小論文品評会を行いました
2014年1月9日 00時00分 1月8日の6・7限に、1・2年生の小論文品評会を実施しました。今回は、冬季休業中に書いた小論文の品評会です。
1年生は回を重ねるごとに、小論文はどう書くべきか、評価のポイントはどこにあるかということをつかんできている様子が伺えました。また、これまでの積み重ねの集大成となる今回の2年生の品評会では、グループの話し合いでも次々と各自の意見が寄せられ、活発な議論がなされていました。
『倉吉東高生のための小論文ノート』や評価のポイントをまとめた資料・板書をもとに評価していきます
グループ内で活発な議論が交わされます 皆で読み合い、議論し、クラス代表作品が決まります
今回の議論の中では、取り上げられている「具体例」についてよく意見が出ていたのが印象的でした。「自分の経験を踏まえて、とても適切な具体例を用いて書いてあるので非常に説得力があった」「書いてある主張と具体例がかみ合っておらず、何が言いたいのかよくわからない」などの意見が寄せられており、具体例の記述のあり方が主張・意見の説得力の有無につながり、読み手に与える印象に影響することを改めて認識できたのではないでしょうか。
今回の必読図書
【1年生】
1組『科学の目 科学のこころ』 長谷川真理子/著 岩波書店
2組『野の花の入院案内』 徳永進/著 講談社
3組『疑似科学入門』 池内了/著 岩波書店
4組『ことばと文化』 鈴木孝夫/著 岩波書店
5組『学校って何だろう』 苅谷剛彦/著 筑摩書房
【2年生】
1組『日本のデザイン』 原研哉/著 岩波書店
2組『わかりやすいはわかりにくい?』鷲田清一/著 筑摩書房
3組『反貧困』 湯浅誠/著 岩波書店
4組『生物と無生物のあいだ』 福岡伸一/著 講談社
5組『寝ながら学べる構造主義』 内田樹/著 文藝春秋