お知らせ

SSH イベント案内
SSH関連のイベント案内が、教務室前に掲載してありますので、興味のある方はぜひご確認ください。


SSHニュース

こども向実験教室「米子こどもの科学教室2018」の開催について

2019年2月21日 18時11分

平成30年11月17日(土)に米子産業体育館にて「米子こどもの科学教室2018」が開催され、本校教諭、自然科学部、有志の生徒がボランティアとして参加をしました。


会場は好奇心旺盛な子どもたちで盛況でした。

「ふちんしをつくろう」
浮沈子って何?浮いたり沈んだり不思議な魚ですよ。

「色が変わる水」
紫キャベツをしぼって色水を作ろう。ちちんぷいぷいで色が変わるよ。

「いろのががく」
色って何だろう。色々な色の光を当てると色がどういう風に見えるかな?きっと色々じゃないかな?

「プランクトンを操ろう」
水の中でふわふわ生きているプランクトン。命令すると動くよ。上手に操ってみよう。


「くるくるレインボーをつくろう」
きらきら光るテープを使って、作ってみよう。回してみると色々な形や、色々ないろがみえてくるよ。

「イモリの赤ちゃんを見よう」
イモリの赤ちゃんはおたまじゃくしだよ。拡大してみたら不思議なことだらけ。

ほかにも
「錯視を体験しよう」
なぜか、こっちを見続けるはりこのトラ。はりこのトラの首が回るよ。錯視の不思議を体験してみよう。
「ゾウリムシを見よう」
なぜか有名なゾウリムシ。本物を見たことがあるかな?顕微鏡を使って生きているゾウリムシを見よう。緑色のもいるよ。
「糸電話や光電話で遊ぼう」
いろいろな糸電話糸電話や電話の発明者ベルの発明といわれる光電話で遊びましょう!
など、
30ブースのうち本校生徒と教員で9つのブースを担当し大活躍しました。
普段は学ぶ側の生徒の皆さんですが、教える側として、難しいことをどのような言葉に直して話せば伝わるか悪戦苦闘悪戦苦闘しながらも、小さい子どもたちにちゃんと伝わるかドキドキしながら説明をしました。
SSH認定校として、子どもたちが科学に興味関心をもってくれるようボランティアや地域へ貢献をすることも自分たちに与えられた大切な役割だと話をしながら、頼もしいお兄さんお姉さんとして一生懸命がんばった一日となりました。

平成30年度自然科学部冬季合宿

2019年2月20日 18時25分

期日:平成31年2月8日(金)~10日(日) 2泊3日
参加生徒:自然科学部員 6名
場所:大山自然歴史館及び大山周辺

今年も自然科学部の生徒を対象に観察指導員さんのご指導のもと、冬の大山で2泊3日の合宿を行いました。冬の大山の雄大な自然の中、トレッキングや水質調査等を行いました。
この合宿を通して、生態調査の手法を学び、今後の調査計画の立案に役立てます。




トレッキング中に発見した貂の足跡を観察しています。雪の上にわずかに残った足跡でもじっくり観察すると、どの方向に移動したかがわかります。
実際に動物に出会うことは稀ですが、残った痕跡からどのような生態なのかを探ることができます。

大山自然歴史館で講義を聞きました。地質学の観点から大山の成り立ちについて学びました。

 
木谷渓谷では水質調査を行いました。水質の素晴らしさもさることながら、その自然の美しさは全国的にも有名です。
 
    
その後、上流にあがり、標高800m地点でブナの原生林の探索を行いました。改めて、地元の恵まれた自然を実感しました。
 
雪を掘り返し、その下の土の状態を調べました。雪上を歩いているときはわからなかったのですが、腰よりも高く雪が積もっていたことに驚きました。
生徒の感想
 ・実際に外に出ることで、普段できない体験をすることができた。「なぜ冬のうちから木はつぼみをつけるのか」などを考えることはすごく楽しかった。当たり前のことかもしれないけれど、その理由を考えて様々なものを見て回ることは良い体験になったと思う。それにより、もっと生物を勉強してみたいと思えた。つぼみと芽の話の時に宮本先生が全員の意見を尊重して、解説して下さったのがすごくうれしかった。また、他の人の話を聞くことで違う視点からの見方も知ることができた。また鳥を見るのも楽しかった。また来年も参加したい。
 ・普段はできないような冬の大山に行って、平地にないような植物や鳥を見れてどのような植物や鳥がいるのか学びました。スノーシューを使ったことがなかったので、使い方をしれたし、雪山を歩くことができて気候が違うことが分かりました。来年もいろいろな説明を聞きながら歩きたいです。

このように、普段はできない経験を通して、生物や自然により強い興味関心をもち、今後の研究に繋がっていくよい機会となりました。

平成30年度鳥取県立米子東高等学校SSH研究成果発表会

2019年2月13日 17時31分

 

期日:平成30年2月7日(木)
参加生徒:1年次生徒 2学年生徒 合計644名
日程: 9:30~12:00 課題探究基礎ポスター発表・課題探究応用口頭発表
   12:45~14:35 課題探究基礎ポスター発表・課題探究応用口頭発表・講演会


 平成30年度SSH研究成果発表会を運営指導委員会、鳥取県教育委員会、JST主任調査員、高等学校教員の皆様をお迎えし、校内を3会場に分け開催しました。当日は、学級閉鎖で登校できない生徒もいましたが、生徒がそれぞれの役割を補い合い発表する姿が見られました。

 
開会式にてSSH委員長の宮田君から挨拶です。「日頃の研究の成果を発表することを通し、互いに学び合いましょう!。」


各会場でポスター発表と口頭発表が行われました。
 
 午前の部では多目的ホールで口頭発表のグループの代表が発表をしました。文系代表の1グループ「『全然』に肯定表現を結びつけるのは正しいのか?

 
運営指導委員の皆様より的確なアドバイスとご指摘をいただいてます。するどいご指摘にも自分たちの言葉で真剣に返答をします。

 


 理系代表の1グループ「カラスの寄りやすい色について」繰り返し行った実験と、その中で撮影できた映像から、導き出した結果と考察を述べています。


 西校舎1年5組~8組では1年次生ポスター発表が行われました。1年次生はクラスで4人1グループを編成し、それぞれのグループが理科・保健・数学・現社の4つのテーマを自由に選んでいます。1年間研究したことを1枚のポスターにまとめ発表をします。


 発表を聞く生徒は決められた時間の中で自由に興味のある班の発表を聴きます。「今から発表を始めます!聞きにきてくださ~い。」その一言で、多くのギャラリーが集まる班もありました。




 教員も担当したグループやテーマの生徒だけでなく、他教科の教員がアドバイスや評価、質問をします。専門外だからこそのするどい質問もでます。それに答えることで、生徒も自分の実験を多面的にとらえることができます。
 
 管理・教室棟3年1組~8組の教室では、2年生課題探究応用の口頭発表が行われました。2年生では自分の興味のある研究分野を自ら選択し、そこでグループを編成します。昨年と比べ、より専門的な研究が行われています。同じ研究分野でも調べたい事柄や実験の方法は様々で、生徒は色々なアプローチをしながら1年間の研究をしてきました。




自らの留学体験をふまえて、「世界でこれから活躍する若者がもつべきもの」をテーマに研究発表する生徒もいました。


第91回選抜高等学校野球大会出場で注目が集まっている野球部も課題探究応用で研究し、「日本野球科学学会」で発表した研究を改めて生徒の前で発表しました。


発表した内容に対して生徒同士で評価をし、評価できる発表に「いいねシール」を貼っていきます。
来賓の方々、保護者の方々、当校教職員も生徒の発表に耳を傾けます。悪天候の中、お越しいただいた保護者の皆様ありがとうございました。

 
午後からは多目的ホールにて二本の講演会を行いました。生徒・保護者・教員・ご来客の方々合わせて、立ち見が出るほどの盛況です。



講演会一本目は、鳥取産業技術センター食品開発研究所 杉本 優子様を講師に招き、「研究のススメ、リケジョのススメ」を演題にご講義いただきました。
先生は、「研究のススメ」ということで研究活動をしていく上で大切にすることや楽しさをお話くださいました。ご自分の研究ノートを見せていただくなど大変参考になりました。また、「リケジョのススメ」ということで、女性として研究生活を送ってこられた経験を優しくも力強くお話いただき参考になりました。

 
 2本目の講演会は 鳥取大学大学院工学研究科 伊藤敏幸教授を講師に招き「第3の液体,イオン液体」を演題にご講義いただきました。伊藤先生のトライ&エラーをひたすらに繰り返し、イオン液体の研究を行ってこられたこと。薬を経口からだけでなく、皮膚から取り込むことができるようになることで、医療分野において画期的な発明のもとになる可能性のあること。あなたならイオン液体をどう使いますか?と生徒に呼びかけられていたこと。日本の地方国公立大学はどの大学でも世界に通用する素晴らしい研究者を教授としてむかえており、日本の大学の水準がとても高いことがとても印象的でした。

閉会式でも鳥取大学大学院工学研究科 伊藤敏幸教授よりお言葉をいただきました。
「昨年と比べ、とてもレベルが高くなったと感じた。多様な研究に取り組まれており、生徒自身が楽しんで研究が伝わってきた。」との講評をいただきました。


 

土曜活用事業「鳥取を創造拠点に!鳥の劇場の取組み」

2018年12月26日 17時39分
期日:平成30年12月22日(土)
参加者:参加希望者8名
演出家・鳥の劇場監督の中島諒人先生のワークショップを中心に、鳥の劇場の取り組みでもある「じゆう劇場」「小鳥の学校」の見学、鹿野町の街の探索を通じて地域おこしの取り組み等を学習してきました。



 いす取りゲームならぬ、いすに座らせないようにするゲームです。空間を認識し相手の動きを読むだけでなく、一人が動いた後、次にどのような行動が必要になるかという段取りを考えるゲームです。

一人が考えた動きを全員で同じように動きます。互いへの気持ちや感情どう変化していくのかを考えるワークショップです。






 全員で即興劇をつくり、じゆう劇場の役者の方小鳥の劇場の生徒さんに見てもらいます。1時間という短い時間で見事劇を仕上げました。

 じゆう劇場・小鳥の学校の稽古を見学させていただきました。ロミオとジュリエットの練習中です。共に練習を繰り返していく中で、障がいの有無に関わらず対等な立場となり1つの劇を作り上げてく姿が印象的でした。

中島先生から音と空間の作り方について専門的な技術も教えていただきました。



 鹿野町の町中も散策しました。古民家を利用したカフェや和菓子店などが多くありました。また、城跡など歴史的建造物の周辺も観光しやすいように整備されています。
街全体で鹿野町の持つ伝統的な雰囲気を大切にし地域を活性化されているのが印象的でした。

参加した生徒からは
「自分たちで考えることでワークショップがより濃いものとなった。見る側を意識するという1つの軸を持って見せ方を考えることで、演劇のスキルだけでなくコミュニケーションスキルを高めることができたと思う。」
 

「木造建築の多い町で、自動販売機や壁の飾りなど街全体が私たちにいつもの違う空間・時間を見せてくれているように感じた。」

「じゆう劇場は役者の個性をそれぞれの役に生かして考えられて作られているようにかんじた。小鳥の劇場は脚本から演出まで子供たちがほとんどを考えているということに驚いた。」

など、土曜活用事業でしか学ぶことのできない色々な発見と学びのあった一日になりました。

第1年次生 高大連携 出前授業

2018年12月26日 16時52分

高大連携出前授業

日付:平成30127日(金)
生命科学コース1年次生は「生き物の形造りの不思議と再生医療」と題して、鳥取大学医学部生命科学科の竹内隆教授にご講義いただきました。はじめに、「質問を考えながら講義を受けること」「いい質問とは、そのことの理解が進むもの発想の転換などで今まで気がつかなかった新しい考え方が芽生えるもの」と講義を受けるにあたり心構えをお話しいただきました。

 鳥取大学は医学部にある生命学科としてどのような事を目的として研究・教育をされているのかお話いただきました。

 医師や看護師とは別の方法で、より多くの人々の命を救うための研究を行うのが生命科学である。というのが生徒の心にも届いたのではないでしょうか


 講義の途中で「生命科学における大きな発見はなにか」をテーマにグループで話し合い、発表を行いました。先生は「遺伝子の基本的な仕組みは、生物共通である。」ということと、遺伝子について詳しい説明をしていただきました。

 遺伝子の仕組みをふまえた上でイモリの「様々な組織の再生を可能とする特徴」、そして再生医療についてのお話を伺いました
参加した生徒からは
「イモリの体の不思議についてとても興味深く感じ、面白かった。」
「イモリが再生できて、人ができない理由を解明したいと思った。また、生物の可能性についてとても興味がわいた。」と生命科学コースでこれから学びを深めていく事柄に関して、より深い好奇心と意欲をもって取り組んでいこうとする姿勢がみられました。

エキスパート教員招聘事業・明治大学高大連携教科プログラムの開催

2018年12月19日 14時08分










  12月12日(水)・13日(木)の2日間にわたり、灘高校や開成高校など全国屈指の進学校から高い指導力を有するエキスパート教員5名を招聘し、5教科で特別授業を行いました。生徒たちは目を輝かせて授業を受け、「とてもわかりやすい授業で、もっと掘り下げて勉強したくなった。」などの感想を寄せていました。県内外からも35名の教員が来校され、特別授業を見学されました。終了後にはそれぞれの教科に分かれ、エキスパート教員と特別授業に参加した教員による研究協議会を開催し、教科指導法についてディスカッションを行いました。参加した教員からは「指導法について大変勉強になった。明日からの授業に活かしていきたい。」などといった感想がありました。また校内では「明治大学WEEK」を開催し、明治大学での研究ポスター等を展示し、本校SSHおける生徒の研究の参考とさせていただきました。今後も生徒の知的好奇心を喚起し、教員の教科指導力の向上を図るような事業を展開していきたいと考えています。

生命科学コース2年生 高大連携 出前授業

2018年11月22日 17時27分


生命科学コース2年生は11月17日(金)に「ゲノム編集に関するワールドカフェ方式による討議」と題して、鳥取大学生命機能研究支援センター難波栄二教授による出前授業が行われました。
 生徒は事前に難波教授よりゲノム編集についての資料を提示され、それを元にまるでカフェで話しているように互いに対等な立場で対話をしながら学ぶというワールドカフェ形式という新しい授業形式での学習を行いました。
会話の中で出てくる言葉や情報から、どんな考え方をもっているか、どういう感情があるかなど、言葉の意味や価値観を伝え合い、交換し合いながら学びを深めていきました。

グループで模造紙に記入していきます。模造紙を綺麗にまとめることに焦点をおかず、思いついたことを自由に記入し、そこに書かれた言葉をさらに深めて行ったり、そこから新たな発想を得ることを目的にします。このグループではゲノム編集が普及することによる、傷みにくい食物の開発と食糧不足の解消の可能性。対して人間の利益を追及するために生態系の破壊が行われる可能性。この二つをどう解消させていくががテーマとなっていました。法律で規制するだけでなく新たな倫理観が人間には必要になっていくのではとの考えを導き出していました。
参加した生徒からは、「ワールドカフェ方式はとても良かったと思う。何を言ってもOKだから普段自分の意見を言いづらい人にとってはとても言いやすく、たくさんアイデアが出せたと思った。また、ゲノム編集について身近なこととして感じることができ、もっといろいろと調べたり、考えたりしたいと思った。」
と積極的に学びを深めていく姿を見ることができました。

SSH事業 岡山大学出前講座 「人口減少下の都市計画」

2018年11月21日 16時49分




平成30年11月13日(火)
米子東高等学校物理地学教室
参加生徒希望者20名
岡山大学環境理工学部より氏原岳人先生をお招きし、「人口減少下の都市計画」をテーマに講義をしていただきました。
岡山県内での空き屋のもたらす問題点や、富山県富山市のコンパクトシティ計画の取り組みを実例に、放置空き家の老朽化や放火による火災といいた地域にもたらしている問題の深刻さと空き家の持ち主の問題意識との意識の差がどこから生じ、どのように解決していかなければならないか。公共交通機関の採算性よりも利便性を重視したことで、市街地と居住地の行き来をしやすくなり市街地の経済活性化と医療費の減少に繋がっていった例などについてお話をしていただきました。生徒からも、米子市の活性化における商店街のあり方はどうあるべきかなど、積極的な質問が飛び交い有意義な学びの場となりました。
参加した生徒は「課題探究の授業で取り組んでいる内容に結びついていて大変参考になった。取り組みへのアドバイスをいただき今後へつながる講義になった。」と、学びへの意欲が高まるよい機会になったようです。

中学生向実験教室 鳥取県わかとり科学「虎の穴2018」開催について

2018年10月28日 17時47分

10月21日(日)平成30年度科学教育振興事業/鳥取県』わかとり科学「虎の穴2018」にて、本校を会場に本校教諭宮本圭介先生と本校自然科学部員が中学生13名を対象にワークショップを行いました。

犯人を捜せと名のついた今回のワークショップでは、DNAフィンガープリント法をもちいてDNAを可視化します。
現在の法医学の現場でも実際に使用されている方法です。

自然科学部員の生徒も中学生をサポートをし、中学生を実験成功に導けるよう頑張っています。

容疑者とされる5つのDNAサンプルと犯行現場由来のDNAサンプルに制限酵素を入れて反応を待ちます。

電気泳動する為に、DNAサンプルをアプライします。

染色ののち、現れたDNAサンプルを見比べて犯人を捜します。実際のDNA型鑑定もこのように行われているのですね。
このように、中学生のみなさんは、授業で学んでいる科学がテレビやドラマでしか聞いたことのない世界と実際に結びついていることを実感し、驚きと科学への一層の深い関心を持つことができたようです。
また、本校の自然科学部員も、普段とは違い教える側、サポートをする側を経験することで、新たな視野をもち、科学への興味をより深めることができました。

生命科学コース第1年次「探究的学習」(岡山大学)

2018年10月4日 18時33分

期日:平成30年9月13日(木)~9月14日(金)
参加生徒:生命科学コース1年次生40名
生命科学コースの1年次生を対象に、岡山大学にて「探究的学習」を行いました。
1日目は大学の概要説明を聞き、理学分野・環境分野・工学分野・農学分野・生命科学分野の5つの分野にわかれ、科学実験を行いました。

理学 光合成を見る~イメージング蛍光測定~
生徒の感想
「今回の実験でずっと疑問に思っていた、ふ入りの葉の正体を知ることができた。またほかの植物の葉で実験をしたが、なかなか色がでないものもあり実験で使ったホウレンソウがいかに多くクロロフィルを含んでいるのかということも分かった、光合成に関して授業で扱うより、より深く学ぶことができ、さらに生物という分野に興味を持った。」

農学 乳タンパク質の比色定量
生徒の感想
「実験から同じ牛乳でもタンパク質量はかなり違うことが分かった。初めて使ったり見たりする器具があり、とても面白かった。
また、これから生物や化学で学ぶような内容のものもあり強く興味を持つことができたペプチド結合などの難しい単語がいくつかあったので、より詳しく知るために自分でもいろいろ調べてみたいと思った。」

生命科学 組換えDNA実験~緑色に光る大腸菌を作ってみよう~
生徒の感想
「今回の実験では、対照実験の重要性について考えさせられた。先生もおっしゃられていたが、『自分の予想が半分でも当たればよいほうだ。』というように、実験に失敗はつきものである。その時に、対照実験をしている場合とそうでない場合では、実験の質が大きく変わってくると思う。これからはいろいろな可能性を考えて、多くのパターンを実験することが大切だと思った。」

工学 ロボットセンサー
生徒の感想
「加速度センサーの傾きを大きくするほど、電圧が大きくなったりLEDが点灯したり、モーターがより動くことが分かった。傾きを変えるだけで力を生み出すことができるため、日常の生活の中でどんどん取り入れていけるのではないかと考えた。」

環境 ナイロンを合成し、ポリマーができる仕組みを学ぶ
生徒の感想
「高分子は、薬品の分量が0.01gでも違うと、反応が変わってしまうほど繊細なものであることが分かった。まだ、ナイロンが自分でも合成出来ることに素直に驚いた。身の回りにある物でもその物が完成される前の作り出される過程や工程をもっと調べてみたいと思いました。」

2日目は環境に関する講義と。本校出身の岡山大学生との懇談を行いました。

講義 米子市の都市形成
生徒の感想
「工学は理系なのに、なせ歴史を調査するという文系の要素も重要かということについて、過去の設計基準を今の設計基準に活かすためだと知り、何かを学ぶためには幅広い知識が必要となるのだと思った。」

講義 海に眠る再生可能エネルギー
生徒の感想
「Hydro-VENUSについての実験過程で、ばねが外れ実験は失敗したものの、回転するようになるという新しい発見があったことから、失敗は失敗でないということが分かった。」

懇談 大学生活に関するお話
生徒の感想
「一人暮らしへの不安などをどのように解消したか、岡山で生活して鳥取の良さを外から知ることができたかなど大変参考になった。自分の研究テーマをこれからどう掘り下げていかれるのかもっと話を聞いてみたいと思った。」

このように1泊2日の経験の中で,大学の実験室での実習、大学の研究者の発想の仕方に触れ、探究的学習に向けた意欲が膨らむよい機会となりました。