読書・小論文活動概要

 本校では、平成8年度から平成30年度まで読書小論文活動を実施していました。1・2年生は、夏休みと冬休みに課題図書の読書と小論文の作成を行い、優秀作品は「志在千里」に掲載し、また課題図書の著者を招いての講演会等も行い、読解力や表現力の向上に一定の成果を収めてきました。現在は図書館での図書館ゼミや読書会など、本に親しむための活動を積極的に行っています。 
 平成19年度からは、進んで読書を行い、主体的に学びながら向上しようとする人間の育成を目指して、朝読書の取組みを開始しました。 

図書館を活用した1年生物基礎の授業

2013年3月15日 00時00分


 1年5組の生物基礎の授業で、地球環境と生態系や生物多様性について、知識を深めるために図書館を活用した取り組みが行われました。
 
 まず、グループごとに取り上げたいテーマを決め、図書館でそのテーマについての資料を調べて、教科書の内容を深めるような知識を得ます。
 ちょうど2年生の保健の授業で作成した環境問題についてまとめたポスターを図書館内に展示していたので、それも活用しました。
 そして、その調べたことをまとめて、各グループごとに皆の前で発表しました。グループによっては内容的にもう少し探求が必要なところもありましたが、図などを活用してわかりやすく伝える工夫をした発表もあり、また「今の話は授業で取り上げた別の話ともつながる」という、授業担当の岩間先生からの追加説明もあるなど、テーマに関しての理解が深まる取り組みであったと思います。
 
  
 
   図書館で自分のテーマについての本を調べます      図も使ってわかりやすくなるように工夫します
 
 
  
 
    ポスターも活用して効果的に伝えます         追加説明  物事はいろんなところにつながっています
 
  今回の取り組みは、今現在のことだけでなく、2年後の大学入試も視野に入れた取り組みであるとのこと。
 大学入試(特に推薦・AO入試)の面接で大事なことは「知識をいかに自分のものにして、自分の言葉で面接官に語ることができるか」。また、実際の面接の場では、複数名いる面接官から自分が話した内容についてさらに深めた質問や別の角度からの質問も寄せられるので、広い視野を持って知識を深めていく必要があります。そのためには教科書の知識だけでなく、自ら図書館などで知識や情報を得ることが大事です。
 今回の取り組みを機に、より主体的に学習に取り組み知識を自分のものにしていってほしいと思います。