉吉西は6月6日を団体予選の日に設定。
そして迎えた6月6日。
上位4位までが決勝リーグ進出です。
男子団体は
予選1回目11中。
2回目は山本に代えて山根を投入。
2回目は16中、合計27中。

専門部で各校の的中を集計した結果
米子工業27中、倉吉西27中、鳥取西24中、境港総合20中、
27中は1位タイでしたが、同中の場合の順位決定ルールにより2位通過となりました。
女子団体は
予選1回目13中。
2回目は大下に代えて平井を投入。
2回目は17中、合計30中。

専門部で各校の的中を集計した結果倉吉西30中、鳥取西22中、米子南21中、八頭20中、
よって1位通過となりました。
倉吉西は考査が9~11日、13日はS3小論文模試と
勉強が忙しい期間を乗り越え再調整して挑むため
個人戦を20日、団体決勝リーグを21日と設定。
そして迎えた6月20日。
個人戦は6位までが入賞です。倉吉西からは男子8名、女子10名が出場。
1次予選は8射5中通過で、倉西からは14名が通過。
2次予選は4射3中通過で、倉西からは11名が通過。
決勝は、4射して上位から順位を決定するので
優勝するには、ほぼ皆中するのが条件となります。
男子は、米塚理旺と山根直武が皆中。岡本響が3中。
集計の結果、皆中者は5名。
よって、3中の岡本は第6位が決定。
皆中者は競射3本目まで全員的中。
4本目で米塚と他校の選手1名が外してこの2名の第4位が決定。
5本目からは8寸です。残り3名。
5本目を山根は外し、他校の選手も1名が外し、1名的中。的中した選手の優勝が決定。
6本目山根は外して、他校の選手が的中させ山根の第3位が確定。
女子は、山田珠以が皆中。
長谷川愛、西森柊羽、大下桃果、平井穂紀、松田美優、絹見憩、長石梨聖が3中。
集計の結果、皆中者は3名。
競射1本目を山田は外して、他の2名が的中。山田の第3位が決定。
3中の競射は規定により行われないので
長谷川、西森、大下、平井、松田、絹見、長石の第4位が決定。
6月21日、団体決勝リーグです。
男子の1回戦は鳥取西と対戦。
●鳥取西 11-15 倉吉西〇
まずは1勝。
2回戦は境港総合。
〇境港総合 17-17 倉吉西●
同中ですが、大会規定により1的から順に的中を比較した結果、負け。
これで1勝1敗。
3回戦は米子工業。
●倉吉西 10-15 米子工業〇
最終結果は1勝2敗、60射42中
ということで3位となりました。
2回戦で17中にもかかわらず負けたことは大きいですね。
実際に同時に対戦すれば、また結果は違ってくるかもしれませんが
今大会のルールでは負けです。
17中で負けたら仕方ないです。
3回戦は、完全に失速。
最後まで集中が持たなかったようです。残念。
女子の1回戦は八頭と対戦。
〇倉吉西 18-12 八頭●
2回戦は米子南です。
〇倉吉西 16-6 米子南●
3回戦は鳥取西です。
●鳥取西 8-15 倉吉西〇
ということで、3勝60射49中で優勝となりました。
また、絹見憩が20射19中で最高的中賞を獲得しました。

表彰式は後日、倉吉西高校応接室で行われました。
試合結果
個人戦
男子
第3位 山根直武
第4位 米塚理旺
第6位 岡本響
女子
第3位 山田珠以
第4位 長谷川愛
第4位 西森柊羽
第4位 大下桃果
第4位 平井穂紀
第4位 松田美優
第4位 絹見憩
第4位 長石梨聖
団体戦
男子 第3位(岡本響、上田理怜、小倉凪人、山本龍之介、米塚理旺、山根直武、岸下恵輝)
女子 優勝 (長谷川愛、西森柊羽、大下桃果、平井穂紀、松田美優、絹見憩、長石梨聖)
最高的中賞
女子 絹見憩(20射19中)


昨年、男女団体ともに優勝を逃し、インターハイ出場ならず。
その悔しさから、インターハイにかける思いは人一倍大きかったこの世代。
県総体敗退後のトラウマと戦いつつレベルアップを図ってきました。
男子部員は2~3年で8名。例年になく少数での戦いとなりました。
新人戦・全国選抜県予選では男女ともに優勝。
全国選抜大会では団体男女と個人3名が出場。
個人では長谷川愛が優勝しましたが
女子団体は中国新人では決勝まで行ったけれども、
全国選抜ではまさかの1回戦敗退。
夢の集大成はインターハイ!5人立ちで、総力戦で最後は勝つんだ!
その思いで新年度に照準を合わせて日々の練習を重ねました。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大。
部活時間短縮、部活禁止。
最初の部活禁止期間後は、まだ望みがありました。
モチベーションもありました。
だからこそ乗り越えて、休む前の的中に戻せました。
まだ夢の実現はあると信じて準備した、
3月27日~休校前の4月20日までの約1か月の的中率選手選考データ。
女子においては、8割越えが6人。7番目の選手でも77.5%。
歴代と比較してもこんなレベルは、過去にない。
今年こそ日本一。そう思えるチームが出来上がったGW前に、
2度目の部活禁止、臨時休校、外出自粛。
そしてインターハイの中止が発表、県総体もそれに伴い中止。
日本一になること
県総体の優勝旗を取り返すこと
彼ら、彼女らの夢は戦わずして終わってしまいました。
指導者なら、生徒を元気づける言葉をかけるべき、夢を語るべき
そう思っていましたが、言葉が浮かばない。
何を言っても、それはごまかしに思える。この夏は1度きり。
一緒に悔やむしかありませんでした。
代替大会がある。
せめて、、せめて思い出に。
そして、引退の決め引きを。。
2度目の休校後は本調子に戻らなかったけれど、
引退の日を決められたことはよかったのかな。
もっと君たちの活躍を見たかったですが、今年はこれが精いっぱいのようです。
ありがとう、お疲れさまでした。
次の目標(進路実現)に向けて頑張ってください!
応援してくれたS2S1の生徒、ありがとう。
次は君たちの番ですよ。

今年の倉吉西高スクールガイドの表紙は弓道部S3のジャンプです。