読書・小論文活動概要

 本校では、平成8年度から平成30年度まで読書小論文活動を実施していました。1・2年生は、夏休みと冬休みに課題図書の読書と小論文の作成を行い、優秀作品は「志在千里」に掲載し、また課題図書の著者を招いての講演会等も行い、読解力や表現力の向上に一定の成果を収めてきました。現在は図書館での図書館ゼミや読書会など、本に親しむための活動を積極的に行っています。 
 平成19年度からは、進んで読書を行い、主体的に学びながら向上しようとする人間の育成を目指して、朝読書の取組みを開始しました。 

著者講演会を実施しました。

2010年11月17日 00時00分

11月17日(水)6、7限に著者講演会を実施しました。
 本校生徒・教職員の他、保護者、一般約20名の参加がありました。
 講師には、鳥取市でホスピスケアのある診療所「野の花診療所」で医療活動をしておられ、、本校の必読図書「野の花の入院案内」の著者でもある徳永進先生をお迎えして、「いのち ―喜びと悲しみ」という演題で講演をしていただきました。
 恩師の死、子どもの死、若い死、家族の死など、これまで鳥取赤十字病院や野の花診療所で体験された様々な「死」について、時に詩と、時に写真と、時にハーモニカの音色とともに話していただきました。
 質疑応答では、「自分が目指している放射線技師の立場からは患者さんにどのように関わることができるか?」「痴呆症の家族に対してどのように向き合っていけばよいか」「末期の患者さんの中には死を受け入れられない人もいると思うが、どのような人にどう接していけばいいか」「障がいに対してネガティブなイメージをもってしまうが、どのように考えればいいか」などの質問が出ました。それぞれの質問に対して、これまでの医療の中で感じられたことを含めて丁寧に答えていただき、多くの人が、病気や障害や死についてややもすると一面的なとらえ方をしてしまう自分自身を振り返ることができたのではないかと思います。

                                                    
    演題は「いのち - 喜びと悲しみ」              高校時代弁論大会で優勝されたお話も・・。 
                                     
                                     
    澄んだハーモニカの音色が響きました。             患者さんの思い出を写真と共に語られました。
 
                                  
  親交のある谷川俊太郎さんの詩の朗読もありました。    謝辞を述べる3-3樋口君と花束を渡す2-3安藤さん