福岡伸一先生著者講演会
2011年11月16日 00時00分福岡伸一先生著者講演会
11月15日、「生物と無生物のあいだ」の著者、福岡伸一先生を招いて著者講演会を行いました。
講演内容は、「レーウェンフックによって観察された微生物のスケッチは実はフェルメールによるものではなかったのだろうか」という大胆な仮説、そして講演の中核では「動的平衡」について、ノックアウトマウスの実験結果なども踏まえて、生物には不可逆的な時間の流れがあり、その流れに沿って折りたたまれ、一度おりたたんだら二度と解くことのできないものとして生命論を語られました。
著者講演会で福岡先生に講演していただくことにより、倉吉東高生に、「動的平衡」論をもとに生命観の変遷とともに考察し、いのちとは何かを問いかける絶好の機会となりました。
講演会中の様子 生徒謝辞・花束贈呈
また、講演会後の座談会では80名以上の生徒が図書館に集まり、多くの質問とそれに対する福岡先生の鋭い答えのやり取りで有意義な時間を過ごしました。福岡先生は倉吉東高の生徒との対話が本当に楽しい時間だったと帰途語られてました。
質問 「生物学に因果律は存在するのか」 生徒の質問に丁寧に応えてくださる福岡先生