外務省高校講座が開催されました
2010年5月27日 00時00分 5月26日(水)の6・7限に、2年生を対象とした「外務省・高校講座」を開催しました。これは今年から始めた企画で、講師には外務省南部アジア部・南西アジア課事務官の鈴木幸雄氏(29歳)をお招きしました。講演では「外交とは何か」という基本理念から、イラクやアフガニスタンで起きている事件と日本との関係など、現場の第一線で活躍されている方ならではの視点からのお話しを伺うことができました。
講演後には、2年生有志との座談会をしていただきました。そこでは「自分の意見と国の外交方針が違うとき、外交官はどう行動するのか」、「外交官には個性が必要と言われたが、そもそも個性とは何か」など、生徒からの鋭い質問が投げかけられました。鈴木氏は「最終的には国の方針に従うが、政策決定の際に自分の意見を最大限反映させる努力は行なう」、「個性とは自分で考え、行動した結果、内側からにじみ出てくるものである」などと、質問に対して丁寧に答えていただきました。生徒にとって、外交だけでなく、コミュニケーションの本質について考える良い機会となったようです。
外交官には「誠意・洞察力・知的好奇心・個性」が必要 我が国の南西アジア外交の現実とは
生徒代表による謝辞と花束贈呈 放課後の座談会(有志23名が参加)