ストーリーテリングを楽しみました
2011年12月5日 00時00分
第4回人間力向上講座・図書館ゼミ
「物語を楽しもう ~ストーリーテリングを聞く会~」
12月2日の放課後、宇田祥子先生(おはなしブリュッケン、しまねブックトーク研究会代表)によるストーリーテリング(素話)とミニブックトーク(本の紹介)を楽しみました。
電気を消してろうそくに灯りをともせば、そこはもうお話の世界。北欧のトロル伝説をもとにした「山にさらわれたひとの娘」(ウテルダール作)は、語るのに40分という長いお話ですが、しんと静まり返った月明かりの夜を心に描きながらどんどん引きこまれていきます。ラストの「愛は血のつながりより強い」という母親のことばが胸にしみる感動的なお話でした。
後半は、「家族への思い」をテーマにしたミニブックトーク。本の内容や著者のエピソードなど紹介していただき、普段手に取らない本や知らなかった本の魅力に触れ、興味を広げることができました。
ろうそくの灯りの中で静かにおはなしが語られます 本の紹介もしていただきました
★ミニブックトークで紹介していただいた本
『海の島』『睡蓮の池』『海の深み』『大海の光』 アニカ・トール/著 菱木晃子/訳 新宿書房
『ほこりまみれの兄弟』 ローズマリー・サトクリフ/著 乾侑美子/訳 評論社
『はるかなるわがラスカル』 スターリング・ノース/作 亀山龍樹/訳 ブッキング
『フェリックス・ホフマンの世界』 小さな絵本美術館
『ねむりひめ』 フェリクス・ホフマン/え せたていじ/やく 福音館書店
『おおかみと七ひきのこやぎ』 フェリクス・ホフマン/え せたていじ/やく 福音館書店
『ながいかみのラプンツェル』 フェリクス・ホフマン/え せたていじ/やく 福音館書店
『七わのからす』 フェリクス・ホフマン/え せたていじ/やく 福音館書店