読書・小論文活動概要

 本校では、平成8年度から平成30年度まで読書小論文活動を実施していました。1・2年生は、夏休みと冬休みに課題図書の読書と小論文の作成を行い、優秀作品は「志在千里」に掲載し、また課題図書の著者を招いての講演会等も行い、読解力や表現力の向上に一定の成果を収めてきました。現在は図書館での図書館ゼミや読書会など、本に親しむための活動を積極的に行っています。 
 平成19年度からは、進んで読書を行い、主体的に学びながら向上しようとする人間の育成を目指して、朝読書の取組みを開始しました。 

図書館ゼミ「自己表現力を高める」を開催しました

2013年6月14日 00時00分


 本日放課後、図書館ゼミ「自己表現力を高める」を開催しました。
 
 『大学生のための「読む・書く・プレゼン・ディベート」の方法』などの著作がある立教大学文学部教授の河野哲也さんに来ていただき、目前に控えた学園祭、そして国際高校生フォーラムに向けて、主にプレコン委員を対象に今年のテーマ「リーダー論」に関するワークショップを実施しました。
 
 約60名の生徒の参加がありましたが、まず5~6人ずつのグループを作って「相互問答法」という方法で、「どういうときに進んでやる気になるか」あるいは「みんなで一緒に生きてゆくには、リーダーとルールは必要か?」ということについて、各グループで話し合いました。
 次に、10名ずつぐらいのグループを作って、自分の経験を話しながら「どうすれば人とうまく共同作業ができるか、うまくコミュニケーションできるか」について話し合いました。そして、最終的に「よいリーダーとは」「よいフォロワー(リーダーについていく人)とは」についてグループ内で話をしました。どのグループも白熱した議論が展開されていて、様子を見ていた先生方にも大変に熱気が伝わってきました。
  
 
     講師の立教大学教授・河野哲也さん              相互問答法で各自の意見を話します
 
  
 
      各グループから出た意見を共有します       ちょっとブレイク「時計回りに隣の人の手をたたいてね」
 
  
 
 ぬいぐるみを持った人が発言して、次の人に渡します        「私が考える、よいリーダーとは…」
 
 河野さんの話によると、「自分はどういう理由でこの意見を言ったのか」ということが重要で、相手が何を考えているか知るには「なぜですか」「どういう意味ですか」「具体的にはどういうことですか」という“質問”が大事になるとのこと。また、人の話をよく聞くことは、相手のことをよく理解することにつながる、との話がありました。このたびのワークショップの中で、参加した生徒たちはコミュニケーションの大切さを実感したのではないかと思います。
 
 今回の講座をきっかけに、一緒にプレコンに臨む仲間との意思疎通ができ結束も強まったのではないでしょうか。実りあるプレコン、また高校生フォーラムになることを期待しています。