県外視察(2)大宮高等学校2
2012年12月27日 00時00分 大宮高校では65分授業、2学期制、土曜授業(年間17日程度)、長期休業の短縮等を行っていて、授業時間数の確保に努力されていることが分かります。学校行事や部活動は、育むべき生徒の資質を育成する大切な時間です。この時間を保障するためには、逆に授業時間をいかに確保するかが重要です。学力を取るか、部活動を取るかの二者択一論では多くの生徒保護者を納得させることはできないと考えます。限られた時間の中で、このことをいかに両立させるかを本校でも常に考えていかなければなりません。
また、大宮高校では一年オリテンキャンプ、担任面談の重視、卒業生との懇談会、学習合宿(5泊6日)、進路検討会等、本校の取り組みと大変よく似た行事を実施されています。更に、教員の手による難関大学入試問題分析を毎年丁寧に行い、分厚い冊子を刊行して全生徒に配布しておられます。これはかなりのエネルギーがいることで、本校でも一部の教科が行っていますが、全ての教科で出来ているわけではありません。
大宮高校の教育を概括すると、学校での手厚い指導によって、塾にたよらず3年間で高い学力と社会で必要とされる資質や能力を育成する意識が強く感じられます。本校のとって励みとなる訪問となりました。