読書・小論文活動概要

 本校では、平成8年度から平成30年度まで読書小論文活動を実施していました。1・2年生は、夏休みと冬休みに課題図書の読書と小論文の作成を行い、優秀作品は「志在千里」に掲載し、また課題図書の著者を招いての講演会等も行い、読解力や表現力の向上に一定の成果を収めてきました。現在は図書館での図書館ゼミや読書会など、本に親しむための活動を積極的に行っています。 
 平成19年度からは、進んで読書を行い、主体的に学びながら向上しようとする人間の育成を目指して、朝読書の取組みを開始しました。 

図書館を活用した2年保健「環境問題」の探求学習

2013年2月7日 00時00分


2年5組の保健の授業で、環境問題についてグループでの探求学習を行いました。

 
8つの班に分かれて、「環境問題に関すること」について各班でテーマを設定し、図書館で本を使って設定したテーマについて調べました。
ひとくちに「環境問題」といっても、酸性雨、紫外線などの比較的身近なものから沈みゆく島・ツバルやハイブリッドカーなど最近の話題まで、とても幅広いテーマ設定がなされていました。その設定したテーマについて現状と課題を調べることで理解を深め、「自分たちにできることは何か」「ここから得られることは何か」などを各班で意見交換をしながら考えていきます。
 
   
 
   県立図書館からもたくさんの本を借りて提供しました     調べて、読んで、インプットして、考えていきます
 
 
さらに、そこで調べたことを模造紙にまとめ、各班ごとに発表を行います。「自分たちが調べたことを他の人にわかりやすく伝えること」も、授業の重要なねらいのひとつです。
また、各班の発表後には、ワークシートを用いてクラス内で相互評価及び自己評価も行いました。
 
   
 
   「伝わること」を心がけながら模造紙にまとめます      写真や図版、イラストも入れて工夫していきます
 
 
   
 
     各班で発表して、質問も受けます            各班の発表後にワークシートで相互評価を行います
 
 
この探求学習には、図書館が支援という形で関わっています。授業担当者と相談しながらテーマに沿った資料を準備したり、ワークシート等の情報を提供しています。また、授業にも参加して資料や情報の探し方、まとめ方などのアドバイスを行いました。授業と連携することで、図書館は生徒の論理的思考力や表現力を高める支援を行い、主体的な学習者の育成に貢献していきたいと考えています。
 
今回まとめたポスターは、近日中に図書館で展示を行う予定です。生徒たちが実際に探求学習で使用した資料も合わせて展示します。ぜひご覧ください。