その他の行事

特別講演会を実施しました

2015年9月14日 13時06分

 平成27年9月11日(金)、長崎県立大学名誉教授 徐賢燮 先生をお招きして「国際から民際の時代へ~30年間の外交官体験を通じて~」という演題でご講演いただきました。

 現在進行中の教育改革の議論の中に、現代社会のグローバル化の急速な進展に伴いグローバル人材の育成が急務であるという論点があります。チャレンジ精神を発揮し、国内外で活躍する「グローバル人材」の身につけるべき基礎力としての「思考力、判断力、表現力」を身につけ、グローバルな課題に積極的に取り組む人材の育成ということです。

 近年特に東アジア諸国との関係が重要視されていますが、本校では、1997年以来、安養高校との交流を続けていますので、そこを切り口として『国際理解・国際交流』を考えてみようと本講演会は企画されました。

  講演の中で徐先生は、これからは私たちが行っているような民間の交流(「民際」)が大切である、そうした交流を進展させるためには、お互いがお互いの立場を学び、理解・尊重することが必要だと強調されました。互いを知るためには、近代史をそれぞれの視点で学ぶこと、また、文学作品(手始めに、短編)を読んでみるのがよいだろう、と話されました。
 講演後、多くの質問が飛び出し、「今までたくさん講演や講義をしてきたが、こんなにたくさん質問が出たことはない」と驚かれていましたが、うれしそうでした。

 また、講演会後の座談会は和やかな雰囲気で行われましたが、積極的な生徒たちの質問によってさらに深まったように思います。
   


徐賢燮先生「国際から民際の時代へ~30年間の外交官体験を通じて~」


講演後、生徒から多くの質問がありました


講演後の座談会では、さらに深いお話を伺うことができました