読書・小論文活動概要

 本校では、平成8年度から平成30年度まで読書小論文活動を実施していました。1・2年生は、夏休みと冬休みに課題図書の読書と小論文の作成を行い、優秀作品は「志在千里」に掲載し、また課題図書の著者を招いての講演会等も行い、読解力や表現力の向上に一定の成果を収めてきました。現在は図書館での図書館ゼミや読書会など、本に親しむための活動を積極的に行っています。 
 平成19年度からは、進んで読書を行い、主体的に学びながら向上しようとする人間の育成を目指して、朝読書の取組みを開始しました。 

図書館ゼミ「心のセルフコンディショニング講座」を開催しました

2013年12月18日 00時00分

 12月17日の放課後、図書館ゼミ「心のセルフコンディショニング講座」を開催しました。
 
 8月に続いて2回目の講座で、今回は「よりよい高校生活を送るためのストレスマネジメント」について取り上げました。
 講師は、鳥取大学大学院医学系研究科講師で臨床心理士の金子周平先生です。金子先生はスクールカウンセラーや鳥取県家庭教育アドバイザーなど、さまざまな方面で活躍しておられます。
 
 講座の中では、ストレスマネジメントのいろいろな方法や、ストレス要素について自分が「楽に捉える」ための“つぶやき”(「リラックスしよう」「できることをまず考える」など)を持っておくことの大切さを話されました。その中で、呼吸法や力の抜き方など、身体側からのアプローチとしてのリラクセーションの方法を教えていただき、参加者で実際にやってみたりしました。
 
  
 
        講師の金子周平先生                  リラクセーション法を実践中
 
 また、与えられたテーマについて自分が思う情景を絵に描き、作画後はその絵についての金子先生からの質問に答え、それから近くの人とペアを組み描いた絵と質問の答えを自分たちなりに分析してみるという体験もありました。これは心理療法である「セルフカウンセリング」体験のひとつの方法だそうです。
 
  
 
     皆が思い思いに描いています                 どんな分析になったでしょうか?
 
 最後には、先生からの心理学関係のおすすめ本を紹介していただくなど、非常に盛りだくさんな内容で、参加した生徒や職員もとても充実した会になりました。今回のお話をもとにストレスを上手にマネジメントして、よりよい高校生活を送ることができるよう、図書館としても今後も皆さんの力になればと思っています。
 
  
 
    金子先生による、おすすめ本の紹介              これらの本が紹介されました!