読書・小論文活動概要

 本校では、平成8年度から平成30年度まで読書小論文活動を実施していました。1・2年生は、夏休みと冬休みに課題図書の読書と小論文の作成を行い、優秀作品は「志在千里」に掲載し、また課題図書の著者を招いての講演会等も行い、読解力や表現力の向上に一定の成果を収めてきました。現在は図書館での図書館ゼミや読書会など、本に親しむための活動を積極的に行っています。 
 平成19年度からは、進んで読書を行い、主体的に学びながら向上しようとする人間の育成を目指して、朝読書の取組みを開始しました。 

「図書館ゼミ」を開催しました

2011年6月15日 00時00分

 【第1回図書館ゼミ】
 
 6月15日(水)の放課後、「第1回図書館ゼミ」を開催しました。今年度最初の図書館ゼミは、鳥取大学地域学部教授・土井康作先生、同じく工学部准教授・竹森史暁先生のお二人をお招きし、「ものづくりと人づくり」をテーマに講演をしていただきました。
 
 前半の土井先生は、日本とイギリスのものづくりに関する意識調査のデータから、日本のものづくりを取り巻く問題点を示され、「ものづくりを通して人は成長する」ということを話されました。また、子どもたちがものづくりに触れられる「場」として、鳥取県内に創設された「ものづくり道場」や「因幡の手づくりまつり」などの活動についても紹介されました。
 後半の竹森先生は、震災後の福島原発で導入されたロボットなど様々なロボットの映像を交えながら、ロボットの仕組みや研究の方向性について講演されました。先生の研究室で開発中の段差昇降車椅子については車輪の現物も見せていただきました。
 講演後の質疑応答では、ものづくりやロボット開発に問題意識を持って活発に質問する姿が見られ、充実した図書館ゼミになりました。
 

ものづくりの意義を話される土井先生
 

ロボット開発について話される竹森先生
 

研究中の段差昇降車椅子の部品を持ってみる
 

図書委員長が代表して謝辞を述べました