11月2日(金)近畿大学付属高等学校より2名の先生をお招きし、ICTを活用した授業や職員研修を行いました。 近畿大学付属高等学校では、全生徒がiPadを持ち授業や家庭学習、部活動、校外学習などに使用しています。さらに生徒の通学カバンを一新し、書籍数冊+筆記具+弁当+iPadが入る程度のおしゃれなカバンになり、生徒たちの生活も変化しています。
4限目は1-3で化学基礎(本校 吉井教諭)の研究授業
4人の班に分かれて活動しています。
化学反応式の係数と、反応する量の概念をiPadを用いて表していきます。
水素と酸素から水ができる反応。水分子も構造を考えて描いていきます。
教諭による講義も聞き、板書もします。
東高のiPadは全校で約40台を共有して使用しています。持ち帰ることができないので、必要なことはプリントやノートに書き込んで蓄積します。
6限は現代社会(近大付属高 大場教諭)による1-3での研究授業です。
まずは、各班に分かれて「民主的でない国」を3つあげ、iPadを使ってmentimeterで投票→プロジェクターですぐに結果発表で全員の考えを共有します。
その結果から、生徒たちは民主的な国家が多いと考えているので、民主主義に貢献した3人を班で調べてkeynoteにまとめてプレゼンしよう。
教科書・資料集だけでなくインターネットを使って調べますが・・・
先生から「Clear」という勉強ノートまとめアプリの紹介・・・
分かりやすくまとめてあるノートも見ながら、keynoteでまとめます。
調べた3人の人物がそれぞれ1人ずつ入るグループで、自分が調べた人物のことをプレゼンします。
最後に確認問題!
Quizlet Liveという学習ゲームサービスを使います。
まずは、指定されたグループに分かれます。
その後、学習した内容の問題がiPadで出題され、4人で協力しながら解きます。
どのグループがどこまで進んでいるか? ホワイトボードに投射
一目瞭然です。追いつけ、追い越せ
放課後からは職員研修となり、乾教諭(近大付属高)による講義です。
iPad導入の経緯、iPad導入後の生徒の変化、これからの学びについて熱心にお話しいただきました。
全国的にめずらしく近大付属高は、まったく制限をかけないiPadを導入しています。しかし、世界では当たり前のことで、「子供たちの可能性を大人(教員)が制限してはいけない」という話が印象的でした。
創立110周年記念式典がいよいよ11月9日に開催されます。
歴史と伝統を深く感じる今年だからこそ、東高が「変えないこと」と「変えること」を立ち止まって考える年となり、次の10年や、創立200周年に向けて駆け出したいと思います。
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