読書・小論文活動概要

 本校では、平成8年度から平成30年度まで読書小論文活動を実施していました。1・2年生は、夏休みと冬休みに課題図書の読書と小論文の作成を行い、優秀作品は「志在千里」に掲載し、また課題図書の著者を招いての講演会等も行い、読解力や表現力の向上に一定の成果を収めてきました。現在は図書館での図書館ゼミや読書会など、本に親しむための活動を積極的に行っています。 
 平成19年度からは、進んで読書を行い、主体的に学びながら向上しようとする人間の育成を目指して、朝読書の取組みを開始しました。 

図書館ゼミを実施しました

2015年6月18日 08時41分
 昨日、図書館主催で、学園祭1日目(6月27日)に実施するプレゼンテーションコンテスト(プレコン)に向けて、鳥取大学地域学部地域政策学科の塩沢健一准教授をお迎えし、図書館ゼミを開催しました。60名の生徒が参加しました。
 今年のプレコンのテーマは、「地域の明日~高校生が描く新しい社会のグランドデザイン」です。
 講師先生の「地域が抱える課題と18歳選挙権」についての講義を聞いた後、「18歳選挙権は地域の課題の解決にどう結びつくか?」という議論のテーマをいただき、グループで話し合いを行い、発表し合いました。
 参加生徒たちはプレコンに向けて、地域の抱える課題の解決法について考えを巡らせていました。

鳥取大学の塩沢先生の講義を受ける


地域の課題についての話し合い!



地域の課題解決の手法についての認識を深めました

 

 今年のプレコン・国際高校生フォーラムのテーマは、

「地域の明日」

―高校生が描く新しい社会のグランドデザイン―

【趣旨説明】 現在我々の周りでは、地域という言葉が盛んに使われている。地域再生、地域ブランド、地域創造、地域活性化など、新聞やテレビなどのメディアにもしばしば現れる言葉である。現代社会において、地域というひとつの大きなトピックは、その存在感を増している。

 これほど地域というものが取り上げられる背景には、地域が抱える多くの問題がある。複数の、そして互いが密接に関わりあう問題群は、地域の未来に暗い影を落としている。しかし、様々な地域で問題解決に向けた動きがはじまっており、この問題に対する社会的な意識は高まっているといえる。そして、私たち誰もがある地域に属している限り、その地域が抱える問題の当事者なのである。

 そこで、未来社会の形成主体となる高校生諸君に、自らが住む地域にある問題の本質を明らかにして、その解決策を考察する中で、様々な地域が共生する社会のグランドデザインを明確に提言してほしい。