令和6年度、本校は文部科学省の「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」に採択されました。これは、情報、数学等の教育を重視する教育課程(カリキュラム)を実施し、ICTを活用した文理横断的・探究的な学びを強化することで、自然科学分野の進学者を増やしたり、デジタル人材を増やしたりする取組の事業です。今年度は、現S1生徒及び令和7年度入学生の教育課程に「情報Ⅱ」などの科目を追加する変更や全生徒が授業やチャレンジグループ活動などで活用できる高性能パソコンや、iPadなどのICT機器等の環境整備を行いました。令和7年度はいよいよ活動がスタートし、プログラミング学習、データサイエンスやAI活用による探究活動などの取組が始まります。

情報の授業でプログラミングを行う生徒

生成AIで描いたDX教育のイメージ
令和7年2月21日(金)5・6限「音楽Ⅰ」の時間に、ステージ1・Cホームの音楽選択の生徒を対象に、津軽三味線因幡謙翔流家元の山内謙一先生を講師にお招きして、三味線の指導を受けました。この日は、鳥取県民謡「貝殻節」、童謡「さくらさくら」の演奏に取り組みました。生徒からは「先生の熱心な指導のおかげで、思っていたよりうまく弾く弾くことができた」などの感想が聞かれました。

講師の山内謙一先生

熱心に取り組む生徒

「何の因果で貝殻こぎなろた♪」
1月21日(火)に、ステージ1の論理表現(英語)の授業で、「新しく始めるのにおすすめの趣味」を英語で紹介しました。この授業は日常生活の中から「○○すること」という動名詞を使った文章を作り、文法事項の定着や、相手のスピーチの理解、質問力の養成など、実践的な英会話力の向上を目的に行われました。生徒はランニング、ハイキング、キャンプ、TVゲームなど自分たちの経験をもとに「おすすめの趣味」を紹介してくれました。
”We recommend Camping.”
”Which game do you recommend ?”

評価表に各グループのスコアを記入
1月15日(水)の5限に、西垣航平教諭がステージ1の「数学Ⅰ」の公開授業を実施しました。この授業は「図形と計量」の単元で、三角比を用いて本校の校舎の高さを求めました。生徒は授業で学んだ数学の知識を元に各班で作戦を立て、役割を分担し、校舎の写真をクロームブックで撮影して高さを計算しました。実際の高さは12.35mで、最も正確に測定した班の数値は12.28mでした。

冷たい雨の中校舎の写真を撮影

各班員が知恵を出し合って計算しました

校舎からの距離と角度から高さを計算
1月9日(木)6限に、ステージ2を対象に「性に対する学習」を実施しました。今回のテーマは「デートDV予防学習」で、鳥取県DV予防啓発支援員3名をお招きし、デートDVの定義や実例、いい関係性の構築、自分が当事者になった時の対応などについて説明いただき、各教室で話し合いを行いました。

憧れの先輩との初デートで・・・

各ホームで話し合い「こんな時どうする?」

それってホントにいい関係?
本日12月27日(金)は「仕事納め」で、明日から学校は閉まりますが、大学入試を控えるステージ3の生徒は、学校で勉強を継続しています。本日も約20名の生徒が登校し、自学自習に取り組んでいました。お昼には一足早い「あずき雑煮」の差し入れでほっこりする場面も。1月18・19日の大学入学共通テストまであと3週間となりました。受験生の皆さん、最後まで頑張りましょう!

最後まで頑張るぞ!

「あずき雑煮」(ぜんざい)の差し入れが嬉しい!

「ひと休み、ひと休み・・・」
12月13日(金)の4時間目に、鳥取地方検察庁の福嶋慶彦検事をお招きして「鳥取地検出前授業」を実施しました。まず検察の業務に関する概要を説明していただいた後、質疑応答を行いました。生徒からは「年間何件くらいの事件を担当し、何件くらい起訴されますか」、「自白しない容疑者を起訴するのは難しいですか」、「検察官になろうと思ったきっかけと、検察官のやりがいを教えてください」など多くの質問が出され、福嶋検事は一つ一つ丁寧に答えていただきました。検察は被疑者の起訴・不起訴の決定権を持つ唯一の機関です。無実の人を有罪にすることは許されませんし、真犯人を野放しにしては社会正義が守れません。現役検事の話を直接聞くことで、生徒の司法に関する認識が深まりました。
検察業務の概要説明

福嶋慶彦三席検事

生徒代表謝辞
11月14日(木)に、新しいALT(外国語指導助手)のショーン・ロリー・ドブソン先生が来校され、授業開始前に着任式を行いました。ショーン先生はオーストラリアのブリスベン出身で、大学での主専攻は「ゲームデザイン」です。その他に英語指導の勉強をされた経験もあることから、日本でのALTを志望されました。好きな食べ物は「ラーメン」と「焼肉」だそうです。気軽に「ショーン先生!」と声をかけてみましょう。

「Please call me ショーン先生」
10月28日(月)の5限目に、東可奈子教諭がステージ1の「言語文化」の公開授業を実施しました。この授業は、「一人一台端末を活用した授業実践」として実施され、『伊勢物語』の「筒井筒」を題材に、自分が登場人物になりきって現代調に書き換え、クロームブックを使って発表する形式で行われました。生徒は生成AIを使って自分の思いを画像生成し、Googleスライドにまとめて個性豊かな紙芝居を作成して発表していました。生徒からは「書き換えが難しかったが内容理解が深まった」「次は聞き手を見て発表できるようにしたい」等の感想が聞かれました。

自分が登場人物になって物語をリメイク

ChromeBookを使ってスライドを発表