育友会IBブログリレー!
2021年5月18日 12時45分⑤IBにおけるEnglish Bの授業 English B担当 清水隆司
English B担当の清水です。このブログもまだ序盤ですので、IBDP(本校の目指す日本の高校にあたる国際バカロレア教育)の基本的なことから書かせていただきます。
IBDPは6つのグループ(教科)と、既出のTOKを含む「コア」と呼ばれる3つの必修要件から構成されています。6科目のうち3~4科目をHL(上級レベル)、その他をSL(標準レベル)として学習していきます。HLの場合、2年間で約240時間、SLの場合2年間で約150時間の学習をすることになります。本校が目指す日本語DPでは、この6科目中2科目を英語等の外国語で実施することになっていますので、グループ2のEnglish Bに加えてもう1科目をおそらく英語で受講することになります。
さて、いわゆる現在の「英語」にあたるEnglish Bですが、国際バカロレアには日本で言う検定教科書はありません。何を使って学んでもよいのです。というより、あらゆる種類・形式の資料を用いて学習することが求められています。検定教科書はありませんが、Identities、Experiences、Human ingenuity、Social organization、Sharing the planetの5つの扱うテーマが決まっています。例えば仮定法といった文法のルールも、実践場面を通してこのテーマの中で学んでいくことになります。
授業は対話を重視し、多様性を認めながら意見を出し合う中で自然と英語力が磨かれます。英語を学ぶのではなく英語で学ぶ。言いたいことがあるからそれを伝えるための手段としての英語に学習意欲が湧く。そんなふうになればいいなと思いながら日々準備を進めています。